こんにちは、ネクストモードの眞鍋です。
先日、ラスベガスで開催されたAWS re:Inventに現地参加し、講義がメインのブレイクアウトセッションの文字起こしに、AI ミーティングノートをフル活用しました。
本ブログでは、オフラインセッションの文字起こしにAI ミーティングノートを使ってみた感想、そしてAIによる要約を元にブログ記事を作成した様子をご紹介します。
また、本ブログでご紹介しているブログ記事の作成手順は、実際に公開済みの記事を例にしていますので、気になる方はご参照ください。
AI ミーティングノートの言語設定を「日本語」にして英語音声を入力すると、一部のみが日本語に翻訳された文字起こしになります。
可読性が低いため、ベータ版の現状では今後のアップデートに期待したいところです。
この問題を回避するため、言語設定を「英語」にし、メモタブに「日本語で要約してください」と指示を入力しました。
この方法なら、文字起こしタブは英語のみ、要約タブは日本語のみで出力されます。
文字起こしを日本語に翻訳したい場合は、テキストを範囲選択してNotion AIに翻訳を指示すれば問題ありません。
音声入力デバイスにはPCの内蔵マイクを使用していたのですが、スピーカーや講師から離れた席に座るとほぼ音声を認識できませんでした。
一方で、講師やスピーカーの目の前に座った場合、かなりの制度で文字起こしができました。
十分にオフラインセッションでの利用も可能と思います。
ここからは、AI ミーティングノートを活用し、実際にセッションレポートを作成する様子をご紹介します。
対象のセッションは、実際に私が受講した「AWS detection and response innovations that drive security outcomes (SEC323)」というセッションとなります。
セッションレポート用のDBにて、テンプレートからページを作成し、事前準備としてセッション概要等を入力します。
「セッション概要」には、上部に公式ページの原文を添付し、Notion AIに日本語訳してもらったテキストを下部に出力させてあります。
セッションが開始されたタイミングで、ページ下部に作成したAI ミーティングノートを起動します。
なお、「メモ」タブには、下記の2つの指示を入力してあります。
実際に私が理解したセッション内容と、要約結果を比較します。
要約結果は下記の通りで、ほぼ完璧に要点が抑えられていることを確認しました。
セッションに使用されたスライドを添付しつつ、対応する要約テキストを入力していきます。 また、補足などがあれば追記します。
ここもNotion AIに代筆させることは可能ですが、今回は実際にセッションを受けた私の生の感想を記入しました。
AWS re:Inventのセッションを文字起こしするという活用方法を試してみましたが、AI ミーティングノートは非常に実用的なツールだと感じました。
なお、音声入力の品質は座席位置に左右されるものの、スピーカーに近い位置であれば十分な精度で文字起こしができました。
この手法を活用することで、セッション中にメモを取る手間が大幅に削減され、内容の理解に集中できます。
また、AIによる要約は人間が聞き逃した点も拾ってくれるため、より網羅的な情報収集が可能になりました。
今後も様々なシーンでAI ミーティングノートを活用していきたいと思います。
皆さんも是非、自分の業務に合わせてAI ミーティングノートを活用してみてください。