こんにちは、SaaSエンジニアのきうちです。
これまでの記事で、個々のタスク管理からプロジェクト全体のスケジュール管理まで、Asanaで効率化する方法を解説してきました。Excelの複雑なシートや手動でのガントチャート更新に費やしていた時間は、かなり削減されたことでしょう。
しかし、プロジェクト管理で避けて通れないのが「進捗報告」です。
「報告書ができた頃には、情報がもう古くなっている…」
「グラフは作れても、その背景にある課題や次のアクションをまとめるのが大変…」
Excelでの報告資料作りは、まさに時間と労力を奪う大仕事です。ご安心ください。Asanaは、この進捗報告のプロセスも劇的に効率化します。
今回は、Asanaのプロジェクトダッシュボード、ステータス更新、そしてポートフォリオ機能などを使って、プロジェクトの状況を一目で把握し、いつでも“生きた”情報を報告できる方法を解説します。
Excelでの進捗報告は、多くの場合、次のような課題を伴います。
これらの課題は、リーダーやマネージャーの貴重な時間を奪い、本来注力すべき未来に向けた戦略的な業務を妨げます。
Asanaは、プロジェクトのデータを自動的に集計し、常に最新の状況を分かりやすく可視化します。
プロジェクトビューの「ダッシュボード」タブは、タスクの完了状況や期限切れタスクなどを美しいグラフで自動表示。常に最新の“数字”をリアルタイムで確認できます。
しかし、数字だけでは「なぜ遅れているのか」「次のアクションは何か」は伝わりません。そこで活躍するのが「ステータス更新」機能です。
ダッシュボードのグラフ(定量)とステータス更新(定性)を組み合わせることで、説得力のある完璧な進捗報告がAsana上で完結します。
Excelでフィルターや関数を駆使していた作業は、Asanaの高度な検索機能がすべて解決します。「Aさんが担当する」「今週期限の」「未完了タスク」など、複数の条件を組み合わせて必要なタスクリストを瞬時に作成し、レポートとして保存することも可能です。
複数のプロジェクトを管理するマネージャーにとって、ポートフォリオ機能は非常に強力なツールです。
Excelでの手動集計や煩雑な資料作成は、もう終わりにしませんか。
Asanaを活用すれば、リアルタイムの定量データ(ダッシュボード)と、背景や考察を含む定性報告(ステータス更新)を組み合わせ、常に正確で“生きた”情報をチームや経営層と共有できます。
創出された時間で、あなたはより戦略的な課題解決や、チームの未来を創る業務に集中できるはずです。進捗報告を「苦痛な作業」から、プロジェクトを成功に導く「健全な習慣」へと変えていきましょう。
次回は、Excelで毎回コピペしていた定型業務をAsanaのテンプレート機能で効率化する方法について解説します。