はじめに ネクストモードの南です。 Notion AIとSlackと連携することができるNotion AI コネクターがリリースされました!...
【Notion】Notion AIコネクターでGoogleドライブとNotion AIを連携する
はじめに
ネクストモードの南です。
先日ベータ版としてリリースされたNotion AI コネクターがGoogleドライブと連携できるようになりました。
早速試してみましたのでレポートしていきたいと思います。
目次
GoogleドライブとNotion AIの連携
Notion AI Q&Aでは、Notionワークスペース内の情報をデータソースとして回答を生成することができました。
Notion AIコネクターを使用するとNotionワークスペース内の情報に加え、Slackなどの外部サービスの情報も含めて
Q&Aで回答を得ることができるようになります。
(2024年9月18日時点ではベータ版となりますのでご留意ください。)
今回のリリースでは、データソースとしてGoogleドライブを新たにサポートするようになりました。
Googleドライブに保存したGoogleドキュメント、Googleスプレッドシート、Googleスライドの情報をNotion AIで取得し、
回答を生成することができるようになります。
ワークスペースによっては現時点(2024年9月18日)では利用できないケースがあるようですが、
順次展開されているようですのでしばらくお待ちいただければと思います。
これまでは情報を探す際、Notionを検索して〜Googleドライブを検索して〜Slackを検索して〜・・・という具合で
各サービスを切り替えて対応する必要がありましたが、Notion AIコネクターを利用すればすべての情報に網羅的にアクセスすることが可能になります。
最近は多くのサービスで生成AIの機能が実装されていますが、利用者からすると
「どのサービスのAIを使えばいいの?」と感じるケースもあるかと思います。
Notion AIが他サービスのデータもカバーするようになれば「Notion AIを使えばOK」となるので、
利用者からするとコスト面や利便性の面でも大変ありがたいですね。
今後もどんどん他サービスとの連携が充実していくことを期待したいです。
Googleドライブとの接続手順
以下の手順はNotionのワークスペースオーナーとGoogle Workspaceの管理者権限の両方を持ったアカウントで進める必要があります。
- Q&Aの画面にアクセスする
・ページ右下の星型アイコンをクリック
・またはサイドバーの検索からAIに質問するをクリック - 右上の…(三点リーダ)をクリックし、Googleドライブを接続をクリック
- 接続をクリック
- 別タブでGoogle Workspace Marketplaceの画面が開く
→ 管理者によるインストールをクリック
※元のNotion側の画面は以下に切り替わるが、Google側の設定手順が完了するまでそのままにしておく
- アプリケーションのインストールの確認画面が開くので続行をクリック
- アプリケーションを許可するユーザーを以下から選択する
・組織内の全ユーザー
・特定のグループまたは組織部門 ※
※特定のグループまたは組織部門を選択すると以下の挙動になります
・選択されていないユーザーグループ/組織部門が所有するファイルはNotion AIに読み込まれない
・選択されていないユーザーグループ/組織部門はNotion AIからGoogleドライブへのアクセスが許可されない - 特定のグループまたは組織部門を選択した場合は、対象のグループ/組織部門を選択して完了をクリックする
- インストールの完了画面が表示されるのを待って、完了をクリックする
- 元のNotionの画面に戻り、接続を確認をクリックする
- 完了画面が表示されたら閉じるをクリックする
- Googleドライブの読み込みが完了するまで待つ(最大36時間)
→ 接続完了まではNotion AI画面の右上に進捗状況が表示される
以上でGoogleドライブへの接続は完了となり、Q&AでGoogleドライブを検索範囲とした質問ができるようになります。
また、接続が完了した後に、接続先ドライブの変更をすることができます。
- Q&Aの画面右上の…をクリックし、Googleドライブを接続→設定をクリック
- ドライブの編集をクリック
- ドライブの追加または削除を行い選択内容を確定をクリック
- 接続先ドライブの読み込み完了まで待つ(最大36時間)
使い方
Googleドライブとの接続が完了すると、Q&Aで検索範囲から指定することができるようになります。
アクセス可能なすべての情報かGoogleドライブを指定すると接続先のGoogleドライブから検索できます。
検索範囲が広いとノイズが多くなってしまうこともありますが、そういった場合は検索範囲を切り替えてみると目的の情報に辿り着きやすくなります。
- 検索範囲
・アクセス可能なすべての情報:NotionとAIコネクターの接続先のすべてから検索
・現在のページ:現在開いているページから検索
・Googleドライブ:Googleドライブから検索
・Slack:Slackワークスペースから検索
・Notionワークスペース名:Notionワークスペースから検索 - 検索範囲の指定方法
・Q&Aの画面左下のプルダウンをクリック
・またはQ&Aの画面右上の…から検索範囲をクリック
検索範囲をGoogleドライブにして検索してみると以下のようにレスポンスをしてくれました。
ソースは対象のファイルへのリンクになっています。
現時点のサポート対象はGoogleドキュメント、Googleスプレッドシート、Googleスライドとなります。
ファイル内のテキストデータを取り込んでおり、情報検索にもきちんとヒットすることが確認できます。
- ドライブに保存したGoogleスライド
- Q&Aのレスポンス
Googleドライブ内のファイルにアクセス権が無いユーザーについては、Q&Aから質問をしてもファイルのデータにアクセスすることはできません。
基本的にGoogleドライブのアクセス権が尊重されるようです。
検索範囲をアクセス可能なすべての情報にしてみると、NotionワークスペースとGoogleドライブの両方から情報を検索して回答してくれます。
補足
Googleドライブのファイルが読み込まれるまでの間隔
Googleドライブに新しく追加されたファイルのデータは1時間毎に取り込まれます。
(2024年9月18日時点)
まとめ
今回はNotion AIとGoogleドライブとの連携についてレポートしました。
Notion AI コネクターの登場でNotionと外部サービスの連携ができるようになりましたが、Googleドライブへの対応は待望でした。
業務の効率化にもに大きく役立つため、Notion AIを使える環境であれば実際に使ってみて頂けると幸いです。
また、今後他サービスとの連携が展開していくことも期待したいです。
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