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【AWS】Claude DesktopをAWS IAM認証で接続したい | Nextmode Blog

作成者: ホワイトバード先輩|2026/07/07 03:11

こんにちは、ホワイトバードです。

Claude Platform on AWSがGAして2か月ほど経ちましたが、Claude Desktopからも使いたいという声が社内からも上がってきており、Claude Platform on AWSでうまく管理しつつ、デスクトップ版でも実現できるようにまとめてみました。

やりたかったこと

今回やりたかったのはこの2点です

  • Claude Desktop経由でClaude Coworkなどを使えるようにしたい

  • Claude Platform on AWSで払い出されるAPI Keyはセキュリティ上使用したくないため、認証周りをAWS IAM認証を使用できるようにしたい
  • その他、当社の環境に合わせた設定を整えたい(NetskopeやOktaを使ったAWS IAMのSAML設定など)※ここは本記事では省略

現時点での仕様

執筆日時点ではClaude Desktop には、リクエストごとに AWS IAM の SigV4 署名を行う機能 がありません。したがって、Claude Platform on AWSでClaude Desktopを使用する場合はAPIキーを払い出すようになっていますが、長期的にAPIキーがローカルに残る環境はあまり望ましくありません。
したがって、一時クレデンシャルを使用してBearerトークンを生成し、そちらを使ってClaude Desktopを利用できるようにします。

構成認証の構成イメージは下記のとおりです。

前提条件

Claude Desktop側の準備を進める前に、これらの準備が必要です。

  • Claude Platform on AWSのワークスペースが開設済みであること
  • AWS CLIがインストールされていること
  • 必要なIAMポリシーが付与された(AnthropicLimitedAccessなど)IAMロール/IAMユーザーがあること(ここはAWS環境によってまちまちなので、必要に応じて読み替えてください)
  • Pythonがインストール済みであること
  • (Windowsの場合のみ)Claude Coworkで使用するためのVirtual Machine Platformが有効化されていること⇒Claude Desktopのワークスペース機能(Cowork のサンドボックス実行等)がWindows上で軽量VMを利用するため

以後、Windows環境を前提に進めていきますが、macOSの場合もできるだけ補足するようにします。

準備

では、上記の環境で準備していきます。

必要なPythonライブラリのインストール

AWSから一時クレデンシャルを使用するために必要なPythonライブラリをインストールします。

それぞれのライブラリは、次の意味を持ちます。

ライブラリ 用途
boto3 AWSプロファイルから認証情報を読み込むために使用 
token-generator-for-aws-external-anthropic   AWS 一時クレデンシャルからClaude Platform on AWS向け短期 API キー(Bearerトークン)を生成 
 botocore[crt] (実体はawscrt)  aws login コマンドで発行される login_session 系クレデンシャルをboto3ライブラリが扱うために使用
※これが無いと helper 実行時に以下のエラーで失敗
Missing Dependency: Using the login credential provider requires an additional dependency. You will need to pip install "botocore[crt]" before proceeding. 

ヘルパースクリプトの配置

ヘルパースクリプトをローカルPC上に配置します。フォルダの場所はどこでも構いません。

Windowsの場合は、同じフォルダに下記のbatファイルを設置します。macの場合は、batファイルは不要ですが、実行権限を追加します。

Windowsの場合

macOSの場合

Claude Desktopの設定

Claude Desktop側で先ほどのヘルパースクリプトを使用できるように設定します。Claude Desktopを起動したら左側のハンバーガーメニュー(三本線)から、開発者モードを有効化します。

・ヘルプ>トラブルシューティング>開発者モードを有効化する

開発者モードが有効化されたら、もう一度左側のハンバーガーメニュー(三本線)から、「サードパーティ推論の設定」を選択します。

・開発>サードパーティ推論の設定

設定値は、以下に設定していきます。

項目 設定値
推論プロバイダ Gateway
ゲートウェイベース URL 

https://aws-external-anthropic.ap-northeast-1.api.aws

※リージョン名はワークスペースのリージョンを設定

ゲートウェイ認証スキーム  bearer
カスタム推論ヘッダー

{"anthropic-workspace-id": "wrkspc_XXXXXXX"}

※ワークスペースIDは、Claude Consoleで確認してください

認証情報の種類  ヘルパースクリプト
ヘルパースクリプト Windowsの場合、batファイルを指定
macOSの場合、pyファイルを指定
 ヘルパースクリプトのTTL  3600(デフォルト1時間)
 認証情報ヘルパーのタイムアウト  30
 サイレントリフレッシュ用ヘルパーの再実行  有効
モデル検出 有効

ここまで設定できたら設定を保存し、Claude Desktop を一度完全に終了します。

実行

ここから実際に使用開始まで行きたいと思います。

AWSにログイン

AWS CLIで、ヘルパースクリプトが使用するプロファイルでログインします。

成功すると本プロファイルにプロファイルに一時クレデンシャル(login_sessionが設定されます。 
※このコマンドはClaude Desktopやヘルパースクリプトが自動実行するものではありません。ユーザーが都度手動で実行する必要があります。
※クレデンシャルには有効期限があります。期限が切れるとヘルパースクリプトがトークン生成に失敗するため、その際は本コマンドを再実行してください。

Claude Desktopを起動

AWSのログインセッションが有効な間は、Claude Desktopのヘルパースクリプトが自動でトークンを更新してくれます。AWSのログインセッションが切れるとエラーとなるため、エラーになったら再度aws loginコマンドを実行します。

結果

無事Claude Desktopを起動できると、このようにチャットができるよういなります。(左下がGatewayになっていれば正しく動いています)

感想

今回はClaude DesktopをClaude Platform on AWSのIAM認証で動かす方法を実践してみました。長期的なAPIキーの払い出しを必要とせず、スクリプトを実行することでIAMを活用した細かい設定やCloudTrailなどのAWSでの管理も容易に実現できるようになっています。

実際非エンジニアの方の立場に立つともう少しClaude Desktop側で自動対応してくれるともっとありがたいとは思いますので、これは今後のアップデートに期待しています。

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