こんにちは。
三度の飯より寒空の中で待ち続けて食べた温かいラーメンが大好物なネクストモード株式会社のよねです。
今回は、現在のサイバーセキュリティ界を牽引するCrowdStrike Falcon(クラウドストライク・ファルコン)について取り上げます。
CrowdStrike Falconの核心部分であり、導入の際の「黄金セット」とも言われる『PIO(ピー・アイ・オー)』をご存知でしょうか。
無機質なアルファベットの並びに見えますが、その中身を覗いてみると、実は非常に合理的かつ「人間味」を感じるユニークな仕組みになっています。
今回はそんなPIOの正体について少し温かいツッコミを交えながら丁寧に解説していきます。
PIOとは、CrowdStrike Falconが提供する主要な3つの機能をセットにした通称です。それぞれの役割を、現場を支えるスタッフに例えて見ていきましょう。
※私の頭の中だと↓のイメージです。
「P」は、パソコン内に脅威が入り込むのを未然に防ぐ、第一防衛ラインです。
ちょっとお節介なくらいが今の時代は安心できるのかもしれませんね。
次に「I」。これはPCの中で起きている「すべての挙動」をログ(記録)として保存する機能です。
どんな機能?:万が一「P」の目を盗んで侵入者が入り込んでも、このInsightがすべての足跡を記録しています。後から「いつ、どこから入って何をしたか」を丸裸にできるため、迅速な立て直しが可能になります。
寡黙だけど、いざという時に『証拠はありますよ』と助けてくれる、そんな最高にクールな相棒です。
最後は「O」。これが、CrowdStrikeを特別な存在にしている「人間」による24時間の監視サービスです。
どんな機能?:世界トップレベルの専門家チームが、AIでも気づけないような、極めて巧妙なハッカーの予兆を24時間365日探し出します。
私的所感: 世界レベルのプロが自分専用のボディーガードになってくれるなんて、贅沢すぎて恐縮してしまいます。 私たちが深夜にぐっすり眠っている間も、地球のどこかで誰かが自分の代わりに画面を見つめてくれている。この「人の手の温もり」があるからこそ、私たちは本来の業務に集中できるのです。
結局、最後は人が守ってくれるという事実に一番ホッとしてしまいます。
セキュリティに「絶対」は存在しません。
だからこそ、「最新AI(P)」で大半を防ぎ、「完璧な記録(I)」で隙をなくし、最後は「プロの目(O)」で仕上げをする。この3段構えのサイクルを、たった一つの軽量なソフトで実現したのが、PIOというパッケージの凄さです。
PIOは、決して冷たいITツールではありません。
あなたのパソコンを何としても守ろうと奮闘する、「情熱あふれるチーム」そのものなのです。
ネクストモードでは、CrowdStrikeをはじめ、OktaやNetskopeを活用したSaaS・生成AIの包括的なセキュリティ対策をご支援しています 。
ご興味のある方は、ぜひお気軽にご相談ください!