【Okta】グループルールのターゲットグループが作成後に変更可能になります(Okta リリース 2026.07.0)

はじめに


こんにちは、ネクストモードのゆきなわです。

Okta のグループルール(Group Rule)は、ユーザープロファイル属性などの条件をもとにグループへのユーザー割り当てを自動化できる機能です。一方で、作成済みルールに指定したターゲットグループは後から変更できず、変更にはルールの削除・再作成が必要でした。

Okta のリリース 2026.07.0 以降、この制限が緩和され、ルールを作り直さずにターゲットグループを追加・削除できるようになります。今回は Preview Org で実際の画面を確認してみました。

⚠️本機能は Preview Org で先行リリースされ、Production(本番) Org へは段階的なロールアウトが予定されているため、Org によってはまだ反映されていない場合があります。

本記事は2026年8月現在の情報に基づきます。機能や仕様、提供時期等は予告なく変更される場合があります。最新情報は公式ドキュメント等をご確認ください。

従来のターゲットグループ変更手順


ターゲットグループだけを変更したい場合でも、これまでは次のような手順が必要でした。

  1. 対象のグループルールを非アクティブ化する
  2. ルールを削除する
  3. 同じ条件式(IF 句)で、新しいターゲットグループを指定したルールを作り直す
  4. ルールをアクティブ化して再評価を待つ

このため、条件式は変わらないにもかかわらず、ルール名や条件式の再入力、新旧ルールの切り替えが必要になることが運用上の課題となっていました。

リリース 2026.07.0 での変更点


Okta のサポート記事 Okta Group Rule Limitations and Restrictions には次のように記載されています。

As of the Okta release 2026.07.0, the target group(s) assigned to a Group Rule in the THEN Assign to clause can now be modified to add or remove target groups after the rule is created. It is no longer required to delete the rule to change the target group(s).

NOTE: This feature will first be released in Preview and then gradually rolled out to production organizations.

今回のアップデートにより、ターゲットグループを変更するためにルールを削除する必要はなくなり、既存ルールに対する追加・削除で対応できるようになります。

なお、NOTE にあるとおり Preview Org への先行リリースからの段階的ロールアウトのため、Production Org で利用できるようになるまでには時間差があるようです。自社の Production Org(リリース 2026.08.0 E)で確認したところ、本機能はまだ有効化されていませんでした。

Preview Org で確認してみた


1. 対象のグループルールの編集画面を開く

Admin Console で [ディレクトリ(Directory)] > [グループ(Groups)] > [ルール(Rules)] タブを開き、対象ルールを非アクティブ化してから [アクション(Actions)] > [編集(Edit)] を開きます。

okta-group-rule-edit

2. ターゲットグループを追加・削除する

[次に割り当てる(THEN Assign to)] で、設定済みのグループ名右の × マークをクリックすることでグループを削除したり、別のグループを検索して追加することができます。変更を保存してルールをアクティブ化すると、あらためてルールが評価されます。

下図は設定済みのグループ Test Group を削除し、異なるグループ Test Group 2 を追加した際の画面例です。割り当てを変更すると、グループ設定欄の下部に更新と影響を示すメッセージも表示されました。

okta-group-rule-edit-updated

おわりに


人事異動や組織改編のタイミングでは、割り当て先グループの見直しが定期的に発生します。今回の変更により、条件式を維持したままターゲットグループの追加・削除だけで対応できるため、ルールの作り直しに伴う設定の再入力や新旧ルールの切り替え管理が不要になり、グループルール更新の運用負荷を軽減できます。

Production Org への展開は段階的に行われるため、まずは Preview Org で挙動を確認し、反映後の運用手順を整理しておくことをおすすめします。

参考ドキュメント


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