はじめに ネクストモードの南です。 先日ベータ版としてリリースされたNotion AI コネクターがGoogleドライブと連携できるようになりました。...
【Notion】Notion AIコネクターでSlackとNotion AIを連携する
はじめに
ネクストモードの南です。
Notion AIとSlackと連携することができるNotion AI コネクターがリリースされました!
注目度の高いリリースなので早速レポートしていきたいと思います。
目次
SlackとNotion AIを連携してできること
これまでのNotion AI Q&Aでは、Notionワークスペース内の情報をデータソースとして回答を生成することができました。
Q&Aの公式ページはこちらですが、Notionワークスペース内の固有の情報を元に回答を生成してくれる、
いわば専用のチャットボットのようなイメージです。
今回のリリースではNotoinに加えてSlackワークスペースの情報も含めてQ&Aで回答を得ることができるようになりました。
NotionとSlackを使っている環境では、ストック型の情報はNotion、フロー型の情報はSlackという形で
使い分けているケースが多いと思います。
今回のリリースでストック情報とフロー情報のどちらの情報も網羅的にアクセスできるようになったことが
大きなポイントです。
現時点でNotion AIからSlackに対してアクセス可能な情報は以下の通りです。
- パブリックチャンネル
※プライベートチャンネル、外部ユーザーがいるチャンネル(Slackコネクトチャンネル)は接続不可 - 読み込み範囲は直近1年間のメッセージ
また、Q&Aに質問をする際に、Notionのみ、Slackのみ、NotionとSlackどちらも、という形で検索範囲を
切り替えることができます。
検索範囲が広いとノイズが多くなってしまうこともあるので、任意で選択できるのは非常に良いですね。
Notion AI コネクター
Notion AIとSlackの接続は、Notion AI コネクターというNotion AIと外部サービスとの連携機能によるものです。
今後Googleドライブといったサービスとも連携できるようになる予定です。
なお、2024年6月20日時点ではNotion AI コネクターはベータ版というステータスであることをご了承ください。
最近は多くのサービスで生成AIの機能が実装されていますが、利用者からすると
「どのサービスのAIを使えばいいの?」と感じるケースもあるかと思います。
Notion AIが他サービスのデータもカバーするようになれば「Notion AIを使えばOK」となるので、
利用者からするとコスト面や利便性の面でも大変ありがたいですね。
今後もどんどん他サービスとの連携が充実していくことを期待したいです。
Slackとの接続手順
Slackとの接続手順はNotionのワークスペースオーナーで進める必要があります。
また、Slackワークスペースの管理者が別の場合は、Slackワークスペースの管理者の承認が必要になります。
-
- 補足
Slackへの接続が完了すると、対象のチャンネルに以下のようなメッセージが投稿されます。
突然メッセージがあると驚かれるケースもあると思うので、必要に応じて事前に周知することを検討ください。
- 補足
- Q&Aの画面にアクセスする
・ページ右下の星型アイコンをクリック
・またはサイドバーの検索からAIに質問するをクリック - 右上の…(三点リーダ)をクリックし、Slackを接続をクリック
- 接続をクリック
- 別ウインドウでSlackワークスペースへのリクエスト画面が開く
→ 右上のプルダウンから対象のワークスペースを選択し、許可するをクリック - 接続するチャンネルにチェックを入れ接続をクリック
・任意のチャンネルを選択するか、以下のオプションを選択する
・すべてのパブリックチャンネル
・今後作成されるパブリックチャンネルを追加する - 接続先のチャンネルの情報読み込み完了まで待つ(最大36時間)
- 完了すると接続先のチャンネルに以下のようなメッセージが投稿される
以上でSlackチャンネルへの接続は完了となり、Q&AでSlackを検索範囲とした質問ができるようになります。
また、一度接続した後に、接続しているパブリックチャンネルを変更することもできます。
- Q&Aの画面右上の…をクリックし、Slackを接続→設定をクリック
- チャンネルを編集をクリック
- チャンネルの追加または削除を行い接続をクリック
- 接続先のチャンネルの情報読み込み完了まで待つ(最大36時間)
使い方
Slackとの接続が完了すると、Q&Aで検索範囲から指定することができるようになります。
アクセス可能なすべての情報かSlackを指定するとSlackワークスペースの接続先チャンネルから検索できます。
- 検索範囲
・アクセス可能なすべての情報:NotionとSlackワークスペースの両方から検索
・現在のページ:現在開いているページから検索
・Slack:Slackワークスペースから検索
・Notion:Notionワークスペースから検索 - 検索範囲の指定方法
・Q&Aの画面の検索範囲をクリック
・またはQ&Aの画面右上の…から検索範囲をクリック
検索範囲をSlackにして検索してみると以下のようにレスポンスをしてくれました。
ソースは対象のメッセージへのリンクになっています。
検索範囲をアクセス可能なすべての情報にしてみると、NotionとSlackの両方から情報を検索して回答してくれます。
一度にNotionとSlackのどちらにもアクセスできるのは効率的ですね。
補足
パブリックチャンネルのメッセージへのアクセス
Noiton AIと接続したパブリックチャンネルに参加していないメンバーであっても、Notion AIからチャンネルの
情報にアクセスし、回答を得ることができます。
例えばNotion AIコネクターですべてのパブリックチャンネルに接続している場合、自分が参加していない
パブリックチャンネルのメッセージもNotion AIから参照されます。
(そもそもパブリックチャンネルはSlack側でメンバーへのアクセス制限がないため、Notion側でも制限されない)
Notion AIで参照されたくないパブリックチャンネルがある場合は、Notion AIコネクターの接続対象外とするか、
プライベートチャンネルへ変換することをご検討ください。
Slackの新規メッセージが読み込まれるまでの間隔
Slackチャンネルに新しく投稿されたメッセージがNotion AIに読み込まれるまでに30分ほどかかる場合があります。
(2024年6月20日時点)
まとめ
今回はNotion AIとSlackとの連携についてレポートしました。
Notion AI コネクターの登場でNotionとSlackの情報を統合的に活用することが可能となりました。
業務の効率化にもに大きく役立つため、Notion AIを使える環境であれば実際に使ってみて頂けると幸いです。
また、今後他サービスとの連携が展開していくことも期待したいです。
今後も有用なアップデートやナレッジは積極的に公開していきたいと思います。
Notionについてのお問い合わせ
ネクストモード社は、日本で3社しかないNotion販売代理店です。(2023年01月01日現在)
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