はじめに こんにちは、ネクストモードの鮎澤です。
【Notion】新しくなったカスタムAIブロックを使ってみた
はじめに
こんにちは、ネクストモードの鮎澤です。
遂に弊社環境でも新しくなったカスタムAIブロックを利用できるようになりました。他のページを参照できたり、Slackと連携している場合は検索範囲にSlackのメッセージ内容を含めることができるようになったりと非常にパワーアップしていますので、本ブログで使い方やユースケースなどをご紹介していきます。
新しくなったカスタムAIブロック
さっそくカスタムAIブロックについて解説していきます。
以前のカスタムAIブロックと比べて特に変わった点はUIです。ページ内でカスタムAIブロックを呼び出したときのUIは下図となります。
データベース内のページでカスタムAIブロックを呼び出した際は「テンプレートが複製されたときに自動入力する」が表示されます。こちらの機能は後ほどご紹介します。
生成では下記項目を選択することができます。
- カスタム出力
- ページの要約
- 重要ポイント
「カスタム出力」では自由にプロンプトを設定することができ、他のページを指定してそのページを読み込ませて要約したり、必要な情報を取得することができるようになっています。ポイントとして、データベースを指定することができますが、データベース内のページを探したり、参照するといったことができませんのでご留意ください。
「ページの要約」と「重要ポイント」はカスタムAIブロックを設置したページ内の情報をもとに要約やポイントを生成してくれます。
さらにカスタムAIブロックではコンテキストを選択できるようになりました。
「指定されたコンテキスト」ではNotionのワークスペース内の情報だけでなく、Slackもコンテキストとして含めることができます。外部連携ツールとして執筆時点(2025年9月)ではSlackのみ選択できますが、今後のアップデートで拡充されると予想していますので期待したいですね。
カスタムAIブロックを使ってみた
さっそくカスタムAIブロックを使ってみましょう。要約用のページを作成し、スラッシュコマンドで「/ai」と入力しカスタムAIブロックを呼び出します。
「生成」は「カスタム出力」を選択し、他のページを要約したいのでプロンプトを下図のように設定し「完了」を押して保存します。
保存した後に、「生成」ボタンをクリックすると別のページの内容を要約してくれました。「[1]」にページのリンクも載せてくれているので、Notion AIが参照したリンクを追えるのは嬉しいですね。また、以前のカスタムAIブロックでは生成後に生成ボタンが非表示になってしまい若干使い勝手が悪かったのですが、今回のアップデートで生成後もボタンが残ってくれるようになりました。
ユースケース
ここではユースケースについてご紹介していきます。
カスタムAIブロックを使ったページ内の要約は「カスタムAIブロックを使ってみた」の章で触れましたが、他にもNotionデータベースと組み合わせる方法もあります。
例えば議事録データベースのテンプレートにカスタムAIブロックとNotion AIミーティングノートを配置する方法があります。Notion AIミーティングノートが会議の文字起こしと要約を担い、カスタムAIブロックがNotion AIミーティングノートの内容を三行でまとめるといった運用をすることで、会議に参加できなかったメンバーが会議内容を把握しやすくなります。
他にも「新しくなったカスタムAIブロック」の章で軽く触れた「テンプレートが複製されたときに自動入力する」機能を利用して、Notionデータベースのページを作成したときに別のページやSlackから最近のトピックをサマリしてもらったり、議事録を作成してもらうといったことができます。一例として、NotionデータベースにカスタムAIブロックを作成し、下図のように特定のSlackチャンネルからサマリを作成してもらうように設定します。
この状態でページを作成すると、生成ボタンを押さなくても直近1か月のチャットの内容から自動でサマリを生成してくれました。
まとめ
アップデートされたカスタムAIブロックについてご紹介してきました。プロンプトでページを指定できるようになっただけでなく、コンテキストの指定や検索範囲の設定などきめ細かに設定できるようになったので、活用できる場面が増えたと感じています。特にNotionデータベースと組み合わせることで、業務効率が上がる可能性があるのでぜひカスタムAIブロックを試してみてください。
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