こんにちは、ネクストモードの鮎澤です。
日々の予定はGoogleカレンダーで管理しつつ、議事録やタスクはNotionに集約している——そんな方は多いのではないでしょうか。ただ、カレンダーに入れた予定を「あとでNotionにも残しておこう」と転記するのは、地味に面倒な作業です。
そこで今回は、Googleカレンダーでイベントを作成すると、自動でNotion データベース(以下、DB)にイベントページが作られ、そのページのURLがカレンダーのメモ欄に書き戻されるカスタムエージェントを作ってみました。予定の作成・更新・削除までDBに同期されるので、カレンダーとNotionを行き来する手間がなくなると思いますので、同じ悩みを持っている方はぜひご参考ください。
なお、今回のゴールは Googleカレンダー → Notion の一方向同期 です。「Notion側で編集した内容をGoogleカレンダーに戻す」ところまでは対象外としています。
本構成では、カスタムエージェントのトリガーに「カレンダー」を使います。このトリガーはNotionカレンダーと連携したカレンダーのイベントを検知する仕組みのため、あらかじめGoogleカレンダーとNotionカレンダーを連携しておく必要があります。連携手順は以下のブログにまとめているので、まだの方は先にそちらをご覧ください。
また、今回は検証のため、Googleカレンダーの「他のカレンダー」から「Notion Demo」という名前でカレンダーを追加しています。追加したカレンダーがNotionカレンダーに表示されていれば準備OKです。
まずは、イベントを溜めていくDBを用意します。とはいえ手作業で作る必要はなく、Notion AIエージェントにいい感じに作ってもらいましょう。プロンプトは以下のとおりです。
“このページ内にインラインデータベースで、イベントカレンダーを蓄積するデータベースを作成してください。ビューはテーブルビューのみでOKです。”
下図のようなDBが作成されていれば大丈夫です。
それではカスタムエージェントを作成していきましょう。
我流ですが、私はカスタムエージェントを作成するときに、先に指示文以外を設定してしまいます。対話しながらNotion AIがトリガーやアクセス先を設定することもできるのですが、個人的に設定箇所を行ったり来たりすると面倒だなと感じてしまいます。そのため前提を決めておくことで、Notion AIとの対話は「指示文を作成」に集中することができるので、対話が楽になりますし指示のブレが減る気がします。
その前提となる設定は以下のとおりです。設定が終わったら一度保存しておきましょう。
枠組みができたら、いよいよ対話式に指示文をNotion AIに作ってもらいます。今回は次のプロンプトを投げました。
“以下の条件でカスタムエージェントを動かしたいです。
・イベントが作成されたら(イベントカレンダーDBのURL)へイベントを作成してください
・データベースに追加したイベントのURLをカレンダーのメモ欄に記載してください
・メモ以外の編集を禁止します。特に招待メールは絶対に送信しないでください
・イベントに変更があった場合、データベースに追加したイベントも更新してください
・イベントがキャンセルされた場合、データベースに追加したイベントを削除してください”
結果は人によって変わると思いますが、生成された指示文に上のような 禁止事項(メモ以外の編集禁止・招待メール送信禁止) がきちんと盛り込まれていることを確認できたら、設定を保存します。ここはエージェントの暴走を防ぐ大事なポイントなので、検証であっても必ず目を通しておきましょう。
設定が終わったので、実際にきちんと動くか検証していきます。
① イベントを作成する
まずはGoogleカレンダーに「週報会」のイベントを作成します。
Notionカレンダーにも反映されていることを確認できました。
イベントカレンダーDBにもページが追加されています。メモプロパティのリンクは、Notionページへのリンクになっています。
Googleカレンダー側のメモにも、しっかりリンクが記載されていました。
リンクを開くとイベントカレンダーDBに追加されたページへ遷移し、想定どおり動作していることが確認できました。
② イベントを更新する
次に、Googleカレンダー上でイベント名と日時を変更してみます。すると、イベントカレンダーDBのページにも変更内容がきちんと反映されました。
③ イベントを削除する
最後に、Googleカレンダー上からイベントを削除してみます。今回はすぐには削除されず、カスタムエージェントを確認すると「要確認」の状態になっていました。これは削除のような操作に対して、エージェントが一度ユーザーの確認を挟む仕様です。今回は削除して問題ないので、削除ボタンをクリックします。すると、イベントカレンダーDBのページも削除されました。
今回、カスタムエージェントの設定と検証で使用した合計クレジットポイントは37でした。設定を抜くと28ぐらいで、1イベントあたり6~9のクレジットポイントが使われていました。コスト感の参考にしてみてください。
また、以下の画像のようにカスタムエージェントのインサイトで確認することができます。
今回は、主催者ではないイベントはDBへ書き込まないようにガードレールを敷きました。実際には、自分が主催者でないイベントもDBに追加したいケースはあると思います。その場合は、指示文を手動で修正するか、Notion AIとの対話で調整してみてください。
また、参加者の招待についても、個人的にはGoogleカレンダー上で「人間」が実施すべきだと考えています。意図しない招待メールが飛ぶと事故につながりかねないので、指示文では引き続き、カスタムエージェントからの招待は禁止にしておくことをおすすめします。
今回は、Googleカレンダーでのイベント作成をきっかけに、Notion DBへイベントページを自動生成し、そのURLをカレンダーのメモに書き戻すカスタムエージェントを作ってみました。作成・更新・削除がDBに同期されるので、予定をNotionに集約したい方には便利な仕組みだと思います。
ネクストモード社は、日本で3社しかないNotion販売代理店です。(2025/12現在)
Notion導入を検討の際は是非下記からお問い合わせ頂けますと幸いです。