こんにちは、ネクストモードのSaaS事業部hagiです!
Oktaneの企業ブースについてご紹介する回を今回で〆る意気込みです。
Zyloはエンタープライズ向けのSaaS管理プラットフォームです。
Oktaもエンタープライズ向けのSaaS管理プラットフォームと呼べなくもないですが、こちらは可視化を売りにしているようです。詳細なコスト管理もできるそうです。
「対応SaaS数って分かりますか?」
「エンタープライズ向けだから多いよ!(言わないけど)」
「エンタープライズってどんな会社のことですか?」
「ナイキ、アドビ、Spotify…」
ハイ毎度疑ってごめんなさいね。ピンと来すぎる大きさです
「この感じだとJapan Marketみたいなのは…」
「今はUSオンリー。AUは予定しているけどアジアはロードマップにないよ」
「どうやって可視化してるんですか?」
「ブラウザ拡張からゴニョゴニョするよ(意訳)」
国内のアレとかアレと一緒ですね(言わないけど)
"エンタープライズ向けと聞いてありがとうございましたと反射的に言ってしまうクセを直そう"
この1ブースで何かをお察しの方は勘が良いですね。サクサク次に行ってください。
(Aditi Sharma - Director, Strategic Initiatives)
ZluriはSaaS管理とIDガバナンスに特化してSaaSのコストコントロールが行えるプラットフォームです
「さっき見た気がします(あっちのブースで)。」
「Zyloですか。あちらはエンタープライズ向けです。こちらはSMB向けのSMP(SaaS Management Platform)です。とにかく一度説明させていただいてもよろしいですか?(目キラキラ)」
「もちろんです!」
〜デモ開始〜
ダッシュボード
〜デモ終了〜
これは完全にお察ししました。
後でちょっと調べたところ、ディレクトリ(Oktaロゴはディレクトリの部類に配置していた)を取り込むことが出来て、アプリもしっかりSCIM対応していたり、2000以上のWorkflowコネクターに対応していたり、SAMLなくともAPIを使ってオンボーディングできるアプリも800種類ほどあるようです。
Oktaで巻き取れないSaaSや、自社契約SaaSが安いプランであるが故にSAMLが使えないAppをこちらで巻き取れそうです。
(ちなみに高いプランでないとSAMLが使えないことはSSO税と呼ばれるようです。Kolideさん助かります。)
しかもWorkflowsで自動化が出来て?Access Reviewsで権限棚卸しも出来て?(聞いてないけどAccess Requestsもある)強すぎんかね。
そろそろ、聞いてよろしいでしょうか。
そういえば、製品にフォーカスし過ぎて当初の違和感について忘れていました。
Zyloへの意識についてです。
Webサイトのデザインというか、取得しているロゴまでよく似ています。
ということで簡単調べしたところ、やっぱりありました。バトルカードあるある。
※この場で○☓はとやかく言わないです
他にもかのOktaやBetter Cloud他も射程内のようです。
何でもできちゃうとライバルは増えますね。この場にブース出展とは恐れ入ります。
さて、私はここで察しました。
ということでブース内の企業をひとしきり検索してみたところ、案の定下記企業が同じようなSaaS管理系(Workflows/PAM/IGA含む)のプラットフォームと判明してしまいました。
…道半ばで心折れてしまいました。
一応何社か確認しに行ってみました。
まずCloudeagleさんです。
こちらは現在70社程度の販売実績があると仰っていました。
サンフランシスコの方はどなたも皆さん気さくです。温暖でカラッとしていて気候とマッチしています。
コスト管理の画面が見えます。
Workflowsが見えます
こちらはToriiさんです。
Toriiのロゴは、鳥居だそうです。
SaaS契約時の契約書(PDF)を取り込んで、条件をインポートできるというユニークな機能を持っています。
聞こえてきた話では、一番小さいプランで$10,000/Year~の料金帯だそうです。
ちょっと小さいですがライセンス確認、オンボーディング(User joins)、オフボーディング、Workflows、ライセンスカウントやContract(コスト管理面)などのUIが見えています。
こちらは季節の移り変わりに沿って(請求月?)、直感的にアイコンが増えたり減ったりしている図です。
Expenses(コスト管理)
契約書の取り込みを見せていただきました。
(静止画だとリアクションがないのですが、実際は私が驚いている声が動画の邪魔になっています)
最後はシンプルですが、無事に取り込まれました。
「そうそうさっき同じような会社の人来たよ。」と教えてくださいました。
(画面内のHot Leadボタンが気になる!(見込み客))
そんなこんなで、SaaS管理系はたくさんの競合が軒を連ねていました。
日本のSaaS管理プラットフォームもいくつかありますし、Oktaイベントだけでこれだけ密集していましたので、まだまだ話題に出たり引っ込んだりしそうな企業が現れる気配を勝手に感じています。
Okta社も力を入れるかもしれません。今後に注目したいです。
唐突ですが、一旦癒やされに、見たことのあるブースを挟みつつ、セキュリティブースに進んでいきたいと思います。
Netskopeさんのブースです。
SASEクイズを置いていました。分かりやすいです!ちょっと頑張ればカードゲームにしてSaaSセキュリティバトルが出来そうです。
何か新しい情報がないかなと2,3会話してみたのですが、(良いのか悪いのか)ありませんでした!
風通しがとても良い会社ということが分かりました。
こちらはAdaptive Shieldです。
SaaS Security Posture Managementの部類です。
よくある例で簡単に言うとOnedrive Businessの全世界共有だったりMFA未設定だったりの設定ミスを拾ってくれるものです。
何らかのSaaSを入れているのであれば検討必須です!
指摘の例を少しお見せします。
見つけて終わりでなく、通知を仕掛けたり、チケットを切って差配するようなSaaS連携ができます。
こちらは無理を言ってOkta用のポスチャ例を表示してくださいました。(あざます!)
もしお値段が合わない場合は、NetskopeのSSPMオプションというものもございますがここでは触れません!(Tommyさんだけ触れておきます)
Cloudflareさんもブースを出していました。
(Okta絡みで紹介できる機能がないかしつこく聞いてすみませんでした!)
この調子でセキュリティ系のブースを眺めていきます。
OktaのUniversal Logoutのような機能も確認できます。
(Arthur Chocholacek - Solutions Specialist)
最後と言いつつまた最後、どこよりも目立つけど、どこにも取り上げられないカッコイイブースも念のためご紹介しておきます!
(Jacqueline Little Lopez - DJ)
ブース回りのお話は以上です。
おかげさまでラップトップ芸を学んだり、日本にまだ来ない製品の情報が得られたり、はたまたCTOが普通にブースをうろついていたりして、本当に行った甲斐がありました。
なお、Oktaに関する接点がほとんどないように見えていますが、OktaおよびOktaパートナーとも見えない接点がちゃんとあるので何しに行ったんだとか思われないような写真も添えて終わりにします!
Okta HQにお邪魔した際に頂いた美ステッカー(新しく作ったそうです)
【Oktane23】出展ブースを米国に住む一般人のフリして練り歩いてみた【Vol.01】
【Oktane23】出展ブースを米国に住む一般人のフリして練り歩いてみた【Vol.02】
【Oktane23】出展ブースを米国に住む一般人のフリして練り歩いてみた【Vol.03】
【Oktane23】出展ブースを米国に住む一般人のフリして練り歩いてみた【Vol.04】
【Oktane23】出展ブースを米国に住む一般人のフリして練り歩いてみた【Vol.05】