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【Notion】さくっといいね!ボタンを作ってみた

はじめに


こんにちは、ネクストモードの鮎澤です。

Notionデータベースでは、疑似的にいいね!ボタンを作ることができます。

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いいね!ボタンを実装することで、どの発表に関心が集まったか、どのテーマに共感を得られたかなど、ユーザーの反応を数値化して確認することができます。

「でも、作るの難しいんでしょう?」と声が聞こえてきそうですが、本ブログでは短時間で簡単にいいね!ボタンを実装する方法をご紹介していきます。
ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。

おおまかな手順


本ブログでは以下の手順でいいね!ボタンを実装していきます。

  1. データベースを作成する
  2. ユーザープロパティを作成する
  3. ボタンプロパティを作成する
  4. 数式を作成する
  5. お好みでユーザープロパティを非表示にする

手順だけを見ると、それほど複雑ではないと感じていただけたのではないでしょうか。
次の章で詳細な手順をご紹介していきますので、ぜひNotionを開いて一緒にいいね!ボタンを作っていきましょう!

いいね!ボタンを作ってみる


おおまかな手順の章の順番に沿っていいね!ボタンを作っていきます。

データベースを作成する

空白のブロックにスラッシュコマンドで/databaseと入力し、データベースを作成します。スラッシュコマンド入力時に、データベースのインラインかフルページか選択できますが、どちらを選んでも問題ないです。

本ブログでは「データベース:インライン」を選びました。

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データベースを作成すると、デフォルトで名前プロパティとタグプロパティが存在しますが、今回はタグプロパティは不要です。データベースのタグプロパティをクリックし、メニューの中からプロパティを削除を選択してタグプロパティを削除します。

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ユーザープロパティを作成する

いいね!ボタンを押したユーザーを追加するために、ユーザープロパティを作成します。データベースの名前プロパティ横の+ボタンをクリックします。

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検索窓で文字を入力するとプロパティの種類をフィルタリングすることができます。検索窓にユーザーと入力するとユーザープロパティのみが表示されるので、このユーザープロパティをクリックして追加します。ユーザープロパティは最後に非表示にするので、プロパティ名はそのままで大丈夫です。

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ボタンプロパティを作成する

ボタンプロパティでは、ボタンをクリックしたときに自動実行するためのアクションを設定することができます。例えばボタンをクリックしたときに、複数のステータスを同時に変更することができます。

今回、ボタンをクリックしたときに以下のように自動実行するアクションを設定します。

  • ボタンをクリックしたユーザーが、ユーザープロパティに追加される
  • もう一度ボタンをクリックすると、ボタンをクリックしたユーザーがユーザープロパティから削除される

ボタンプロパティを作成するには、先ほどと同じようにデータベースのユーザープロパティ横の+ボタンをクリックします。検索窓でボタンと入力し、表示されているボタンプロパティをクリックします。

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ボタンプロパティを追加すると、プロパティの編集画面が表示されていると思います。下図の青枠の名前をいいね!ボタンに変更し、赤枠のオートメーションを編集するをクリックします。

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プロパティの編集画面を閉じてしまった場合は、データベースのボタンプロパティをクリックすると編集画面が表示されます。notion-database-good-button-10

オートメーションの編集画面で、青枠の名前をいいね!👍ボタンに変更します。次に赤枠の新規追加アクションをクリックし、プロパティを編集を選択します。

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ユーザープロパティにクリックしたユーザーを追加したいので、ユーザープロパティを選び、次にクリックしたユーザーを選択します。

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下図の青枠にクリックしたユーザーが追加されていることを確認したら、完了をクリックします。

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クリックしたユーザーに対して追加や削除などのアクションを選ぶことができますが、ここでは切り替えを選び保存します。切り替えを選ぶことで、ユーザーの追加と取り消しが可能となります。

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数式を作成する

いいね!ボタンの要である数式を作成していきます。数式ではユーザープロパティに追加されているユーザー数をカウントする関数を使用します。Notion数式は、数式を作成するための補助機能がありますので、リラックスしながら作っていきましょう。

データベースのボタンプロパティ横の+ボタンをクリックします。検索窓で数式と入力し、表示されている数式プロパティをクリックします。

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プロパティの編集画面が表示されるので、青枠部分にいいね!と入力してプロパティ名を変更し、赤枠の関数を編集をクリックします。

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下図の紫で囲っているユーザーにカーソルを合わせると、ユーザープロパティで利用できる主要な関数のリストが表示されます。ここでは緑枠の関数を使うので、赤枠のコピーボタンをクリックします。

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関数をコピーできたら下図の青枠部分に張り付けます。貼り付け後の結果が赤枠のようになっていれば問題ありません。

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このままだと少し味気ないので、アレンジを加えます。緑枠ではいいね!👍xと入力しダブルクオートで囲ってあげます。黄色の枠では+と入力します。+緑枠と赤枠をつなげる役目を果たしており、緑枠と赤枠を足していいね!👍x3のような表現にすることができます。

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入力し終えたら保存をクリックします。下図のようになっていればほとんど完成です。動作確認として、いいね!ボタンを押すごとに0と1が切り替われば問題ありません。

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お好みでユーザープロパティを非表示にする

好みではありますが、本ブログではユーザープロパティを表示する必要がないので、非表示にします。データベースのユーザープロパティから、ビューを非表示をクリックします。下図のようになっていれば完成です。

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まとめ


いいね!ボタンの作り方について紹介しました。画像が多くなってしまったので少し長くなってしまいましたが、実際に操作する手順は少ないので、慣れてしまえば3分程度で作ることができます。また数式で複雑な関数を用いなくても、コピー&ペーストでユーザー数をカウントできるので非常に楽です。

忘年会、新年会のシーズンになってきましたので、Notionでお店選びの投票時や人数確認でいいね!ボタンを作りたくなったときは、ぜひ本ブログを参考にしてみてください。

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