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【Asana | 脱Excelシリーズ】Asana×他ツール連携で広がる業務効率化の世界(Slack、Google連携など)

作成者: きうち|25/09/30 22:00

こんにちは、SaaSエンジニアのきうちです。

これまでの記事で、Asana単体でプロジェクト管理を劇的に効率化する方法を解説してきました。しかし、真の業務効率化は、Asanaだけで完結するものではありません。私たちは日々、メール、チャット、ファイル共有、カレンダーなど、様々なツールを使いながら仕事をしています。

Excelでの管理は、これらのツールとの連携が非常に難しく、情報が散在したり、手動でのデータ移行が必要になったりすることが多々ありました。しかし、Asanaは多くの外部ツールとシームレスに連携することで、業務効率化の可能性をさらに大きく広げてくれます。

今回は、Asanaと他の人気ツール(特にSlackとGoogle Workspace)を連携させることで、どのように業務が効率化されるのか、具体的な事例を交えながらご紹介します。

 

Excel管理では不可能だった「ツール間の壁」をなくす連携

Excelでのプロジェクト管理では、例えばチャットでタスクの依頼があっても、それをExcelに手動で転記したり、メールで共有されたファイルを個別に管理したりと、ツール間の「壁」に阻まれていました。結果として、情報が分断され、コミュニケーションコストが増大し、抜け漏れや二重入力のリスクが高まっていたんです。

Asanaは、この「ツール間の壁」を取り払い、日々の業務フローをよりスムーズに、より自動化されたものへと変革します。

 

Asanaと連携で業務効率が飛躍的に向上する事例

数ある連携の中から、特に活用頻度の高いツールとの連携をご紹介します。

1. Asana × Slack:コミュニケーションから直接タスク化

もはやビジネスチャットの定番となったSlack。Asanaと連携することで、チャットでの会話をそのままタスクに変換したり、Asanaの更新情報をSlackに通知したりと、コミュニケーションとタスク管理をシームレスにつなげます。

  • Slackから直接Asanaタスクを作成
    Slackの会話中に生まれた新しいアイデアや決定事項を、その場でAsanaのタスクとして作成できます。「後でAsanaに入力しよう」と忘れてしまう心配がなくなります。
  • Asanaの更新情報をSlackに通知
    特定のプロジェクトのタスクが完了した際や、コメントが追加された際に、設定したSlackチャンネルに自動で通知を送ることができます。これにより、チームメンバーは常に最新の進捗状況をリアルタイムで把握でき、情報共有の手間が省けます。
  • Slack上でタスクの詳細を確認・更新
    Asanaアプリを導入すれば、Slackの会話中にAsanaのタスクリンクを貼ると、その場でタスクの詳細情報を確認したり、担当者を変更したりといった簡単な操作が可能です。

 

2. Asana × Google Workspace(Google ドキュメント、スプレッドシート、ドライブ、カレンダーなど):情報とスケジュールを一元管理

多くの企業で利用されているGoogle Workspaceも、Asanaとの連携でさらに強力なツールになります。

  • Google Driveとの連携
    AsanaのタスクにGoogle Drive上のファイルを直接添付できます。これにより、「あの資料どこにあるんだっけ?」と探す手間がなくなり、タスクに関連する情報を一か所に集約できます。ファイルのバージョン管理もGoogle Drive側で自動で行われます。
  • Google カレンダーとの連携
    Asanaで設定したタスクの期限を、Googleカレンダーに自動的に表示させることができます。自分のカレンダーを見れば、今日のタスクや今後のスケジュールが一目で分かり、個人の時間管理も効率化されます。
  • Gmailからのタスク作成
    Gmailの受信トレイから直接Asanaのタスクを作成できるアドオンもあります。メールで依頼された内容を即座にタスク化し、抜け漏れを防げます。

 

3. その他の便利な連携事例

Asanaは上記以外にも、さまざまなツールと連携できます。

  • Microsoft Teams
    Slackと同様に、Teamsの会話からタスクを作成したり、Asanaの通知を受け取ったりできます。
  • Zoom/Google Meet
    会議の議事録をAsanaタスクと紐付けたり、会議から生まれたアクションアイテムを直接タスク化したりできます。
  • Formstack/Google Forms
    外部からの問い合わせや申請を自動的にAsanaタスクとして作成し、ワークフローを開始できます。

 

まとめ:Asana連携で「繋がる」業務フローを構築しよう

Excelでのプロジェクト管理では、各ツールが孤立し、情報がサイロ化しがちでした。しかし、Asanaの外部ツール連携を活用すれば、日々利用するコミュニケーションツールやファイル共有ツール、カレンダーなどとの壁を取り払い、「繋がる」業務フローを構築できます。

これにより、情報転記の手間がなくなり、コミュニケーションの効率が上がり、常に最新の情報にアクセスできるようになります。結果として、チーム全体の生産性が向上し、よりスムーズなプロジェクト進行が実現するでしょう。

せっかくAsanaを導入するなら、ぜひこれらの連携機能を活用して、あなたの「Excel地獄」を完全に過去のものにしてください。

次回は、現在Excelで管理しているタスクリストを、Asanaにスムーズに移行する具体的なテクニックについて解説します。