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知らないことを知る シリコンバレー出張【足で情報を集めてきたシリーズ】
こんにちは、 ネクストモード株式会社のhagiです。
現地では、麦茶みたいな味のコーヒーと、飲むショートケーキみたいなアイスを食べてブクブクと過ごしていました。
はじめに
「生成AIに不足している養分を考える」体で始まった大人気企画、足で情報を集めてきたシリーズもはや第二弾です。
今回も、様々な出来事をAIエージェントにインジェクションすべく、どんどんプロンプトしていきたいと思います。
とはいえ、今回の出張目的は、関係各社とのアライアンスや、表にまだ出ない調査活動がメインとなっているため、ある程度テーマを絞ってお送りできればと思います。テーマはズバリ、現地に行ってみないと解らないというお話を元に出張ナレッジを詰め込みたいと思います。
(なお社内向けにはこちらも恒例【出ない順】試験に出ないシリコンバレー出張 報告枠を準備しています)
手始めにこちらのJOLLY RANCHER ROPES(お菓子)をご覧いただきたいです。子供のお菓子コーナーで見つけました。良いお値段します。
味の説明は省略しますが、感覚的には小麦ねんどのようなテイストです。
※手に持たないとこの衝撃は伝わらないため、NET書いてますが一応スケールに乗せて定量化しています
現地イベントがない
訪米期間はイベントとイベントの隙間で、毎年恒例の空き枠となっているのか、現地駐在の方と1社すれ違い帰国などありました。これもこの時期に出張しないと知り得ない事かと思い学びになりました。
もう少しすればBlack HatやDEF CON、AI4などでUS圏は忙しくなっていたと思います。
そんな状況ですが、イベント目的でのUS出張のように事前にお高めのレジストレーションを事前購入して、接待を受けにいくような出張コースではなく、あくまで自身で訪問先を選んで、行く道と帰り道のタイムスケジュールを組んで、宿泊サバイバルして、というリアル遠足が毎日進行していった経験はこれまで無かったので大変有意義な時間を過ごせました。
簡単に言うと初日からトラブルばかりで楽しかった記憶です。
時は行きのフライトに戻りますが、流石、世界中でリモートワークを繰り返している代表押さえのフライト席がすごく良かったという知見があります。
行き帰り最大12時間弱のフライトが全く苦にならなかったです。言わずもがなの非常口と端っこの席の話をしていますが、私は特にA18の座席が大好きになりました。A18です。位置が分からないですか?エンジンを見れば分かります。
すぐ前がビジネスクラスなので、ほぼビジネスクラスです。
また、イベントが無かったからか、帰りは隣に誰もおらずで、それも良かったのかもしれませんが、とにかく何もしていないことが苦にならない時間でした。
(ただし行きの時の私のように赤さんの近くに搭乗することになった場合、赤さんの睡眠リズムと私のそれをSyncさせる必要があります)
そういえば、ESTAの残期限は行く前に当然確認しますよね。
私のESTA期限は、サンノゼ空港の入国日とイコールだったので、ドキドキチャレンジも一瞬考えましたが、そこは大人の対応をして更新をこなしました。(同行メンバーに配慮)
思い返せば2年前のOktane出張の税関で特殊な経験をしたトラウマがあり、他方、1年経って今度は別の空港で呆気に取られるほど緩かった経緯があるのですが、結構空港によって税関の方のキャラバリエーションがある印象です。今回のサンノゼ空港も、チョット日本語で話しかけられてる旅行者を見かけるほど、割とお優しい国だと感じました。(なぜか空港の入り口に日本の国旗掲揚されてたし)
日本の駐在員が多かったりするせいかもしれないです。
治安
治安は良いところと悪いところが明確にあるようです。
個人的には、店に泊まっている車が綺麗かどうかで判断できると思いました。車を前向きで泊めるお客さんが多いワイルドなお店もチョットコワイ系です。
会いに行った現地の方は「洗車は趣味」くらい誰も気にしないものであってボッロボロの状態が一般的だそうですが、テスラ車は比較的ピカピカな状態で走っているのをよく見かけました。
一方で、場所どうこうでもなく、不意に観光地にカバンが窓から見えてる状態で車をパーキングしているだけですぐヤラれると聞いて、現実を知った側面もあります。慌ててバッグをトランクに忍ばせていただくところまでがセットでリアルに恐怖を感じます。
この辺のEV専用駐車場でもヤラれる
そんな治安にある住宅地の一角、おそらくすべて○億円のお家になります。(こんなに簡単に忍び込めそうでWellcomeなのに!)
住宅の高さと現地の硬いTofuの高さと硬さ(おいしい)は現地の驚きポイントです。もちろん何でもかんでも高いです。
顧客が本当に欲しかったやつだっ!
朝、早い
シリコンバレーの朝は早い。
バーガーキングは5:30にオープン。
近くのローカルスーパーも6:00にオープン。
従業員は一体どうやって睡眠を取っているのでしょうか。毎日日没は平均で21:00くらいでしたよ。
朝は必ず曇り。昼から必ず晴天。日陰は常にちょっと寒い。そんな気候です。
ずっと扉を開けて生活をしたくなる外気の快適さと、夜の室内の暗さ。夜天井から煌々と電気をつける文化がないと知っていましたが、本当にデフォルト暗いですね。(悪くない)
Tip
現地で最初慣れないポイントだと思います。(地域によってもきっと違うであろうに)
少し経って18%という絶妙なラインがあると知って途中から脳停止、UBERも適当、終盤は頭からチップを算定する目線でサービスを見る癖が付いてしまいました。
相手の機嫌によってチップの増減や裁判や命に関わるから他人に対する配慮がセンシティブになっている?という意味でみんな人間に優しい?アメリカあるある?(みんな本当に人に優しくてコミュニケーションをたくさん誘発してくる、こちらはThank Youしか返せないよ、ソンナニお金ナイヨ)
オートパイロット、うん。
現地の方から「ウェイモはもう試されましたか?あれは良い体験です」のセリフで(良い意味で)洗脳がかかり、乗らずには帰れない気持ちになってめちゃくちゃ巻き込んで急いでSFO付近まで駆けつけて体験をして来たのですが、正直その瞬間、あまり驚きはありませんでした。なぜかと思い返したら、つい数日前に、現地の(お名前出していいか分からない)さんにテスラのオートパイロットを体験させていただいてたからだと思います。(大感謝)
ウェイモでウェイウェイ言ってるのは最初だけで、現地民はテスラのオートパイロットでダッシュボードにスマホを置いて、動画視聴しながら手ぶらで帰宅する、そんな日常が存在するみたいです。
個人的にウェイモはそのハンドル裁きよりも、障害物を避けるときのボディスレスレでハンドルを切る、その電子の肌感覚にグッときました!(アプリの話は別途)
「もしかして、君には僕が見えてるの?」と聞こえてくる状態にはなります
仕事に対する考え方
いきなり真面目ですが、1週間日本の仕事をほぼそのままに(ブラックに見えちゃうので)適度に遅い日が落ちる時間までだけ稼働した結果、ほとんどSaaSニュースや日次のトレンドキャッチアップができていない状態でした。
という焦りと同時に、Todoリストを起点に仕事していると、タスクは捗るけど、仕事は進んでない気がするような、タスクを無視して頭から生み出される興味や、目の前の人との会話や行動の延長から生まれる課題をベースに仕事していると、妙案とかピースがはまる感覚で仕事ができるので、真の意味で仕事が進むのはこっちなんじゃないか、という気づきがUS出張で一番の発見です。
ポエムじゃないです!悟りです!
メモベースで働くことの非合理性を感じました。
日本のドキュメントベースの働き方が悪さしているんじゃないか、無駄な仕事が多いと言われることの本質はこれなんじゃないか、ToDoを捨てて、会話ベースで仕事してみようのすゝめです。
一つ一つのタスクも大事ですけどね。
さいごに
どなたかの参考になれば幸いです。