ネクストモードの南です。
サーバ接続用のSSH鍵をローカルPCに保存している方は多いと思います。(私もです)
Keeper Commanderを使うと、コマンドラインからKeeperに保存したSSH鍵へのアクセスとSSH接続を行うことができ、
安全な鍵の管理とアクセスを実現できます。
実際に検証をしてみましたので、本ブログで手順を紹介していきます。
手順は以下の通りです。
まずはKeeperにSSH鍵を保存していきます。
自端末にKeeper Commanderをインストールしていきます。
インストール手順は以下の公式のマニュアルをご確認ください。
ターミナルや接続ツールからSSHエージェントを使用できるように、環境変数SSH_AUTH_SOCKを設定します。
下記コマンドを実行してKeeper Shellを起動します。
プロンプトにNot logged inと表示さます。
loginと入力し、「User(Email)」にアカウントのメールアドレスを入力します。
以下のパターンでのログインができるため、環境に応じた方法でログインします。
各ログイン方法の詳細については以下をご参考ください。
今回の環境ではSSOを有効化しているので、以下のようにSSOログインを促す画面に遷移しました。
ログインできるとプロンプトがMy Vaultに変わります。
ssh-agent startを実行し、1.の手順で登録したSSH鍵をロードします。
sshコマンドを実行し、登録したSSH鍵のUIDを確認します。
sshコマンドでUIDを指定すると接続することができます。
sshコマンドではオプションも利用することができます。
例えばポートフォワーディングをして接続したい場合は以下のコマンドになります。
今回はKeeper Commanderを使ったSSH接続手順を紹介しました。
SSH鍵の管理をローカルPCからKeeperに変更することで、安全な鍵の管理とアクセスを実現できます。
Keeperをご利用されている場合は是非実施していただければと思います。
また、本ブログの執筆にあたっては佐藤カズさんにご協力をいただきました。
この場を借りて御礼申し上げます。