【AWS】新しいAWS認定資格の更新方法でSAPを更新してみた
こんにちは、ホワイトバードです。
6/23にAWS認定資格の新しい更新方法が発表されました。ちょうどAWS認定ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル(以下SAP)の更新期限が近付いていたので、こちらの更新方法を試してみることにしました。
AWS認定資格の新しい更新方法とは
これまでAWS認定資格を更新する場合は新規に取得する場合と同じく、同じ資格の最新バージョンの試験を3年に1回受験する必要がありました。新規取得と同じレベルの問題、量をこなすことで質の面を担保していた半面、試験準備においては再度同じ範囲の学習や、新たに追加になった範囲を確認するなど準備の稼働もそれなりにかかっていました。
しかし、今回発表された新しい方法では、スキルを最新に保つためのトレーニングによって、資格の延長を行うという方法になります。具体的には、次のような流れで行っていきます。
仕組み(公式ブログより)
認定の有効期限まで 90 日以内になると、新しい再認定方法の対象となります。
再認定までの流れは以下のとおりです。
- 認定を選択する: AWS Skill Builder で「詳しく見る > スキルを検証する > 再認定」に移動し、維持したい認定を選択
- トレーニングを完了する: 認定ドメインに関連するデジタルコース(e-Learning形式)とハンズオンラボを実施
- 認定が自動的に延長される: 要件を満たすと完了日から1年間認定が延長
- アクティブな関連する下位レベルの認定の有効期限も延長される:維持した認定の有効期限に合わせて自動的に延長
注意事項
- ベータ版の時点では、更新は1回のみなので、次回は試験を受ける必要がある
- 現時点で対象の資格は下記
- AWS Certified Solutions Architect – Associate
- AWS Certified Developer – Associate
- AWS Certified CloudOps Engineer – Associate (AWS Certified SysOps Administrator – Associate の維持に利用可能です)
- AWS Certified DevOps Engineer – Professional
- AWS Certified Solutions Architect – Professional
- 上記以外の資格は現時点では対象外
前提条件
この方法で実施する場合、次の準備が必要です。
- 有効期限が近付いた資格に紐づいたAWS Builder ID
- 有効期限が90日以内の資格
- AWS Builder IDと同じメールアドレスのAWSアカウント(AWS Skill Builderのサブスクリプションを個人で支払う場合)
- サブスクリプションが有効になったAWS Skill Builder
- ハンズオン用のPC
やってみた
というわけで、トレーニングを開始します。まずは、Skill Builderの「再認定」ページ(https://skillbuilder.aws/certification/recertification) へ移動し、対象の資格を選択します。
選択すると、本トレーニング対象かどうかチェックがあるので、こちらを選択します。

確認が完了すると、対象と残りの期限が表示されるようになりますので、「プログラムに登録」を選択します。

すると、下の方にコースの一覧が出てきました。あとはこのコースをひたすらやっていきます。

やること
SAPの場合、緑色で書かれたスコアを700点とり、なおかつ実践的なアクティビティを2つ以上こなす必要があります。実践的なアクティビティはどれも100点なので7つやってもよいですが、デジタルコースで500点、実践的なアクティビティで200点など、配分はそれぞれに任されています。
コースの説明
デジタルコース
いわゆるe-Learningです。トピックに応じたテキスト・動画・理解度チェックになります。SAPの場合Securityやネットワークなどが中心ですが、Well-Architected Frameworkなどもあります。コース所要時間1時間あたり80点が加算されます。テキストや動画は読み飛ばしてもペナルティはありませんが、最後のナレッジチェックで80点以上取らないと完了できません。ナレッジチェックはすぐに再受験できますので、もし80点取れなかった場合でも問題はありません
実践的なアクティビティ
SimuLearnと呼ばれるAWSのマネジメントコンソールを活用して、テーマに合わせた操作を行っていきます。前半はハンズオン形式でテキストの指示に従いながら指定のアーキテクチャを完成させていきますが、後半はゴールだけ示されて、自身で手順を考えながらやる形式になっています。おおむね前半のハンズオンの手順と似たことをやれば完成できるようになっています。
結果
無事700点をとると…特におめでとうも何もなく更新されました。

期限も更新され、「まだ要件を満たしていません」(有効期限90日以上)になっています。ここはせめて「おめでとう!」のような画面があるとうれしいな…と思います。
CertMetricsを開くと、こちらも即座に更新されていました。

おそらく気になっているであろうこと
おそらく今後更新を検討される方が気になっていることをまとめました。
- トレーニングの所要時間は?
- ハンズオンも含めて3時間程度で終わりました。これはトピックの習熟度合いで変わると思うので、各個人差が出るところだと思います。
- トレーニング中、ほかのことをしても大丈夫?
- 試験じゃないので大丈夫です。普段の仕事の隙間時間にやることもできます。
- トレーニングは中断しても大丈夫?
- 中断しても大丈夫です。自分のペースでやれます。
-
更新が終わった後、Skill Builderのサブスクリプションは解除しても大丈夫?
- Skill Builderのサブスクリプション解除も含めてやりましたが、今のところは大丈夫です(サブスクリプションの有効期限が切れたら再度確認します)
感想
かなり拍子抜けするほどあっさり更新できてしまったので、びっくりしました。こういうケースの場合はぜひこの方法でやってみるといいのではないでしょうか?
- 更新期限が迫っているが、試験勉強の時間が取れない。テストセンターが予約できない
- 上位の資格取得を狙っているうちに、下位資格の有効期限が迫ってきてしまったのでとりあえず期限を延ばしたい
- 資格更新の間隔が短く試験勉強が負担なので、試験間隔をあけたい
現時点ではどのみち1年後に再試験を受ける必要があるため、あくまで期限延長の措置だと思いました。
ご自身のペース、状況に合わせて更新方法の選択をされることをお勧めします。