はじめに ネクストモードの南です。 Notionのデータベースオートメーションで特定のユーザーに通知が送信できるようになったので紹介していきます。
【Notion】データベースオートメーションでトリガーとアクションの新機能がリリースされました
はじめに
ネクストモードの南です。
Notionのデータベースオートメーションの新機能として「トリガーの複数条件の指定」「高度なトリガーの指定」
「値の追加・削除・切り替え」の3つがリリースされたので、さっそく紹介していきます。
目次
トリガーの複数条件の指定
これまでのデータベースオートメーションでは一つのトリガーしか指定することができませんでしたが、
複数のトリガーを指定することができるようになりました。
複数のプロパティでトリガーを組み合わせることができるようになり、より複雑な条件を指定することが可能になります。
例えば、「緊急度のプロパティが高に設定」かつ「ステータスに変更があった」場合に特定のアクションを
実行する(Slackチャンネルへの通知など)、というフローを組むことができます。
また、複数トリガーの実行条件はAND条件とOR条件から選ぶことができます。
トリガーの数がどこまで指定できるのか検証してみましたが、10個までは問題なく動作することが確認できました。
(これ以上指定することもできそうですが、実際にそこまで複雑な条件が必要になるのはレアでしょう。)
- たくさんトリガーを指定してみる
高度なトリガーの指定
プロパティに特定の値が指定された、特定の値を含むといった、より高度な条件をトリガーに指定することが
できるようになりました。
例えばテキストプロパティで特定のキーワードを含む値が入力された場合にアクションを実行する、
というフローを組むことができます。
これまでは一部のプロパティを除き「何らかの編集があったとき」というシンプルな条件しか指定できなかったので、
かなり細やかな条件を実現できるようになっています。
以下にいくつかプロパティをピックアップして選択できる条件を紹介します。
- テキスト、タイトル、メール、電話、URLプロパティ
- 数値プロパティ
- ユーザー、セレクト、マルチセレクト、リレーションプロパティ
値の追加・削除・切り替え
セレクト、マルチセレクト、ユーザーといった選択式のプロパティについて、値の追加・削除・切り替えを
アクションとして指定することができるようになりました。
これまでは既に値が入力されている場合、オートメーションで指定した値と置き換えるという動作になっていましたが、
追加・削除・切り替えでは個別に値を反映することができるようになります。
- 追加:指定した値を追加する
- 削除:指定した値を削除する
- 切り替え:トリガーが実行されるたびに値を追加・削除する
- 置換(これまでの動作):既に入力された値と指定した値を置き換える
例えばユーザープロパティに特定のユーザーを入力するというフローを組みたい場合、追加を指定すると
既に入力されたユーザーを削除せずに特定のユーザーを入力することができます。
- 緊急度のプロパティが高に設定された場合に、担当者に任意のユーザーを追加する
- 既に設定されているユーザーに加えて、指定したユーザーが追加される
ボタン機能では少し前から設定できるようになっていましたが、同じことがデータベースオートメーションでも
今回実装された、という形になります。
まとめ
今回はNotionのデータベースオートメーションの新機能について詳しく紹介しました。
トリガーの複数条件の指定や高度なトリガーの指定、値の追加・削除・切り替えなど、
より複雑な条件やアクションをデータベースオートメーションで実現することができるようになりました。
活用の幅がかなり広がるアップデートとなっているので、業務の自動化や効率化に活用していただければと思います。
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