こんにちは、SaaSエンジニアのきうちです。
これまでの記事で、Asana単体でプロジェクト管理を劇的に効率化する方法を解説してきました。しかし、真の業務効率化は、Asanaだけで完結するものではありません。私たちは日々、メール、チャット、ファイル共有、カレンダーなど、様々なツールを使いながら仕事をしています。
Excelでの管理は、これらのツールとの連携が非常に難しく、情報が散在したり、手動でのデータ移行が必要になったりすることが多々ありました。しかし、Asanaは多くの外部ツールとシームレスに連携することで、業務効率化の可能性をさらに大きく広げてくれます。
今回は、Asanaと他の人気ツール(特にSlackとGoogle Workspace)を連携させることで、どのように業務が効率化されるのか、具体的な事例を交えながらご紹介します。
Excelでのプロジェクト管理では、例えばチャットでタスクの依頼があっても、それをExcelに手動で転記したり、メールで共有されたファイルを個別に管理したりと、ツール間の「壁」に阻まれていました。結果として、情報が分断され、コミュニケーションコストが増大し、抜け漏れや二重入力のリスクが高まっていたんです。
Asanaは、この「ツール間の壁」を取り払い、日々の業務フローをよりスムーズに、より自動化されたものへと変革します。
数ある連携の中から、特に活用頻度の高いツールとの連携をご紹介します。
もはやビジネスチャットの定番となったSlack。Asanaと連携することで、チャットでの会話をそのままタスクに変換したり、Asanaの更新情報をSlackに通知したりと、コミュニケーションとタスク管理をシームレスにつなげます。
多くの企業で利用されているGoogle Workspaceも、Asanaとの連携でさらに強力なツールになります。
Asanaは上記以外にも、さまざまなツールと連携できます。
Excelでのプロジェクト管理では、各ツールが孤立し、情報がサイロ化しがちでした。しかし、Asanaの外部ツール連携を活用すれば、日々利用するコミュニケーションツールやファイル共有ツール、カレンダーなどとの壁を取り払い、「繋がる」業務フローを構築できます。
これにより、情報転記の手間がなくなり、コミュニケーションの効率が上がり、常に最新の情報にアクセスできるようになります。結果として、チーム全体の生産性が向上し、よりスムーズなプロジェクト進行が実現するでしょう。
せっかくAsanaを導入するなら、ぜひこれらの連携機能を活用して、あなたの「Excel地獄」を完全に過去のものにしてください。
次回は、現在Excelで管理しているタスクリストを、Asanaにスムーズに移行する具体的なテクニックについて解説します。