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ネパール旅で検証:バス旅で「Air Forest YOWAN」は効くのか!?
日本酒をこよなく愛する里見です。2020年に会社を作ってからというもの、年間100日以上ワーケーションをしています。今回はヒマラヤに登るために、ネパールに来ています。カトマンズで入国した後、ポカラまでバスで移動することにしました。宿で予約したところ、1500ネパールルピーでした。ちなみに、4列シートの最後尾で、もっとも揺れる座席のようです。
検証「Air Forest YOWAN(エアフォレスト ヨワン)」、本当に酔わないのか?
市販の酔い止めと違い、“天然成分配合で身体に優しい”をうたうこの新製品。エステー×スズキという異色のコラボで考えられた製品に、期待は高まります。
しかし、バスの常識が通用しないこの国ネパールで、果たしてそんなソフトな香りが通用するのか――?
今回は、途中の休憩所、バスの座り心地、車内のカオス感なども織り交ぜながら、全身で「YOWAN効果」を検証してみました。
【06:20】カトマンズ・バス乗り場にて
バス乗り場と言われている場所は普通に繁華街の路上で、すでに大量のバスが集結していました。

そして乗り込んだ4列シートのバスがこちら。

ふっかふかで座り心地がいいです。3列シートの高級バスでなくても大丈夫そう。

今回のバス旅、私が持ち込んだのが――「Air Forest YOWAN(エアフォレスト ヨワン)」。
香りで癒す“新感覚の乗り物酔い対策アイテム”です。
しかし、このYOWAN、正直ちょっと半信半疑でした。
「どうせ、よくあるミント系の匂いでしょ?」「香りなんかで酔い止めになるのか?」と思っていました。
西洋人の強烈な香水のような強烈な香りがして迷惑をかけたくないと思い、周囲に気を使いながら、そっと瓶の封を開けました。
すると――そこに森が現れました。
ヒマラヤでもなく、カトマンズでもなく、そこには“日本のしっとりとした森林浴の空気”が広がります。
スギでもヒノキでもない、YOWANオリジナルの「癒しの森」ブレンド。ヒノキの清涼感と、松の新芽のフレッシュさ、そして遠くからベルガモットの柑橘類の皮の香りがします。
なによりありがたいのは、この香りが“他の乗客に一切イヤな顔をされない”絶妙なバランスだったことです。
YOWANは、自分だけの“小さな快適空間”を、誰にも気づかれずにこっそり作ってくれます。まるで「香りのマイ防音室」。いや、「マイ癒しフォレスト」。
【06:50】「舗装されていない道」第一の試練スタート
カトマンズの市内は道路が舗装されていて、30分ぐらいは日本のバスと変わらないと思ってました。ただ、アスファルトでも日本のバスよりも揺れます。
走り始めて30分後、地面が陥没しはじめます。まだ街の中心部を抜けていないのですが、舗装されてない泥だらけの悪路が定期的に現れます。
バスに乗って60分。曲がりくねった山道を下ります。 右に左にGがかかり、脚を踏ん張ります。
しかし、バスの揺れがどれだけ激しくても、この香りを深呼吸するだけで不思議と気分が落ち着きます。
喩えるならば、お風呂の中でバブの炭酸を吸ったときのような爽快感があります。
ガタガタ道も、YOWANの森の香りが柔らかくブロック。恐らく乗用車用に作られた芳香剤で、バスの中だとさほど香りが強くなりません。
3時間走ったあたりで、バスは地元のカフェの前に停車しました。
売店で売っていた「サモサ(ネパール風揚げジャガイモ)」と珈琲を買いました。サモサは30円で、珈琲は100円でした。サモサはスパイシーでとても美味しく、また食べたいと思いました。
【16:00】ポカラ到着
その後も永遠と揺れは続きます。長らく揺れていて気が付いたのは、決して揺れに抗ってはならず、抵抗せずに、揺れるがままに身体を委ねるのがいいみたいです。
いつしか隣の席に座っていたネパール人の男の子と仲良くなり、最終的には添い寝してくれました。この揺れで眠れるのは若い証拠です。
約9時間の旅を経て、ポカラ到着。船乗りが長い航海の後に揺れない地面を味わっているような気持ちです。
そして何より―今回、ほとんど酔いませんでした。
やや眠いですが、それは早朝に起きたせいです。YOWAN、なかなかいいです。
それにしても、景色が最高です。ヒマラヤも空も湖もキラキラしています。シャワーを浴びてから散歩したペワ湖の脇の歩道には、馬が放し飼いにされてました。
【総評】Air Forest YOWAN ★★★★★
YOWANの総評です。
効果:★★★★☆ ドラッグとしての酔い止めのような効果はないのでしょうし、個人差があると思います。
副作用:★★★★★ 特になし。薬ではない点がとてもいいです。
香りの質:★★★★★ 香りは自然で、押しつけがましくありません。ポカラに到着後も、枕元で香りを楽しみました。
おすすめ度:★★★★★ バス旅にも使えます。従来の車の芳香剤のような嫌らしさがまったくなく、アロマとして上質です。
※追加検証として、ポカラからカトマンズへの帰路は1200円の安価なローカルバスを選択。前日の飲み過ぎの影響もあり、車内で一時的に酔いの兆候が出ましたが、YOWANを鼻に近づけて香りを吸い込むと、驚くほどスッと気分が軽くなりました。車酔いの不快感が一瞬でやわらぎ、まさに「持ち歩けるリセットボタン」。旅のお供に欠かせない存在で、首から下げられるネックストラップが本気で欲しくなったほどです。
詰め替え用は1100円なので、次回は中身を入れ替えて旅にでようと思います。