25/08/27 8:40

【Notion】アップデートされたNotion MCPを使って、CursorからNotionを操作してみた

はじめに

こんにちは、ネクストモードの眞鍋です。

今回は、Notion MCPを活用し、AIアシスタントであるCursorから直接Notionを操作する方法をご紹介します。
さらに、リリース当初から現在に至るまでのアップデート内容も解説し、Notion MCPがどのように進化してきたのかを詳しく見ていきます。

Notion MCPの概要

Notion MCPは、NotionとCursorなどの外部AIツールを連携させるための接続プラットフォームです。

このプラットフォームを利用することで、外部ツールやアプリケーションをNotionに統合し、データ操作や自動化プロセスの効率化を図ることができます。

主に以下のような操作をAIツールを介して行うことが可能です。

ページの作成や編集
データベース管理
ワークスペース全体の検索

Notion MCPは、2025年4月にローカル版が、同年7月には大幅に改善されたリモート版がリリースされました。
それぞれの特徴と進化について以下で詳しく解説します。

リリース当初のNotion MCP（ローカル版）

リリース当初のNotion MCPは、ユーザーがダウンロードしてCursorやClaude Desktopにインストールする必要があるオープンソースのMCPサーバーでした。
この初期バージョンを利用するためには一定の技術的知識が求められ、導入のハードルが高いものでした。

主な機能としては、Notionの既存APIをAIが直接呼び出すことが可能で、ページ作成やデータ検索などが行える点が挙げられます。
しかし、以下の課題が存在していました。

AIによるトークン消費量が多く、コストがかかる
処理速度が遅く、業務利用には不向きだった

アップデートされたNotion MCP（リモート版）

これらの課題を解決するため、Notionがホストするリモート版のMCPサーバーがリリースされました。
このリモート版により、多くのユーザーがより簡単に外部AIツールとNotionを連携できるようになりました。

リモート版での主な改善点は以下の通りです。

OAuth認証の導入により、ワンクリックでAIツールとNotionワークスペースを接続可能に
トークン消費の効率化により、コストが削減
処理速度が大幅に向上し、スムーズな操作が可能に

これらの改善により、Notion MCPはより実用的で手軽なツールへと進化しました。

Notion MCPを使ってみた

Notion MCPを活用してCursorとNotionを連携させ、Cursorから直接Notionへさまざまな操作を行う手順を詳しくご紹介します。

CursorとNotionを接続

Cursor MCP Directoryにアクセスし、Notionを追加するボタンをクリックします
Cursor側で、Notion MCP Serverのインストールボタンをクリックします
インストール後、ログインボタンをクリックします
接続するワークスペースを選択し、「続行」をクリックします
インストールが完了すると、様々な機能が利用可能になります

ページの作成

「Notion MCPテスト」というページを作成する指示を出します
約10〜20秒で処理が完了し、作成したページのリンクが表示されました
指示通りにページが正しく作成されていることを確認できました

データベースの作成

作成したページに「タスク管理DB」を作成する指示を出します
ページ検索 → DB作成の処理が順に実行され、完了するとリンクが表示されました
指示通りにデータベースが正しく作成されていました

データベースへのアイテム追加

作成したタスク管理DBにアイテムを追加する指示を出します
アイテム追加処理が完了すると、リンクが表示されました
アイテムが追加されていることが確認できました

さいごに

アップデートされたNotion MCPは、利便性、パフォーマンス、セキュリティの全てにおいて大きな進化を遂げています。
これにより、十分業務利用できる性能となっており、今後のさらなるアップデートにも期待が高まります。

引き続きNotion MCPの可能性を探りながら、その進化を注視していきたいと思います。

Notionについてのお問い合わせ

ネクストモード社は、日本で3社しかないNotion販売代理店です。(2023年01月01日現在)
Notion導入を検討の際は是非下記からお問い合わせ頂けますと幸いです。

Notion, Notion MCP