ネクストモードの赤井です。
今回は、Netskopeのアプリケーションに対する可視化制御に関連する「Cloud App Definition」と、その機能の一つである「Universal Connector」について、実際に設定を試した様子を交えながら解説します。
Netskopeが、あらゆるクラウドアプリケーションのトラフィックを正しく識別し、セキュリティポリシーを適用するためには、そのSaaSが何であるかを定義する必要があります。これがCloud App Definitionです。
Netskopeでは標準で多くのSaaSをサポートしており設定なしでアクティビティの可視化が出来ますが、Netskopeが標準でサポートしていない下記のようなケースの場合の可視化にはCloud App Definitionの定義が必要になります。
このCloud App Definitionには、3種類の「コネクター」が提供されておりケース別に定義する必要があります。
今回は、この中から汎用性の高いUniversal Connectorを使って、SaaSを可視化する手順を解説します。
今回は調整さんを例にUniversal ConnectorでNetskopeに取り込むケースを想定して進めます。
1. Cloud App Definitionの作成
Settings > Security Cloud Platform > App Definition へ進み、NEW APP DEFINITION RULE > Cloud Appをクリックします。
Universal Connector App を選択します。UCA-Chouseisan)chouseisan.com)設定はこれだけ!
2.ログの確認
Skope IT > Application Eventsから作成したApp Nameで各種アクティビティを検知することができます。
今回、Cloud App DefinitionのUniversal Connectorに焦点を当てて解説してみました。
Netksopeは36,000を超えるクラウドサービスとアプリをサポートしており、日々サポート内容を更新しています。これまでUniversal Connectorでしか検知できなかったアクティビティも今後サポートする可能性がありますので定期的に確認してみてください。
次回はCloud App DefinitionのCustom Connector (カスタムコネクター)を解説したいと思います。