コンテンツまでスキップ

ネクストモードのカルチャー ①オープンでいよう 信頼はそこから生まれる

ワインをこよなく愛するネクストモードの里見です。

今回はネクストモードのカルチャーのひとつである、「オープンでいよう 信頼はそこから生まれる」について紹介します。ネクストモードでは、8つの「求める人物像」を定めていて、こちらで公開しています。

ネクストモードは自宅でもワーケーション先でもセキュアに働けるように、場所に囚われない「クラウドであたらしい働き方を」お客様に整備するクラウド専業のインテグレーターです。従来の非効率な働き方をなくして、クリエイティブな世の中に変えられると信じています。

全メンバーがリモートで働くからこそ、離れていてもお互いを信頼できるカルチャーを最も大切にしています。

ネクストモードのメンバーは、役職を付けて相手のことを呼びません。役職を付けて呼ぶと、どうしても階層を意識してしまって、正直な意見を述べにくくなるからです。お客様との打ち合わせなど、社外の人の前では役職を付けて呼ぶことはありますが、それ以外は全員、○○さんで呼ぶことが多いです。社長である里見のことを、「社長!」と呼ぶ場合は、奢ってもらいたいときぐらいだと思います。

ネクストモードでは、ブログの執筆を推奨しています。ネクストモードに依頼しなくても、自分でやれることは、どんどんやっていただきたい、というのが我々の想いです。オープンソースのテクノロジーを使ってビジネスをしている我々は、できるだけ世の中にノウハウを還元して、テクノロジーで少しでも世の中を良くしていきたいと考えています。

離れて働いているからこそ、自分をより正しく知ってもらうために、それぞれの性格を伝えることを重視しています。メンバーのプロフィールをNotionで公開し、それぞれの趣味や特技、好きな本、等を書いています。

また、週報会、月報会では、会社の情報を、1円に至るまでフルオープンにしています。社員はもちろん、業務委託、派遣社員にも情報をOPENにすることで、なぜ今の業務に取り組んでいるのかを、会社全体の中で位置付けて仕事ができるようにしています。

STEP①:オープンでいることのメリット

オープンであることの一番のメリットは、安心して自分の意見を発言できる環境をつくれることだと考えています。ここでいう「意見」とは、単なる業務上のアイディアや提案にとどまりません。たとえば、「このプロジェクトにワクワクしている」といったポジティブな感情や、「ちょっと疲れて集中できない」といった正直な気持ちも含まれています。人は感情を持つ生き物であり、日々の気分や心理状態をチームで共有できることが、長期的に健全な関係を育む土台になります。

そうした環境が整っているからこそ、メンバーは一歩踏み込んだ議論や協力を行うことができます。意見だけでなく感情も安心して表現できるチームは、失敗を恐れずチャレンジしやすくなり、結果として組織全体の成長スピードを加速させるのです。この安心感が、次のSTEPに進むための大前提だと私たちは考えています。

STEP②:オープンだからこそ健全に衝突できる

オープンな環境では、当然ながら意見の違いが表面化します。むしろそれこそが大切な瞬間です。異なる立場や視点からの意見がぶつかり合うことで、より深い理解や新しい発想が生まれます。チームとして理想は、全員が納得するまで徹底的に話し合うことですが、現実にはスピード感も求められます。そこで、一定の議論を尽くした段階でリーダーが最終決定を下す、という例外的なプロセスも必要です。

重要なのは、リーダーが決めるまでのプロセスにおいて、全員の声がしっかりテーブルに乗っていること。そして最終的に方針が決まったあとは、意見の相違を引きずらず、全員がその決定を支持し、力を合わせて推進していくことです。オープンであるからこそ健全な衝突が起こり、そしてその衝突を乗り越えることでチームはさらに結束を強めていきます。

STEP③:止揚(アウフヘーベン)による深化

互いの気持ちや考えを包み隠さずオープンにできたとき、議論は単なる「多数決」や「妥協点探し」では終わりません。全員が納得できる、より高い次元の解決策へと止揚(アウフヘーベン)されるのです。これは単なる理論上の理想ではなく、実際に議論を続ける中で「そんな発想はなかった!」という解に出会う瞬間があります。その瞬間こそが、最も良い議論の成果だと信じています。

もちろん、すべての議題で必ずしもSTEP③まで到達できるわけではありません。時間や状況によってはSTEP②で留まることもあります。しかし、チームとして「目指すべき地点はSTEP③にある」と共有できていることが大切です。その共通認識があるからこそ、妥協に甘んじず、常に議論をオープンに進め続けられるのです。

こうして振り返ると、ネクストモードのカルチャーは「オープンであること」を中心に据えながら、安心感・健全な衝突・そして深化という3つのステップを経て成長していく構造を持っています。これは単なる理想論ではなく、私たちの日々の実践そのもの。だからこそ、カルチャーはスローガンではなく、血の通った行動規範として生き続けているのです。

Notionを活用したカルチャーの醸成

最初に、Notionを活用したカルチャーの醸成について、紹介します。

メッセージが社員に届かない、という悩みを抱えている経営者やマネージャーは多いのではないでしょうか。

会社の方針、部署ごとの方針は繰り返し説明し、誰の目にも触れる場所に掲げておく必要があります。紙のポスターを掲示しなくても、リモートワーク時代の掲示板としてNotionを活用しています。離れていても経営幹部を身近に感じることができます。

下記はネクストモードのインテグレーション事業部の実際のNotionの画面になります。

notion

社員の意見をなかなか聞くことができない、という悩みを抱えている経営者やマネージャーは多いのではないでしょうか。

形だけの目安箱や意見募集は社員の期待をかえって裏切ります。社員からの意見、希望、提言を見える化して、会社としての考えを言語化していくことが大切であると考えます。そこで、ネクストモードでは、Notionを活用したKPTを実施しています。月報会(月に1回開催)でKPTを実施し、Keep:継続すべきこと、Problem:課題・問題、Try:チャレンジ、について、全メンバーに書き込んでもらっています。テーマとしては、組織としてのKPT、チームとしてのKPT、個人としてのKPT、等を選んでいます。

Notion2

全社員が同時に書き込んでもNotionならサクサク動きます。OPENな職場を作っていくために、ネクストモードではNotionは不可欠なツールとなっています。非エンジニアも簡単に使えるツールであるため、社内の情報共有で役に立っています。

Slackを活用したカルチャーの醸成

次に、Slackを活用したカルチャーの醸成について、紹介します。

Slackのチャンネルはできるだけオープンにしてもらっています。困っている人がいた場合に、助けに行くことができる、というメリットがあるからです。また、オープンな場所では、コソコソ話で特定の個人の誹謗中傷をすることができなくなります。更には、開発の案件でトラブルがあった場合、報告資料を見る前に、会社幹部はSlackで発注ステータスや案件のトラブル詳細、等を見ることができます。
ネクストモードのSlackでは、DM(ダイレクトメッセージ)で送付されたメッセージは7日間で削除される設定にしています。Slackからアナリティクス画面が提供されていて、DMの割合がわります。会社設立当初よりも、徐々にDMやプライベートチャネルへの投稿が減ってきています。Slackを利用することで、OPENなカルチャーに馴染まないと思われたNTT東日本のメンバーも、自然とOPENなカルチャーに馴染んできました

Slack

最後に

ひとりひとりがその人らしく働けるカルチャーは、SaaSの導入で浸透させることができます。自分の魅力や個性を最大限に発揮して「なりたい自分」になれる、そんな環境をクラウドで創っていけると信じています。これからも「クラウドであたらしい働き方を」世の中に広めていきたいと思います。

紹介しているSaaSの導入相談は、こちらからお願いします。