はじめに ネクストモードの南です。 Notionの新機能としてSlack通知機能がリリースされました。 さっそく試してみましたのでレポートをしていきたいと思います。
【Slack】客先のBacklog通知をSlackで受けたいけど色々阻まれる【社内Tips】
はじめに
こんにちは、 ネクストモード株式会社 のSaaS事業部hagiです。
今回もあるあるネタを紹介していきます。
メール通知 < Slack通知
通知を何でもSlackで受けたい人はおられますか。
いいでしょう!
Slack有料プランであればログはずっと残りますから、ナレッジの宝庫としても良いでしょうし、SIEMの格納先にしようという試みも検討できます。
Slack AIにいろいろ食べさせることもできますしね。
Backlogには各種通知が可能なインテグレーションが用意されています。もちろんSlackも。
しかしながら、客先のBacklog環境へゲストアクセスしている状況だと、これらのインテグレーションは使えません。
ゲストに用意されている選択肢は、トップページを粘着監視するか、メール通知に依存します。
受けたメールをSlack側のインテーグレーションであるSlack へのメールの転送を使えば、問題は解決でしょうか。
いいえ。
昔からあるようなしっかり(どっしり)した企業ではごく当たり前となっている「個人メール転送禁止」ポリシーが邪魔をする場合もあります。
システム管理者に呼びかけて、システム的に特別なメールルーティング設定を入れるよう依頼しますか?
やめてくださいしんでしまいます!
あなたはこれまでに稼働したプロジェクトの数を数えたことがあるのか?
もっと賢明な方法を考えてみてください。
そう、コレです!
RSSフィードです。
こちらをSlackインテグレーションであるRSSアプリに読ませてあげれば、メール転送を撲滅できそうですね。
ということで、押す!(押すと光るよ)
↓
物事をスキップして状況をお伝えすると、下記の過去経緯によって、2段階認証利用中は、Basic認証に専用パスワードが必須になることが分かりました。
2段階認証をしていないユーザーなど、この世に存在しないはずなので、世界中のユーザーが食らったことになりますね。
https://backlog.com/ja/blog/backlog-update-2018-1-10/
対応手順
同ページを確認する限り、2段階認証利用中は、専用パスワードを別で用意する必要があるみたいです。
手順に従い、「個人設定」→「2段階認証」(現在はパスワードという表記になっています)からパスワードを発行したいと思います。
望みの機能を限定的にチェックし、登録ボタンをクリックすると、アクセスキーのような記号を含まない乱数が生成されます。これが専用パスワードと呼ばれているものです。チェックを入れた機能はMFAをバイパスするため、やみくもに全チェックはおすすめしないです。
ゲットした専用パスワードを入力すると、RSSが拾えるようになります。
Username: メールアドレス
Password: 専用パスワード
よかった!と思ったのも束の間、賢明な方ならお気づきかと思います。
「あれ、そもそも何がしたかったんだっけ?」
RSSフィードが欲しいんじゃない、Slack通知が欲しかったんですよね。
(意訳)
BASIC認証のワンライナー
SlackのRSSアプリってどう使ってますか?
私はよく「/feed ~」と使い始めます。
リストを表示するのは「/feed list」ですよね。
今回はここからは登録できませんので、ひとまずSlackのapp directoryを開いてください。
(URLは環境によりけりのため省略します)
最下部に、フィードと発火するチャンネルを指定できます。
BASIC認証は、下記のフォーマットで登録できます。
https://<メールアドレス>:<専用パスワード>@<RSSフィードのURL> |
設定は以上です。
設定したのに飛んでこないよーっていう方は、表示設定にチェックが入っているかを確認してみてください。
さいごに
満足げに浸っていたら、何やら押せそうなリンクがあることを後から発見したのですが、
ハッハッハ。
ハーッハッハ。
これでいいよ!
なお、Slackのメール通知をRSSフィードに置き換えると下記の差分が発生するためご留意ください。
- 受信頻度がゆっくりになります(体感20分毎くらい)
- 通知の表現がメールに比べてシンプルになります
- RSSフィードのURLはプロジェクトの数だけ存在します
ちなみに
これまでの顛末がお上に届いたのか、投稿の2日後に以下のプレスが打たれていました!
(引用)現在Backlogの「あなた宛てのお知らせ」より通知している事項を、Slackのダイレクトメッセージより受け取ることができます。
- プロジェクトに追加
- 課題追加
- 課題更新(コメント付き)
- 課題コメント追加
- 担当者変更(コメント付き)
- プルリクエスト追加
- プルリクエスト更新(コメント付き)
- プルリクエストコメント追加
- プルリクエスト担当者変更
こ、こ、、、これ!欲しかったヤツ!コレですよ!!(なぜ今!!!こわいよ!!!)
(視界クリアな意訳)
注意点として、繋ぎたいPJの回数だけ、Manage linked projectsから通知させたいプロジェクトを1つずつ選んで適用していく作業が必要です。
最初の1回の操作だけだと1プロジェクトのみ通知対象となります。(一瞬ガッカリしたけど持ち直した)
RSSで受ける場合と細かい差異はまたあるかもしれませんが、全然こちらのほうがステキだと思います!
ということで、締まらないですが、紆余曲折あった結果、もはや今回の経緯をブログに書く意味は無かったというお話でした。