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title: ガラパゴス諸島で考えたダーウィン『種の起源』
description: 1,500日以上旅を続ける経営者・里見が、世界一周の旅の訪問地として選んだのがガラパゴス諸島。チャールズ・ダーウィン研究所を訪ね、『種の起源』『ビーグル号航海記』を手がかりに、進化論の視点から、多様性ある組織の価値、人為選択、ゾウガメの保全、生成AIと人間の棲み分けまで考えました。旅先で得た気づきを綴ります。
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目次

 2026/11/05 16:27

# ガラパゴス諸島で考えたダーウィン『種の起源』

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日本酒をこよなく愛する里見です。2020年7月に会社を設立して以来、これまでに1,000日以上を旅先で過ごしてきました。今年はスターアライアンスの世界一周航空券を使い、旅をしながら働いています。

2026年10月25日からガラパゴス諸島を訪れ、滞在中にチャールズ・ダーウィン研究所を見学しました。そこで考えたことをブログにまとめておきたいと思います。

なお、ダーウィン『種の起源』には「ガラパゴス諸島」という語が数回しか出てきません。ガラパゴス諸島については、ダーウィン『ビーグル号航海記』第16章に詳しく書かれています。

![6f0f9c65-44cb-49bb-b042-c8cb152b9254](https://info.nextmode.co.jp/hs-fs/hubfs/6f0f9c65-44cb-49bb-b042-c8cb152b9254.jpg?width=800&height=1067&name=6f0f9c65-44cb-49bb-b042-c8cb152b9254.jpg)

ガラパゴス諸島は、思っていたような灼熱の地ではなく、意外と過ごしやすいところでした。それでも今年は歴史的な「スーパーエルニーニョ現象」の影響により、、海面水温が平年より最大で約3℃〜4℃高くなっているようです。ダーウィン『ビーグル号航海記』には、以下の記述があります。

*「これらの島は赤道直下におかれているが、気候は決して極度に熱くはない。これは主として大きな南極潮流によってここへもたらされた周囲の海水が、珍しいほど温度が低いために惹きおこされるらしい。 」*

この冷たい海水は、現在では主にフンボルト海流（ペルー海流）や、深層から冷水が湧き上がる赤道潜流（クロムウェル海流）の影響によるものと理解されています。

![9ba4d1be-44a2-4374-810f-98842cfa5cd0](https://info.nextmode.co.jp/hs-fs/hubfs/9ba4d1be-44a2-4374-810f-98842cfa5cd0.jpg?width=800&height=600&name=9ba4d1be-44a2-4374-810f-98842cfa5cd0.jpg)  
ガラパゴス諸島の海

## 進化論から見えてくる多様性に富む組織の必要性

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『種の起源』は、生物は時間とともに変化し、現在地球上に見られる多様な種は、ごく少数、あるいはただ一つの祖先から枝分かれして生じた、というダーウィンの考えを示した書物です。

![7e358922-8e25-4937-ad4a-8f8f5cab7bb7](https://info.nextmode.co.jp/hs-fs/hubfs/7e358922-8e25-4937-ad4a-8f8f5cab7bb7.jpg?width=800&height=1173&name=7e358922-8e25-4937-ad4a-8f8f5cab7bb7.jpg)

当時のヨーロッパ諸国には、生きとし生けるものは神の被造物であるというキリスト教の教義が根強くありました。ローマ教皇庁が進化論を肯定的に評価したのは1996年のことで、当時の教皇ヨハネ・パウロ2世は、教皇庁科学アカデミーへのメッセージの中で、進化論を「単なる仮説以上のもの」と述べています。

本書は、亜種や変種として分類される集団も、もとは同じ種から生じており、種と変種の違いは程度の差にすぎないと主張しています。だとすれば、種内の変異（多様性）は進化の素材であり、少数派の変異も、環境が変われば次の時代の主流になりうるはずです。たとえば「第4章　自然淘汰」には、以下のくだりがあります。

*「いかなる種でも、変異した子孫は構造を多様化すればするほど、うまく生存できる可能性が高くなり、他の生物が占めている場所に侵入できるようになる。」*

*「すべての種が個体数を増やそうとして常に闘争を演じる中で、多様化した子孫ほど、生きるための闘いで勝利する可能性が高くなることだろう。」*

変異をもつ少数派の個体が、環境の変化によっては未来を担いうるという考え方は、とても魅力的です。私はそこに、この本の多様性にかかわる魅力を感じました。これを組織に置き換えるならば、マジョリティだけで構成された組織よりも、マイノリティを包摂する組織のほうが、環境変化に適応しやすく、イノベーションも起こりやすく、持続可能性に富んでいると言えるのではないでしょうか。ただし、これは生物学の知見を組織論に当てはめた類推であり、実証には別途の研究が必要です。自然淘汰の理論が必ずしも強者の理論ではないと言われる理由が、わかった気がします。

なお、ガラパゴス諸島にはかつて13の系統（現在は別種として扱う見解が主流）のゾウ亀が生息していましたが、ピンタゾウガメの最後の個体ロンサム・ジョージが2012年に死亡したことで12系統となりました。さらに古くは15系統が生息していたとされます（分類や数え方には研究者により諸説あります）。

 

![7eb293cc-12e9-44f1-9511-9aee4c209401](https://info.nextmode.co.jp/hs-fs/hubfs/7eb293cc-12e9-44f1-9511-9aee4c209401.jpg?width=800&height=600&name=7eb293cc-12e9-44f1-9511-9aee4c209401.jpg)推定年齢100歳のロンサム・ジョージのはく製、かなり巨大です

## 獲得形質は遺伝しない

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ただし、『種の起源』が刊行された1859年の時点では、メンデルの遺伝の法則はまだ発表されておらず（発表は1866年、再発見は1900年）、ダーウィンも遺伝のメカニズムを理解していませんでした。そのため、本書には現在の知見と合わない記述もあります。たとえば「第1章　飼育栽培下における変異」には、以下のくだりがあります。

*「使用頻度が形態に影響を及ぼす例である。家畜には必ず、耳が垂れている品種がいるものだ。耳が垂れているのは、耳の筋肉を使わなくなったためであり、それは危険を察知するために耳をそばだてる必要がなくなったからだという説があるが、それは理にかなっているように思える。」*

飼育栽培下で変異が生じ、人為選択によって蓄積されていくことは、いまでは生物学の常識です。ダーウィンも、こうした具体例を何度も丁寧に挙げて解説しています。一方、上の引用にある「器官の使用・不使用による変化が子孫に遺伝する」という（用不用説に通じる）説明は、基本的に獲得形質は遺伝しないと考えられている現代では支持されていません。ただし、エピジェネティックな変化が世代を超えて影響する可能性は研究が進められており、従来の遺伝の仕組みとは区別して議論されています。

人間の例で考えてみます。寒冷な地域で育つと発汗量が少なくなる傾向があるのは、乳幼児期（生後2〜3年）の環境によって、実際に汗を出す能動汗腺の数が決まるためです。これは個体が環境に順応した結果であり、生後に獲得した変化（獲得形質）が遺伝するわけではありません。耳の筋肉を使おうが使うまいが、生まれた後に鍛えられた筋肉は遺伝しません。たとえば、ボディビルダーの子どもが筋肉隆々に生まれるわけではない、ということです。

## **豚の飼育から考える、飼育栽培下における変異**

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次に、私が10回以上訪れているベトナム北部サパの黒モン族が飼う豚に、ダーウィンの考え方を当てはめてみます。イノシシから家畜化された豚は、約1万年にわたる家畜化と選抜の過程で、攻撃性が低く多産な動物へと変わってきました。黒モン族が飼う黒豚もその系譜にあります。もとは、「脇に抱える」を意味するベトナム語の「カップナック（cắp nách）」と呼ばれる小型の在来種で、野山での放し飼いのため、半年で20〜30kg程度にしか育ちませんでした。

しかし近年は、現金収入を得るために商業養豚へ移行する農家が増えています。成長の早い品種との交雑や、トウモロコシや米ぬかなどの飼料の給餌、半放牧といった飼育法の変化により、半年で80kgに達するハイブリッド豚が主流になりつつあります。肉は旨味を保ちつつ引き締まり、上品な甘みと適度な霜降りがあるため、郷土料理として高く評価されています。人為選択による変異の蓄積という、ダーウィンの指摘に沿って育てられた豚は、本当に美味しいです。

![85cf13ab-399e-4617-ab7b-ce9dbb2975e9](https://info.nextmode.co.jp/hs-fs/hubfs/85cf13ab-399e-4617-ab7b-ce9dbb2975e9.jpg?width=800&height=1067&name=85cf13ab-399e-4617-ab7b-ce9dbb2975e9.jpg)サパで飼育している豚、あっという間に80kgになり、1年で100kgを越えます

 

## **亀は美味いのか？**

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人間がどれだけ亀を捕食して減少に追いやったか、その一端は、ダーウィン『ビーグル号航海記』に記載されています。以下は、チャールズ島（現在のフロレアナ島）での記述です。

*「住民は貧乏をこぼしてはいるが、大した骨もおらずに生活の資を得ている。森のなかには野ブタやヤギがたくさんいるが、一貫した動物性食糧品は亀によって供給されている。むろん、亀の数はこの島ではひどく減らされたが、それでも人は二日の漁をやれば、一週間の食糧にありつけるものときめてかかっている。昔は一艘の船で七百匹もはこびさり、数年前にはフリゲート艦の乗組員たちは、一日のうちに二百匹も亀を捕まえたそうである。」*

そんなに亀は美味しいのかと、不埒なことを考えましたが、食料も水もやらずに数か月生きる亀は、長い航海において「生ける缶詰」として重宝されたようです。塩漬けなどの保存食にも加工されたようです。どんな味がしたのでしょうか。ダーウィン『ビーグル号航海記』には以下の記載があります。

*「そこにとどまっているあいだ、わたしたちはまったく亀の肉で生活した。胸の甲羅の上に肉をのせて焼くと（あのガウチョ人がカルネ・コン・クエロをやるように）、なかなかうまい。子亀はりっぱなスープになる。 」*

## チャールズ・ダーウィン研究所

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そんな亀も、野生の個体数は現在、約3万頭から3万5,000頭程度まで減少し、最盛期の10％程度にとどまる、といわれます。それでも現在は保護活動によって、回復傾向にあるようです。私が10月に訪れたガラパゴス諸島のチャールズ・ダーウィン研究所では、多くの絶滅危惧種の飼育下繁殖が行われていました。

![909b35cd-01a1-4206-94a7-7085aec38cec](https://info.nextmode.co.jp/hs-fs/hubfs/909b35cd-01a1-4206-94a7-7085aec38cec.jpg?width=800&height=600&name=909b35cd-01a1-4206-94a7-7085aec38cec.jpg)チャールズ・ダーウィン研究所

![9eadab24-2c36-4bc3-90c3-57650230630b](https://info.nextmode.co.jp/hs-fs/hubfs/9eadab24-2c36-4bc3-90c3-57650230630b.jpg?width=800&height=600&name=9eadab24-2c36-4bc3-90c3-57650230630b.jpg)

敷地の中にある大きなサボテン

2026年2月にフロレアナ島へ放流された158頭のゾウガメにはGPS発信機が装着され、行動が追跡されているほか、繁殖も計画的に管理されていました。ダーウィンが論じた人間の動物への関与は、家畜の人為選択でした。ビーグル号の航海から約190年後、自らも食べていた亀を、人間が保全のために繁殖管理する時代が来るとは、ダーウィンも予測していなかったのではないでしょうか。

![0083862d-f08f-4a23-b057-745e828831a9](https://info.nextmode.co.jp/hs-fs/hubfs/0083862d-f08f-4a23-b057-745e828831a9.jpg?width=800&height=600&name=0083862d-f08f-4a23-b057-745e828831a9.jpg)飼育されている子亀

![1e63cddb-c935-486b-9174-660cf2206f26](https://info.nextmode.co.jp/hs-fs/hubfs/1e63cddb-c935-486b-9174-660cf2206f26.jpg?width=800&height=600&name=1e63cddb-c935-486b-9174-660cf2206f26.jpg)亀が太りすぎてしまうため、週に3日だけ餌を与えている

![bb187f26-4419-4f71-b2b3-5b0fae498d96](https://info.nextmode.co.jp/hs-fs/hubfs/bb187f26-4419-4f71-b2b3-5b0fae498d96.jpg?width=2048&height=1536&name=bb187f26-4419-4f71-b2b3-5b0fae498d96.jpg)繁殖のために親亀も飼育されている、オス1頭に対してメス2頭が割り当てられていて、オス亀は幸せだとガイドは言っていた

![c7e4c720-6dbe-40f0-8b4a-3badb1246c0f](https://info.nextmode.co.jp/hs-fs/hubfs/c7e4c720-6dbe-40f0-8b4a-3badb1246c0f.jpg?width=2048&height=1536&name=c7e4c720-6dbe-40f0-8b4a-3badb1246c0f.jpg)亀の年齢ごとに策で覆われて飼育されている

![e6ae4757-7149-42f3-a715-89cecc238399](https://info.nextmode.co.jp/hs-fs/hubfs/e6ae4757-7149-42f3-a715-89cecc238399.jpg?width=800&height=600&name=e6ae4757-7149-42f3-a715-89cecc238399.jpg) アルナルド・トゥピサ、ガラパゴス諸島に3箇所ある亀の繁殖施設がある中の一つ

## 生成AIと『進化論』

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近年は、テクノロジーが人間の身体機能を拡張・補完しはじめています。中国では脳にチップを埋め込む臨床試験が進み、日本でも、AI搭載の眼鏡やレーシックによる近視矯正などが浸透しています。これらは遺伝的な進化ではありませんが、人間が自らの身体のあり方に介入する時代に入ったことを示しています。

さらに、生成AIの進化によって、人類の役割がAIに取って代わられる可能性まで議論される現代において、ダーウィンの進化論は、新たな意味を持ちはじめていると感じました。  
その意味を考えるうえで示唆的なのが、ダーウィンの「生存闘争」の考え方を発展させた、ガウゼの「競争的排除の原理」です。この原理によれば、同じ資源を同じように必要とする（生態的地位が完全に重なる）複数の種が同じ場所にいると、安定的な共存は難しく、競争に劣るほうが排除されます。ダーウィンは『種の起源』第3章で、数種類の小麦の品種を混ぜて播くと、やがて最も適した品種が他を圧倒していくことを述べており、ガウゼはこの考え方を、1930年代に、ゾウリムシの近縁2種を用いた実験で科学的に実証しました。

![darwin\_wheat\_mixed\_sowing](https://info.nextmode.co.jp/hs-fs/hubfs/darwin_wheat_mixed_sowing.png?width=800&height=518&name=darwin_wheat_mixed_sowing.png)

この考え方に基づくと、生成AIと人間が同じ資源や役割を必要とする（ニッチが重なる）場合にどうなるのか、シンギュラリティに到達したAIによる人間の淘汰という、SF的な未来が想像できます。ただし、AIは生物ではなく、競争的排除の原理を直接当てはめることはできないため、これはあくまで比喩的な思考実験です。競争的排除は、ニッチが分かれる（棲み分ける）ことで回避できます。果たして、これから数年のうちに、人間はAIと棲み分けるための独自のニッチ（固有の能力）を獲得できるのでしょうか。

“To be, or not to be, that is the question.”

「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」（シェイクスピア『ハムレット』）

![9633475f-d7aa-4147-9c0d-dedd25da48f9](https://info.nextmode.co.jp/hs-fs/hubfs/9633475f-d7aa-4147-9c0d-dedd25da48f9.jpg?width=800&height=600&name=9633475f-d7aa-4147-9c0d-dedd25da48f9.jpg)ダーウィン研究所に併設された動植物の標本施設には7,500種以上が保存されている、近い将来、絶滅危惧種として人間が標本として保存される日が来るのでしょうか

 

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