ネクストモードの南です。
本日はlength関数のユースケースや数式2.0での変更点を紹介していきます。
いきなりですが、プロパティの数をカウントしたい場面ってけっこうあると思います。
例えば投票やアンケートなどでユーザープロパティをカウントしたいケースですね。
これを実現するためには以前の数式だとかなり入り組んだ構文を組む必要がありましたが、
数式2.0ではlength関数を使えばOK、となります。非常にシンプルですね。
ボタン機能と組み合わせれば以下のような投票の仕組みを簡単に作ることができます。
他にもマルチセレクトやリレーションプロパティなど、複数の項目を持つことができるプロパティについては
length関数でプロパティの数をカウントすることができます。
いったんタイトルの内容は紹介させていただきましたが、ここからはlength関数について数式2.0で
どんな変更があったのかを解説していきます。
length関数は以前の数式でも使うことができましたが、数式2.0からは以下のように仕様が変更されました。
これは一部のプロパティにおいて仕様の変更があったためとなります。
数式2.0では以下のようにリスト形式のプロパティが登場したため、length関数(といくつかの関数)では
リスト形式のプロパティにも対応できるようになったというわけです。
このような変更があったことで冒頭に紹介した通り、length関数でリスト形式のプロパティを値として
持つ場合はリストの数を返す、という挙動をとるようになりました。
ここで、リストの各要素のテキストの長さを求めたいときにはどうするの?という疑問が出てくるかもしれません。
以下のようなケースですね。
このような場合、map関数といったリストを取り扱うことができる関数と組み合わせる必要が出てきます。
例えば上のケースは以下のような形になります。
上記の構文は一見するとわかりにくいですが、以下の記事でリストの扱い方についての解説をしていますので
こちらもご参考ください。
他にもリストと組み合わせるパターンを紹介します。
なかなか複雑ですが、以前の数式と比べると格段に色んなパターンに対応しやすくなっています。
今回は小ネタでしたがlength関数について紹介しました。
数式2.0でリスト形式が新たにサポートされたことでデータの扱いやすさが大きく向上しました。
今回はlength関数を取り上げましたが、他の関数でもリストを取り扱えるものがたくさんあり、
より色々なユースケースに対応できるようになっています。
今後も有用なナレッジなどは積極的に紹介させていただきたいと思います。
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