【Netskope】Netskope Advanced Analytics入門:生成AI利用の可視化と自動配信

はじめに


こんにちは、 ネクストモード株式会社のサイドウです。

本ブログでは、Netskope Advanced Analytics(NAA)を初めて利用される方向けに「生成AIの利用状況ダッシュボード」の作成について解説します。
Netskopeには日々、社内のあらゆる通信ログが膨大に蓄積されています。これを「ポリシーによる制御(ブロックや許可)」のためだけに使うのは非常にもったいないですよね。
一方で、「誰が・どのアプリに・何をアップロードしたか」といった大量のログやアラートを毎日個別で追いかける作業は、正直しんどい(疲弊してしまう…)と思います。

そこで、蓄積されたログをわかりやすいレポートに変換し、「どのアプリを・誰が・どれくらい使っているのか」を簡単に確認できる、まさにCASBらしさ全開の機能をご紹介します!

今回は生成AIをテーマに案内しますが、他にもクラウドストレージを対象にする等のアレンジも可能ですので是非お試しください。

作成するレポートの概要 


本ブログでは、NAA(Netskope Advanced Analytics)を初めて触る方でも簡単に設定できる「生成AI利用状況ダッシュボード」の作成手順を解説します。

今回は上記のキャプチャにある通り、以下の2つのパーツに分けて設定を進めていきます。

①全体像をパッと把握する「グラフ部分(検出した生成AIと利用者数)」

②誰が・どれくらい使っているかを把握する「表部分(生成AIごとの利用状況)」

また、下記の別ブログでもNAAを使った可視化について触れていますが、NAAは作り込み次第で自社に必要な情報を自由自在に表示させることが可能です。

 

 

アラートを日々追いかける運用から、レポートで概要を把握し、アラートを確認する or ポリシー制御を実装する運用を試してみるのはいかがでしょうか!

 

設定手順


前提条件

Netskope Advanced Analyticsが利用可能な環境であること
 →特定ライセンス以上で7日以内のログ分析は無償で利用可能です。7日以上のログからレポート等を作成する場合は、追加オプションで期間を延長することが可能です。

①グラフ部分の設定手順

社内で「どの生成AIツールが、どれくらいの人数に使われているのか」を可視化するグラフを作成します。

1.Netskope管理コンソールより[Advanced Analytics]-[Explore]を開き、Date Collectionを[Page Events]にします

2.[Filters]-[+ Filter]をクリックし、[Application]-[Category]を追加します

3.Page Events Category : [Generative AI]に設定します

4.左ペインより下記2項目を追加し、[Run]をクリックします
・[Page Events]-[Application]-[Application]
・[Page Events]-[Users] ※三点リーダーより[Aggregate]-[Count distinct]をクリック

6.画面右上の歯車マーク-[Save]-[As a new dashboard]をクリックします

7.[Title]に任意のダッシュボード名を入力し、保存先のFolderを選択後、[Save]をクリックします。※本ブログではPersonalを選択しています

8.管理コンソール-[Advanced Analytics]-[Personal]に作成したレポートが保存されていればグラフ部分の完成です。

 

②表部分の設定手順

生成AI毎に実際に利用しているユーザーなどの情報を補完する表部分を作成します。

1.[①グラフ部分の設定手順]の3まで同様の手順で進めます

2.左ペインより下記項目を追加し、[Run]をクリックします
・[Page Events]-[Application]-[Application]
・[Page Events]-[Application]-[CCI]
・[Page Events]-[User]-[User]
・[Page Events]-[MEASURES]-[Formatted Measures]-[Sum -Bytes Uploaded(MB)]
・[Page Events]-[MEASURES]-[Events]

 ※ぜひ他の項目もお試しください

3.Visualization部分で表形式を選択します
※Visualization部分がダッシュボード上で表示される領域となります。

4.画面右上の歯車マーク-[Save]-[To an existing dashboard]をクリックします
※グラフ作成時と異なるので注意

5.[Title]に任意の名称を入力し、[①グラフ部分の設定手順]で保存したダッシュボードを選択後、[Save to Dashboard]をクリックします。

 

③ダッシュボードの調整

作成したダッシュボードのウィジェットの位置や大きさを調整します。

1.管理コンソール-[Advanced Analytics]-[Personal]を開き、作成したダッシュボードを開きます

2.ダッシュボード右上の三点リーダーより[Edit Dashboard]をクリックします。

編集画面に切り替わり、各ウィジェットのサイズや配置を変更することが可能です!

見ての通り作成直後は雑な配置になっているのでお好みの見た目に変更してください!

 

④レポートのスケジュール化

作成したレポートは定期的に指定したメールアドレス宛に送信させることができます。

追加ライセンス無しの場合、7日間のログ分析しか対応していないので、今回は毎週金曜日にログを送付する設定を入れていきます。

1.[③ダッシュボードの調整]と同じく、ダッシュボード右上の三点リーダーより[Schedule delivery]をクリックします

2.設定画面が表示されるため、お好みの配信期間を指定し[Save]をクリックします

今回は以下のような設定にしました!フォーマットはcsvも選択可能です。

 

まとめ


いかがでしたでしょうか? 今回はNAAを初めて触る方向けに、「生成AIの利用状況ダッシュボード」の作成と、週次でのスケジュール配信設定をご紹介しました。

毎日飛んでくる大量のアラートを一つずつ確認するのは本当に骨が折れますが、このように週1回のレポートで「全体のトレンド」や「異常なアップロード量の有無」をパッと把握できる仕組みを作っておけば、心理的にも運用的にもかなり楽になるはずです。

もちろん、今回は「生成AI」をテーマにしましたが、フィルタの条件を少し変えるだけで「未許可のオンラインストレージ」や「特定のシャドーIT」の監視ダッシュボードに作り変えることも可能です! (レポートで気になる動きを見つけたら、ポリシーで制御を入れる…というサイクルが回せると完璧ですね!)

ぜひ皆様の自社環境に合わせて、色々な項目の可視化にチャレンジしてみてください。