コンテンツまでスキップ

【Okta×Netskope】Netskope管理画面にOktaのSSOでアクセスできるようにしてみた

 

はじめに


こんにちは、セキュリティを気にする年頃の ネクストモード株式会社 のtommyです

ネクストモードではSaaSやWebへのアクセスの際にNetskopeを経由する構成を取り、通信の可視化や制御を行っています

今回はNetskopeの管理者画面にOktaからのSSO設定を実施しましたのでご紹介します

※管理者権限を持っていないユーザは利用しない機能になりますので、管理者向けのブログとなります

Netskopeとは


Netskopeとは、クラウドサービスの使用時に生じる情報漏洩のリスクや、外部の第三者による不正アクセス、マルウェアの感染といった脅威から機密情報を守り、SaaS環境のセキュリティを強化することができるSASEソリューションです

 

 

 

 

何ができるの?


NetskopeにOktaのSSOでログインできるようにすることにより、Netskopeの管理画面にアクセスする際Okta経由にすることでセキュリティを強化できます

具体的には、通常の管理画面アクセスはID/PWのため、パスワードの使いまわし等により情報漏えいリスクが高まります。SSOの設定ではOktaを経由するため、Okta側で二段階認証等を必要としておけばセキュリティを強化できるということになります

OktaにもNetskopeの管理画面SSO用アプリも用意されているので簡単に設定することができます

アクセスイメージは下記のようなイメージです

Netskope管理画面Okta認証

※上記一番右の端末は代理店などClientが入っていない端末でも管理画面アクセスできることを表しています

やってみた


手順としては下記になります

  1. SSOに必要なNetskopeの情報を確認する
  2. OktaでNetskope Admin Console用のアプリを作成する
  3. OktaのIdP情報をNetskopeに転記する
  4. Oktaで作成したアプリを必要なメンバーにアサインする

それではやっていきます

SSOに必要なNetskopeの情報を確認する

はじめにNetskopeの管理画面を操作します

Netskopeの管理画面からSettings > Administration > SSOに行きます。こちらの情報をOkta側に設定していきます

NetskopeSSO

OktaでNetskope Admin Console用のアプリを作成する

次にOktaの管理画面を操作します。Oktaの管理画面からApplications > Applicationsに移動します

そこでBrowse App Catalogをクリックします

Okta Applications

Searchがあるので、そこで下記のアプリを検索します。出てきたらAdd Integrationをクリックし、アプリを追加していきます

Okta Netskope Applications

Application labelはOktaのユーザー画面に表示されるものになりますので、「Netskope Admin Console」などが無難です

SubdomainはNetskopeのサブドメインになります。例にもあるようにhttps://xxxx.goskope.comの「xxxx」の部分を入力します

他の部分はデフォルト設定のままで構いません

Okta Netskope Applications General Settings

続いて先ほどのNetskopeの情報を入力する画面です。今回はSSOの中でもSAMLで設定していきます

下記のようにService Provider Entity Idの部分にはNetskopeの情報①を入力します

他の部分はデフォルト設定のままで構いません

Okta Netskope Applications sign-on options

Okta Netskope Applications Advanced Sign-on Settings

これでOktaでのNetskope アプリが完成です

OktaのIdP情報をNetskopeに転記する

こちらはまずOktaの管理画面を操作します。Oktaで作成したNetskope アプリから Sign Onタブ > 右側のView SAML setup instructionsをクリックします

下記のような情報が出てきますので、この情報をNetskopeの管理画面に登録していきます

Okta Netskope Applications 情報

続いてNetskopeの管理画面を操作します。Settings > Administration > SSOのSSO/SLO SettingsでEDIT SETTINGSをクリックします

Netskope SSO/SLO Settings

Oktaの情報を入力し、Submitします

Netskope SSO/SLO Settings

これでNetskopeの設定も完了です
Oktaで作成したアプリを必要なメンバーにアサインする

最後にOktaの管理画面を操作します。今回のOktaで作成したNetskopeアプリはNetskopeの管理者が利用するものとなっています。そのため、管理者は利用できるようにしておくことが望ましいでしょう

設定は本アプリのAssignmentsタブからAssignをしてください。個人でも、グループでも可能です

Okta Netskope Admin Console Applications

設定は以上になります

さいごに


今回はNetskopeの管理者画面にOktaからのSSO設定を実施しました。利便性も向上し、セキュリティも強化されるのでOktaを利用されている方は実施いただくことを推奨いたします。OktaとNetskopeの組み合わせは色々できますので、引き続きご紹介させていただきます