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なぜOktaなのか?

ワインをこよなく愛するネクストモードの里見です。

ネクストモードは会社設立以来、Oktaを社内で利用しています。2021年度には、日本において最も多くの新規顧客へOktaを販売した点を評価いただき、「Okta New Logo# of the Year 」を受賞しました。

今回はなぜOktaなのか、他社製品との比較を含めて、紹介したいと思います。

最初に

Okta は、クラウドベースのID管理・多要素認証サービスです。複数サービスのID/PW管理を一元的に行える「IDaaS(ID as a Service)」サービスの一つで、昨今のビジネスにおける課題の一つ「ゼロトラスト」に大いに貢献します。 働く環境のセキュリティを高めると共に、アクセス制御を簡単かつ効率的に行うことができます。

Oktaの優れている点は以下の通りです。

  • 使いやすいユーザー・インターフェース
  • 多くのSaaS製品との事前連携されたAPIが利用できる
  • 多層的なセキュリティにより、信頼性の高いアイデンティティ管理を提供できる
  • 高い可用性と拡張性を持ち、大規模な組織でも利用できる
  • 組織毎に最適なセキュリティポリシーを簡単に設定できる

何故、IDaaSの導入が進んでいるのか

次に、IDaaSの導入が、いま、何故進んでいるのかを見てきたいと思います。

①SaaSの活用が当たり前になった

企業におけるSaaSの活用が当たり前になり、インターネット上にあるサービスとのより利便性が高くセキュアな連携が重要になってきました。特に、従来の閉域ネットワーク外のユーザーと共同作業をすることが多くなり、ID管理の考え方が変わってきました。

②セキュリティの考え方が変わった:Zero Trust

閉域ネットワークで企業の情報システムを管理する時代から、オープンなネットワークで情報システムを管理する時代になってきました。グループ企業との連携、製品横断的な顧客管理、というニーズの高まりによって、サイロ化したシステムの考え方が通用しなくなってきました。

③雇用の流動性が高まった

中途入社の社員が多くなるにつれて、社員のIDを設定する機会が多くなり、プロビジョニングの自動化が求められるようになってきました。契約や派遣の社員が辞めた後も同じパスワードで利用出来てしまうといったことを防ぐことができます

④パスワードが複雑化して管理できない

情報システム部門への問い合わせの8割がパスワード忘れと言われる中、一元的なID管理による利便性の向上とガバナンスの強化が求められるようになってきました。8桁を超える文字列(英数字、大文字小文字、記号、等)が求められる中、パスワードの使いまわしが多くなってきました。

Oktaが6年連続でリーダーの1社として評価 Gartner

Gartnerが発表している「Magic Quadrant for Access Management, October 2022(2022年10月版Gartner®マジック・クアドラントのアクセス管理部門)」では、Oktaがリーダーの1社に位置付けられています。下記の図表によれば、Okta、Microsoft、ForgeRock、Ping Identityの4社が、リーダーであり概念先行型であるとして、実行能力とビジョンの完全性で高く評価されています。

Forrester research社が提供するThe Forrester Wave™の中でもOktaは高いスコアを獲得していて、IDaaSの業界で高い評価を得ていることがわかります。

Okta以外のIDaaS

Okta以外にも、世界には様々なIDaaSがあります。また、日本独自のサービスである、HENNGE OneやTrustLoginなども最近では聞くようになってきました。

OktaとAzure ADは、世界的に最も利用されている優れたIDaaSです。どちらが優れているかは、使用する目的や組織のニーズによって異なります。

Oktaは豊富な機能を提供しているため、多様なアプリケーションとの統合が可能で、セキュリティポリシーのカスタマイズ性も高く、管理者がより細かい制御を行いたい場合に向いています。

一方、Azure ADは、Microsoft製品との統合性に優れており、Office 365、Azure、Windowsデバイスなど、Microsoftの製品を中心に業務を遂行している場合には、良い選択肢となります。

どちらが優れているかは、組織のカルチャー、利用用途、セキュリティの要件、予算などで判断する必要があります。ネクストモードの事例としては、「Azure ADとOkta」「M365とOkta」を両方利用する方も増えてきており、以下のブログでノウハウを公開しています。

 

また、オンプレミスのMicrosoftのADとOktaの連携事例も増えてきており、以下のブログでノウハウを公開しています。

 

最後に

ひとりひとりがその人らしく働けるクラウドの仕組みは、Oktaの導入ではじめることができます。アイデンティティ管理を通じて、「ありのままの自分」で安心して働くことができる、そんな環境をクラウドで創っていけると信じています。これからも「クラウドであたらしい働き方を」世の中に広めていきたいと思います。

紹介しているOktaの導入相談は、こちらからお願いします。