ワインをこよなく愛するネクストモードの里見です。...
ネクストモードのカルチャー ④フェアに挑もう 先んじて与え、不公平を変えていこう
ワインをこよなく愛するネクストモードの里見です。
今回はネクストモードのカルチャーのひとつである、「フェアに挑もう 先んじて与え、不公平を変えていこう」について紹介します。ネクストモードでは、8つの「求める人物像」を定めていて、こちらで公開しています。
ネクストモードは自宅でもワーケーション先でもセキュアに働けるように、場所に囚われない「クラウドであたらしい働き方を」お客様に整備するクラウド専業のインテグレーターです。従来の非効率な働き方をなくして、クリエイティブな世の中に変えられると信じています。
全メンバーがリモートで働くからこそ、離れていてもお互いを信頼できるカルチャーを最も大切にしています。
フェアに挑もう 先んじて与え、不公平を変えていこう
チャットやWEB会議がメインのリモートワークは、言葉の伝え方をいつも以上に丁寧にしましょう。気が付かないところで相手を傷つけてしまうことになりかねません。相手が実際に見えないため、簡潔すぎる受け答えは誤解を生みます。
- 誰もがマイノリティでマニアックであることを、ときどき思い出しましょう。男性女性、日本人外国人、異性愛者同性愛者、のみならず、得意なもの、好きなもの、思想、信条、価値観、生まれもって持った文化的アイデンティティ、いろんな観点から自分をみてみると、みんなマイノリティだったりします。力を持たない人の立場から物事を考える癖を身に着けたいですね。
- それぞれの文化、社会、民族を尊重し、少しでも歴史を学ぶ機会を作りましょう。
- 他者の痛みや生きにくさに向き合い、それを引き受けることで、逆に自らの弱さや優しさにも気づいていくという自己回復のサイクルを回していきましょう。
- 社内会議(含む:上長への報告)では、SaaSを使って「楽」して共有しましょう。議事録はSaaSを活用してナレッジ化し、作成した資料は誰もが見られる状態にしておきましょう。
- 経営メンバーへの相談はカジュアルに。誰であれ、社内メンバーのスケジュールを取るための事前承諾はやめましょう(空き時間をカレンダーで取得)。ネクストモードに偉い人はいません。
ネクストモードは、クラスメソッドとNTT東日本のメンバーが混成で働く会社です。業務委託の方や派遣社員も合わせると、様々な人が働いています。誰が偉くて誰が偉くないではなく、それぞれ立場は異なることを前提に仕事を進めていきたいと思っています。
発注側だから偉い、受注側だからへりくだって仕事をする、ということではなく、フェアな関係を構築して、対等なパートナーとして仕事を進めていきたいと考えています。親会社のクラスメソッドは、カスタマーハラスメントへの当社方針を公開していますが、ネクストモードも同じ考えを持っています。
Asanaを活用したカルチャーの醸成
最初に、Asanaを活用したカルチャーの醸成について、紹介します。
ネクストモードでは社内の会議用にパワーポイントでの資料作成を禁止しています。それではどのように仕事を進めているかといえば、AsanaやNotionを活用しています。
例えば、クラウドのシステムをインテグレートする際にお客様とのタスク管理は、メールやSlackではなく、Asanaでまとめるようにしています。①誰が、②なにを、③何時までに、実施するかを明確にしておくことができます。お客様の希望がある場合には、Backlog等の既存ツールも利用しますが、Asanaの方が高機能で柔軟性があるため、できるだけタスク管理はAsanaに寄せて利用しています。マネージャーはわざわざ会議を開かなくても、Asanaの当該プロジェクトを見に行くことで、タスクの進捗を確認することができます。
具体的なAsanaでの事例をひとつ紹介します。これまで、お客様からの発注内容がメール中心であったため、ネクストモードの特定メンバーに属人化しがちでした。この発注業務のプロセスにAsanaフォームを活用しています。
製品の受注時、お客様自身によるAsanaフォームへの入力を起点として、情報収集から後続のタスク管理までをシームレスに連携。従来の営業担当と営業事務による「転記漏れと確認作業を撲滅。情報の一元管理で手作業が削減され、3倍以上の業務効率を実現しました。
Asanaで事務処理漏れを撲滅 社内業務効率が3倍に
Notionを活用したカルチャーの醸成
日々の業務のまとめ、ナレッジの蓄積については、Notionを利用することが多いです。社内ホームページの代わりにNotionを活用することで、共有ドライブ(Googleドライブ)で資料を探す手間がなくなりました。社長達、事務処理ルール、周知事項、等を掲示しておくだけでなく、議事録の保存、技術Tips、社内勉強会、等、様々な情報が格納されています。
これまで、議事録の作成は会議に参加したメンバーがリアルタイムにGoogleWorkspaceに書き込んでいました。しかし、Notionでの議事録作成が自動化されたことにより、要約も含めて、自動的に作成することが可能となりました。これにより、会議にワンオペで参加している場合に後から議事録を作成する作業が、15分から5分に短縮されました。
Notionでの議事録作成 文字起こしをONにする癖
ネクストモードでの具体的な事例として、こんなことがありました。
100以上ある開発パーツの納期をめぐりお客様が「7月末から2か月かけて納品する」と主張し、開発スケジュールの認識に齟齬が発生しました。受注をしたネクストモードとしては、開発パーツが揃わないと契約した納期に間に合いません。そこで、Notionに蓄積された議事録を活用して経緯を調査しました。膨大な過去の打ち合わせ記録も、Notion AIの検索によって瞬時に確認できました。以前の会議で、「7月末までにまとめて納品する」とお客様側で合意された発言を発見。Notionのおかげで客観的な事実を迅速に確認することができ、問題の円滑な解決につなげることができました。いざというときに証跡として「詳細な文字起こし」を蓄積しておくことが、フェアなビジネスの関係構築に繋がりました。
Notionはいわは、ビジネスのドライブレコーダーとも言えます。言った・言わないを“記録”で制す武器なのです。
Slackを活用したカルチャーの醸成
次に、Slackを活用したカルチャーの醸成について、紹介します。
Slackの雑談チャネルでは社長イジリが行われていて、役職が偉いから威張る、ということがない雰囲気作りがSlackだとやりやすいです。
最後に
ひとりひとりがその人らしく働けるカルチャーは、SaaSの導入で浸透させることができます。自分の魅力や個性を最大限に発揮して「なりたい自分」になれる、そんな環境をクラウドで創っていけると信じています。これからも「クラウドであたらしい働き方を」世の中に広めていきたいと思います。
紹介しているSaaSの導入相談は、こちらからお願いします。