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【Notion】カスタムエージェントを安全に運用する方法を考えてみた |Nextmode Blog

作成者: 鮎澤耕平|2026/05/18 09:29

はじめに

こんにちは、ネクストモードの鮎澤です。

2026年5月4日に正式版としてカスタムエージェントがリリースされました。今まで手動で行っていた反復作業やメンバーの近況報告の集約、社内問い合わせへの回答などを自動化するワークフローを組めるようになり、より自分の業務に集中できるようになったと思います。

一方で、不要なカスタムエージェントが動き続けるとクレジットを無駄に消費してしまい、コスト増加につながる可能性があります。加えて、カスタムエージェントを作成できるユーザーを制御するなど、ワークスペースオーナー側で適切に管理したい場面もありますよね。

本ブログでは、ワークスペースオーナーがカスタムエージェントをコントロールするための機能や運用で確認すべきポイントをご紹介します。以下の公式ドキュメントおよびリリースノートとあわせて、カスタムエージェントの運用の参考になれば幸いです。

 

カスタムエージェントのNotionクレジットの購入と使用状況の追跡

リリースノート

カスタムエージェントを作成できるユーザーを制御する

エンタープライズプランをご利用中の場合、ワークスペースオーナーはカスタムエージェントを作成できるユーザーを制御することができます。設定場所は 設定Notion AIエージェントタブ で設定することができます。

「ワークスペースオーナーのみ」や「ワークスペースメンバー全員」は文字通りなので紹介は割愛しますが、「ワークスペースオーナーと追加されたグループのみ」の設定方法について説明します。

「ワークスペースオーナーと追加されたグループのみ」では 設定メンバーグループタブ で設定したグループを指定することができます。ワークスペースオーナー以外にもカスタムエージェントを管理するユーザーを指定する際は、専用のグループを作成してそのグループを追加しましょう。

クレジットダッシュボードを活用する

ワークスペースオーナーはクレジットダッシュボードを活用して、支出を予測することができます。クレジットダッシュボードは 設定Notionクレジット にあり、下図のようなグラフを確認することができます。

組織機能を使って複数ワークスペースを管理している場合は、組織コンソールから Notionクレジット をクリックすると、下図のように複数ワークスペースの合計のクレジット消費を確認することができます。また、組織機能をご利用中であれば、組織コンソールから下図の赤枠のようにOn-demandのオン/オフを切り替えることができます。

組織機能を使っていない場合は、設定NotionクレジットOn-demandトグル からオン/オフを切り替えられます。

ワークスペースレベルの月間クレジット上限設定

本設定は、エンタープライズプランをご利用中のワークスペースで設定することができる機能です。先にワークスペースレベルの月間クレジット上限設定の注意点を述べさせていただきます。

月間クレジット上限設定の注意点は、新規および既存のすべてのエージェントに適用される点が挙げられます。例えば安易に月間クレジット上限を「1000」と設定してしまうと、カスタムエージェントによってはすぐに止まってしまい、業務影響が発生する可能性があります。そのため、運用が安定してから月間クレジット上限を設けるか検討し、必要に応じて設定しましょう。また、個別にカスタムエージェントの月間クレジット上限設定が可能なので、こちらも必要に応じて設定しましょう。

設定Notionクレジット をクリックし、下にスクロールするとすべてのカスタムエージェントを確認することができ、その中に「クレジットポイントの上限」があるので、ワークスペースレベルの月間クレジット上限を1つ設定することができます。

Notionクレジットを使い切る前にワークスペースオーナーができること

ここまでで、ワークスペースオーナーが制御できる機能についてご紹介しました。カスタムエージェントの運用が安定してくると、クレジット消費のグラフは概ね右肩上がりの直線に近い形になります。

一方で、クレジット消費のグラフが跳ね上がり消費が急激に増えている場合は、放置するとクレジットを使い切ってしまう可能性があります。本章では、ワークスペースオーナーが事前にできることや対策をまとめます。

通知を見逃さない

はじめに、ワークスペースオーナーはNotionクレジットを使い切る前に、事前にアプリ内またはメールで通知を受け取ることができます。この通知はワークスペースのNotionクレジット使用量が、80%および100%に達した時点で発報するようになっています。使用量100%の通知で事態に気付くと手遅れになりがちですが、80%であればエージェントが停止する前に対策できるので、通知を見逃さないようにしましょう。

クレジットダッシュボードを定期的にチェックする

通知を受け取る前にクレジットダッシュボードで、急な跳ね上がりがないか定期的にチェックするのもおすすめです。異常なグラフになっていたら、下の方にスクロールして「使用済みNotionクレジットポイント」を確認し、明らかに使用量が高いカスタムエージェントがないか確認しましょう。下図赤枠の「使用済みNotionクレジットポイント」をクリックすると、昇順/降順でソートすることができます。

カスタムエージェントごとに月間上限設定する

ワークスペースオーナーやNotion推進メンバーがガイドラインを整備し、ユーザーへカスタムエージェントを作成する際に月間上限を設定するようにアナウンスしましょう。カスタムエージェントを作成したユーザーが責任をもってクレジットの月間上限を設定することで、予期せぬクレジット消費を抑えることができます。

もし、月間上限設定されていない場合でも、ワークスペースオーナーは他のユーザーが作成したカスタムエージェントの月間上限を変更することができます。設定箇所は 設定Notionクレジット から下にスクロールして、赤枠の変更したいカスタムエージェントの行にある「クレジットポイントの上限」をクリックして、数値を入力します。

何度もお伝えしますが、黄色枠の「クレジットポイントの上限」をクリックして変更すると、新規および既存のすべてのエージェントに適用されてしまいますので、押し間違いにご注意ください。

カスタムエージェントの棚卸

ワークスペースオーナーは 設定Notion AIエージェントタブ でカスタムエージェントの一覧を確認することができます。ここでは「いつ」「誰が」作ったカスタムエージェントか、「使用済みクレジットポイント」や「どのアプリと繋いでいるか」など詳細な情報を確認することができます。

クレジット消費が多いカスタムエージェントがある場合、作成者に連絡してカスタムエージェントの用途をヒアリングしましょう。その後、素直に作成者へクレジット消費が多いことを伝えて、スリム化や不要なら削除といったコミュニケーションができると理想的です。

ただし、『作成者と連絡がつかない』ケースもあるでしょう。その場合は、メンバーに用途をヒアリングして対策を検討しましょう。メンバーに聞いても用途不明な場合は緊急対応として、同じ画面から下図の赤枠のように、エージェントを無効化しましょう。無効化後に業務影響がないか確認し、影響がある場合はエージェントを有効化して消費を抑えるように対策してください。

まとめ

カスタムエージェントを安心・安全に利用するにあたり、ワークスペースオーナーが確認するべき機能や注意点などご紹介しました。カスタムエージェントは業務の反復作業を減らし、ユーザーが本来やるべきことに集中させてくれる頼れる仲間です。

その一方で、運用が軌道に乗るほどクレジットは着実に消費され、気づいたときには枯渇してしまうという事態も起こり得ます。

だからこそワークスペースオーナーは、作成権限のコントロールと消費の可視化、そして上限設定と棚卸をセットで運用することが重要です。まずは『通知を見逃さず』『ダッシュボードを定期的に見る』ことから始めて、カスタムエージェントの活用していきましょう。

 

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