ネクストモードブログ

【Keeper】なぜKeeper PAMが必要なのか

作成者: Taka|2026/03/31 08:39

こんにちは!SaaSセールス永遠のニューカマーTakaです。

情シス・セキュリティ担当のみなさま、日々の運用おつかれさまです。

いきなりですが、情シス・セキュリティ担当のみなさまに質問です。

特権ID、ちゃんと管理できていますか?

お客様とお話していると、こんな声をよく聞きます。

  • 「パスワードは複雑にしているので大丈夫」
  • 「VPN経由で社内からしか入れないので安全」

もちろん大事な対策ですが、ここ数年のインシデントを見ると、それだけでは安心しきれないケースが増えています。

攻撃者は“ゼロから侵入して苦労する”よりも、まずは強い権限(管理者権限)を取りにいく動きが多いからです。

大規模インシデントの多くは特権ID管理が起点

記憶に新しいところでは、2025年秋ごろに国内でもランサムウェア被害が続きました。

https://info.nextmode.co.jp/blog/asahi-ghd-incident-zerotrust-report

 

細かい手口は事件ごとに違いますが、共通して語られることが多いのは「強い権限の取り扱いが甘いと、一気に被害が広がる」という点です。

報道された国内の大規模インシデントの中でも、

  • 大手メーカーで、外部委託先・リモート保守のために発行していた強い権限が足掛かりになり、影響範囲が連鎖的に広がったケース
    • 「保守ベンダーの作業用アカウントだから大丈夫」という前提で、権限が強いまま・期限なしのまま残っていたりします。
      • そこを起点に、夜間に複数サーバーへ横展開され、ADやファイルサーバーまで到達されると、被害が連鎖して一気に広がります。
  • 大手EC事業者で、運用・保守に関わるアカウント管理の弱点を突かれ、社内の広い範囲にアクセスが波及したと見られるケース
    • 運用担当の共有IDや、MFAが例外になっているアカウントがあると、突破された瞬間に「中の人の操作」に見えてしまいます。
      • 気づいたときには、監視設定の無効化やログ改ざん、バックアップ削除など、復旧を難しくする手当てまで終わっていることがあります。

さらに厄介なのが「二次被害」です。復旧作業と並行して、以下の対応に追われる形になります。

  • 取引先・委託先への影響確認(踏み台化の懸念)に関する問い合わせが増え、短い期限での状況説明
  • 社内での復旧対応に加えて、原因調査、経営層向けの報告、法務・広報対応、個別連絡
  • 権限がSaaS(メール、ストレージ等)にも波及している場合、アカウント停止・再発行、パスワードリセット、監査ログ確認
  • 信用の毀損が発生し、商談・更新・採用など中長期の影響

のように、「特権ID(強い権限)」の扱いが被害拡大に直結しやすい構図が見て取られます。

ここではイメージが湧きやすいように、よくある2パターンで整理します。

パターン1:奪われた管理者権限で、社内を横断される

攻撃者が管理者権限を手に入れると、夜間や休日に社内ネットワークを探索され、重要サーバーまで到達されてしまいます。

例えるなら全フロアに入れるマスターキーが、推測されやすい方法で保管されていた状態です。

パターン2:外部委託先に渡したID・パスワードが起点になる

保守や運用を委託していると、どうしても例外的な運用(委託先だけMFAが弱い、IDが使い回し、パスワード変更が止まっている等)が生まれがちです。

ここが起点になると、社内でどれだけ対策していても崩れてしまいます。

だから「PAM(特権アクセス管理)」が必要になる

「特権IDは大事」と分かっていても、実際にはこんな壁がありました。

  • PAMは導入が大掛かりで立ち上げに時間がかかる
  • コストが高い
  • 運用が複雑で、結局回らなくなりそう

このあたりが理由で、検討はしたものの見送ったという声も正直多いです。

なぜ私たちは Keeper PAM を推しているのか

そこで現場の課題を“現実的に”解消できる選択肢として、私たちがよくご提案しているのが Keeper PAM です。

 https://info.nextmode.co.jp/blog/what-is-privileged-access-management  

ポイントは以下のとおりです。

  • 外部業者に「パスワードそのもの」を渡さなくて済む運用に寄せられる
    • 必要な時だけ、必要な範囲でアクセスさせる形を作りやすいです
  • 例外になりがちな認証(MFAなど)を、仕組みで揃えやすい
    • 「委託先だけ設定が漏れていた」といった人為ミスを減らせます
  • 特権パスワードの保管・変更(ローテーション)を、運用として回しやすくなる
    • “分かっているけど手が回らない”を減らすイメージです

まとめ

攻撃の起点として狙われやすいのは特権IDです。

ここを放置すると、万が一のときに被害が大きくなりやすいです。

だからこそ、まずは「特権IDをどう渡しているか/どう保管しているか/どう変更しているか」を棚卸しするところから始めるのが現実的だと思います。

「うちの環境だと、どこから手を付けるのが良いか」「委託先との運用について」など、状況に合わせて整理しますので、お気軽にご相談ください!