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【KeeperPAM】利用者へ安全にサーバーリソースを共有してみた|Nextmode Blog

作成者: kusumin|2026/04/07 09:14

はじめに

こんにちは、 ネクストモード株式会社 のSaaSおじさん久住です。

今回は「KeeperPAMで、管理者が作成したサーバーリソースを利用者へ共有する方法」についてご紹介します。

PAMを使った運用では、下記の要件が出てきます。

  • 利用者には接続だけできるようにしたい
  • パスワードやSSH鍵などの認証情報は見せたくない
  • Keeper GatewayやPAM構成などの設定変更権限も渡したくない

本記事では、上記の要件を満たしつつ、利用者がクリック操作だけで接続できる状態までを、画面イメージ付きでまとめます。

KeeperPAMのセットアップについては下記ブログをご覧ください。

KeeperPAMで「共有」をするメリット

従来のサーバーへの認証情報の共有だと、下記のような運用負荷とリスクがセットで付いてます。

  • SSHパスワードを教える
  • 秘密鍵を配布する
  • VPN配布や踏み台を用意する

一方、KeeperPAMの「レコード分割」と「共有」運用を前提にすると、下記のようなメリットがあります。

  • 利用者は認証情報を知らないまま接続できる
  • 管理者側で接続先と権限を一元管理できる
  • セッションアクティビティで誰がいつアクセスしたか追える

今回やりたいこと

管理者側では、ユーザーの認証情報を置くフォルダと、接続先リソースを置くフォルダが見えています。

しかし利用者側には、下記のような状態にしたいと思います。

  • ユーザーフォルダ(認証情報)は見せない
  • リソースフォルダの中の「接続用レコード(PAMマシン)」だけ見せる
  • 接続はできるが、認証情報や設定の編集はできない

やってみた

リソースフォルダを利用者に共有

管理者のKeeper Vault上で、共有したいリソースを格納しているフォルダ(リソースフォルダ)を開きます。
フォルダの共有設定画面を開き、「ユーザー」タブから編集を行います。

共有相手は、個人ユーザーでも、チーム単位でも指定できます。
ここでのポイントは、利用者に渡すのはあくまでリソース(接続先)へのアクセスであることです。下記については見せない&触らせない運用にします。

  • 認証情報を格納しているユーザーフォルダ
  • Keeper GatewayやPAM構成などの設定

利用者側でどう見えるか

共有が完了すると、利用者のKeeperのマイボルトから、共有されたリソースフォルダが見えるようになります。

サーバーリソースへの接続テスト

共有されたリソースから、テスト用のLinuxサーバーに接続してみましたが、問題なく接続できました。

重要なのは、利用者側で下記のような作業が不要な点です。

  • パスワードの入力
  • SSH鍵のコピー

共有設定を適切に行っていれば、利用者は下記を変更できない状態になります。

  • 認証情報(ユーザーレコード)
  • Keeper Gateway関連の設定

また、Linux側の権限も通常ユーザーのままにしておけば、当然ながら管理者権限の操作はできません。例として、パスワード変更系の操作を試しても、権限がないため実行できないことが確認できます。

セッションアクティビティを確認すると、誰がいつアクセスしたかを判別できます。

「認証情報は見せずに接続させたい」だけでなく、「あとから追える状態にしたい」運用にも向いています。

さいごに

本記事では、KeeperPAMで管理者が用意したサーバーリソースを、利用者へ安全に共有する方法を紹介しました。

利用者には接続だけを許可し、認証情報やPAM構成には触れさせない、という運用が取りやすいのがKeeperPAMの良いところです。

是非活用してみてはいかがでしょうか!