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【Oktane24】Journey towards unified Identity: Customer showcase

こんにちは。 身体が朝か・夜かわかない状況で帰国中のダラス空港でブログ執筆中の Nextmode「いけだあ」です。 

現地時間10月15日~17日までoktaneが開催されており、世界レベルでのokta導入事例について学びたくセッションに参加しました。速報的ですがレポートします。

事例① FinQuery(旧LeaseQuery)社


■会社概要

 ・財務会計のソフトウェアソリューションを提供

 ・AI搭載ソフトウェアは、財務リスクを最小限に抑え、運用効率を高め、支出を削減するに役立つ

 ・米国、アトランタ州

■会社・システム概要

■Okta活用機能

 ◇Single Sign On: 100Appで利用。SAML, SWA, OIDCを使用。

 ◇Workflow: 数百ものワークフローを自動化。上記のHRシステムからワンクリックでオン/オフボーディング。ロールベース制御

 ◇Aquisitions: 23製品を吸収。しかし、上記のオンボーディング機能を用いて簡単に。

 ◇Security: ThreatInsight, MFA, Device verification/trust, IP adress control etc

 ◇Access requests , certfications:  全てのSSOアクセスにリクエスト、所有者・管理者にて承認、四半期毎にアクセスレビュー 等

■ビジネスへの効果

 ◇M&A: データの移行・プロビジョニング等、5人&6カ月→2人1ヵ月で対応。254,000ドルの効果

 ◇Access requests , certfications: 2~3週間→2日で対応。236,000ドルの効果

 

事例② Vialto Partners社


■会社概要

 ・グローバルモビリティ・税務・ビザ&イミグレーションに関するサービス提供会社

 ・40か国以上の地域で、約160名のパートナーを含む6,000名以上のスタッフで構成

 ・イギリス、ロンドン

■会社・システム概要

■IAM(Identity and Access Management)の自動化

 ◇認証/認可管理のためのCIC(Customer Identity Cloud)活用

  ・ログイン後すぐに使えるようユーザにロールを自動割り当て

  ・認証はロールを使用して実施

 ◇OIG(Okta Identity Government)によるセルフサービスアクセス管理

  ・セルフサービス化により4日→即時に

  ・特権アクセスが最適な人になるよう自動承認機能

 ◇Workflowによる特権ID・テストID・退職者IDの自動無効化

  ・人事システム(Workday)の解雇情報がリアルタイム同期され、oktaレコードの非アクティブ化

  ・上記情報から対象ユーザのアカウントを無効化

  ※個別ソフトの統合管理コスト▲30万ドル、自動無効化によるリスク額(180万ドル)が削減* *他社試算による

 

事例③ Workday社


■会社概要

 ・企業向けクラウド型 財務・人事、プランニング アプリケーション・ソフトウェア会社

 ・顧客は顧客は3350社以上で、フォーチュン50の60%が選定(2022.1時点)

 ・米国、カリフォルニア

■システム概要(SCIM前後)と効果

 ◇ okta SCIM導入前

  ・(課題)パスワードの再利用、パスワード忘れや管理の稼働増大、一貫性のないログイン方式

 ◇okta SCIM導入後

  ・上記の解消により、250,000ドルの削減効果(143,000時間の削減効果)

 

おわりに


本セッションにて、okta導入による課題解決の事例を理解するとこができました。

多分、実態は相当な苦労やノウハウがあったと思うのですが、企業秘密として一般的な部分のスライドになってしまったのかな。。という印象を持ちました。

といえども、以下が自分の改めての実感でした。

・3事例にてコスト効果が標記されていて、導入が目的でなく、利益貢献度を高める。という経営的な目線が重要である点を再実感。

・お客様提案時、可能な限り情報をヒアリングをして、自分なりに導入効果額を提示できれば、お客様導入に近づくことができると再認識。

技術面での発見は多くなかったですが、今まで忘れがちであった上記2点を再認識できた有益なセッションでした。