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【Notion】Wikiとブルーチェックでコンテンツを管理する

はじめに


ネクストモードの南です。

先日Notionの新機能としてWiki機能がリリースされました。
ネクストモード内でもさっそく試していますので、今回はレポートをしていきたいと思います。

目次

Wikiと有効性確認済みページ


公式では「Wikiと有効性確認済みページ」とアナウンスされていますが、ワードだけだと少し戸惑ってしまうかもしれません。
この機能を使うと何がいいの?という点をざっくりまとめると、以下のようになると思います。

  • いろんな階層に散らばってしまっているページを一覧化して管理できる
  • ページの最新化状況や管理者をパッとわかるようにできる

機能の概要や使い方は以下の公式のページもご参考ください。

ためしてみる


今回の機能については実際に触れた方がどういったものであるか実感しやすいと思います。

以下のように、配下に多数のページを持っていると効果がわかりやすいので、こちらを例にしていきます。

Wiki機能1

ページ右上の[…]メニューをクリックし、[Wikiに変換]をクリックします。

Wiki機能2

これでWikiに変換することができました。
見た目上はほぼ変わらないですが、これはビューが[ホーム]となっているからです。

Wiki機能3

ビュー選択のプルダウンから[すべてのページ]をクリックすると、ビューが切り替わります。
このビューではWikiに変換したページ配下に作成されているページ群を一覧化して確認することができます。

  • ブルダウンから[すべてのページ]を選択
    Wiki機能4
  • 配下に作成されているページが一覧化されて表示
    Wiki機能5

[すべてのページ]のビューを見るとなんとなく理解できると思いますが、通常のデータベースと同じようなつくりになっています。
ページ管理の仕組みとしてはデータベースを使いますが、[ホーム]ビューに切り替えてブロックを使った表示も両立できる、というのがWiki機能のポイントになります。

この一覧には、Wikiに変換したページの直下にあるページだけでなく、その子ページ、孫ページ・・・も表示されます。
ページが多数あったり、ページの階層が複雑になっている場合に効果を発揮します。

Wiki機能6

ビューはデフォルトで以下の3つが用意されており、通常の利用時には[ホーム]ビューを、ページを管理する時に残りのビューを使用するイメージになります。
また、上でも触れたようにWikiはデータベースとなるので、ビューを追加したり任意のプロパティを追加することもできます。

  • ホーム: デフォルトのWikiビューで、標準のNotionページと同様にカスタマイズできます。
  • すべてのページ: このWiki内のすべてのページのデータベースビュー。ドキュメントの全体像を把握するのに最適です。
  • 自分が所有するページ(自分がオーナーのページ): 自分がオーナーであるページのみを表示するデータベースビュー。

Notion公式の「Wikiと有効性確認済みページ」より

また、Wikiに変換すると、配下のページ群にはデフォルトで以下のプロパティが付与されます。

  • 有効期限:プロパティの種類は[有効期限]。ページの有効期限を指定し、最新化状況を表示する。ページのオーナーのみ指定可能。
  • オーナー:プロパティの種類は[ユーザー]。ページの管理者を選択する(変更や複数選択も可能)
  • タグ:プロパティの種類は[マルチセレクト]。任意で利用

このうち、有効期限は新しい種類のプロパティで、現状はWiki専用になっています。
用途としては上にもある通り、ページの最新化状況を管理するものとなります。

有効期限の使い方としては、自分がオーナーとなっているページの有効期限のプロパティをクリックすると、以下のように期限を選択することができます。
任意の期限を選択すると、期限を迎えるまでは青いチェックマークがつきます。

  • 有効期限を選択
    Wiki機能7
  • 指定した期限と青いチェックマークが表示
    Wiki機能8

このチェックマークについてはNotion社のTwitterなどを見るとブルーチェックという呼び方をしています。
このブルーチェックが表示されていれば、ページの情報が最新化されている、という風にひと目でわかります。

Wiki機能9

指定した期限が過ぎると、以下のように表示が変わります。
また、ページのオーナーに対して通知が届くようになっています。

  • 期限切れの表示
    Wiki機能10
  • 期限切れの通知
    Wiki機能11

Wiki機能の使いどころ


Notionはフォルダという概念がなく、ページでページをネストして、階層化していくような構成を取ります。

  • こうではなく
    階層構造1
  • ページでページも階層化する
    階層構造2

ネストできるページ数や階層数の制限もなく、子ページ(サブページ)のブロックも自由に配置することができます。

考え方がシンプルで自由度が高いというメリットはありますが、その分全体構成が複雑になりやすいという側面も持っていると思います。
これまでもサイドバーや階層リンクの表示である程度確認することはできましたが、全体構成を把握するということには向いていませんでした。

今回のWiki機能では、Wikiを有効化したページ配下のページ群を一覧化することができ、上記のような課題を抱えていたユーザーにとって有用な機能になっていると感じます。

さらに、ブルーチェックの表示やオーナーのプロパティでページの最新化状況やオーナーを明示することができるようになりました。
特に鮮度が重要となる以下のようなコンテンツに対しては、有効活用ができると思います。

  • 社内規則、ルール
  • 各種マニュアル管理
  • プロジェクト内でのドキュメント管理

まとめ


新しくリリースされたWiki機能について紹介させていただきました。
Notionはページの構成や階層を自由に取れる分、全体構成が複雑になってしまったりと、ページの管理に対して課題感を持っているユーザーも少なくなかったと思います。
今回の機能はページ管理にフォーカスされたもので、悩みを抱えていたユーザーにとっては朗報だったと思います。

今後も有用な活用事例や新しい機能は積極的に展開していきたいと思います。

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