新サービスを立ち上げるとき、資料にかっこいい「サービスの名称」や「サービスロゴ」があるといいな……。と思うことはありませんか?
「デザイナーに依頼するほど大げさな話ではないけれど、チーム内で『ちょっといい感じ』のものを作りたい」というときに、AI チームメイトが助けてくれます。デザイナーのペルソナを与えたAI チームメイトと一緒に、クリエイティブ制作に挑戦してみました。
※本記事はAI チームメイトのベータ版にて動作検証した内容になっています。
今回、AI チームメイトとして設定したのは、ブランディングデザイナーの「Youさん」です。
役割はあくまで「ブランド構築の支援」であり、プロフェッショナルかつ誠実なスタンスで対話を行います。具体的なスキルとして、ネーミング案の提示やデザイン意図の解説、さらには画像生成AI「Gemini」向けのプロンプト作成を定義しました。AI チームメイト自身は画像を生成できないため、Youさんが「ディレクター」、Geminiが「デザイナー」という役割分担です。
今回はデモとして、リリースするサービスは、「ソースコードを解析して構造を可視化するサービス」と設定し、Youさんにサービスの概要を説明しました。するとYouさんは
と、具体的な方向性を示してくれました。デザインやブランディングの知識がない私にもわかりやすく、また次に何を考えるべきかを教えてくれています。
いくつかのやり取りの後に「サービス名の候補を出して」とざっくり依頼したところ、Youさんはいくつかの候補を挙げてくれました。どれも良さそうなものでしたが、ふと「他社のサービスと同じような名前になっているのでは」と不安になり、Youさんに「同名のサービスはあるのか。商標も含めて調査して」と依頼したところ。以下のような結果が。
最初に、「他に同名のサービスがないこと」を明確に指示するべきでした。再度、「同名のサービスが存在しないこと」を条件に挙げてもらった候補が以下です。
ここから、「Layersight」と、日本語の「透架」を候補に絞り、ロゴ制作を進めました。
名称が決まれば、次はロゴです。Youさんは直接画像を生成できないため、実際の制作は画像生成AIの「Gemini」に委ねることになります。
ここで重要になるのがGeminiへの指示文(プロンプト)の精度です。Youさんに「Geminiのプロンプトを書いて」と指示をしたところ、
別タスクを自律的に作成してプロンプトを記述し、私に承認依頼を求めて来ました。肝心のスクリプトは、
Geminiへの指示は英語で、調整のヒントは日本語で書くという、丁寧な対応で驚きました。
そしてこのスクリプトをGeminiに与えたところ、以下の4つの画像が出てきました。
これを見て、色の調整やトーンの変更をYouさんに伝えると、調整のスクリプトを作ってくれますので、何度でもやり直しができます。
3つ目のデザインについて、「マスを大きくして赤系の色にしたい」という指示で作り直したスクリプトから出てきたのが、こちらです。いかがでしょうか。
決定したコンセプトやロゴ案をチーム内で共有するため、Youさんに検討経緯の資料化を依頼。すでにAI チームメイトとGoogleドライブを連携していたので、Youさんに直接スプレッドシートを作ってもらうことにしました。
ただ、どこまでの作業を依頼できるのかがわからなかったので、Youさんに直接確認したところ、「画像の直接挿入はシステム上の制約でできないので、画像の貼り付けは人間が行う」という回答でした。
そして実際のスプレッドシート制作は、やはり少々時間がかかりました。約5~10分ほどでしょうか。その間に別の仕事が進められるのであまり苦にはなりませんし、外部のデザイナーとやりとりをしたら数日間かかるやりとりです。それをここまで短縮できるのですから、大きな問題ではありません。
AI チームメイトの魅力は、自分たちが求める「プロフェッショナル」を自由自在に定義できる点にあります。
デザイナーが不在のチームにおいて、デザインの観点からアドバイスをくれるパートナーがいることは、アイデアの幅を広げる大きな助けになります。自分一人の業務を効率化するアシスタントとしてだけでなく、自分たちにはない知見や専門的な意見を聞きたいときにこそ、AI チームメイトはその真価を発揮してくれました。