こんにちは、ネクストモード株式会社の平林です。
【re:Invent 2025】英語力ゼロでも大丈夫!不安だらけの私がラスベガスを「全開」で楽しめた話
こんにちは、ネクストモードの平林です。
今回は技術的な話から少し離れて、「言語の壁」について書きたいと思います。
正直に白状します。私は英語、全然しゃべれません
渡航前の私は、ずっとこんなことを考えていました。
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本当に入国できるのか?
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そもそもセッションなんて理解できるのか
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食べたいご飯は頼めるのか?
楽しみなはずなのに、不安が頭の中をグルグル回っていました。
でも終わってみれば、結論は「なんとかなったし、最高に楽しかった!」
英語力ゼロの私が、アメリカでの1週間をどうサバイブして、re:Inventをどう「全開」で体験できたのか。
来年私と同じような人が少しでも気持ちがラクになるように、リアルな生存戦略を書き残します。
入国審査:スマホは最強の武器
最初にして最大の難関、入国審査。
想定問答集も用意していましたが、相手はネイティブで早口。
正直、ほぼ何を言っているか分かりませんでした(笑)
ここで私の助けてくれたのがGoogle翻訳でした。
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審査官にスマホを渡す
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話してもらう
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翻訳された文を見て返答する
この流れで、ちゃんとやり取りできました。
「しゃべれなければツールを使えばいい」と割り切れた瞬間、肩の力が抜けました。
そして入国OKをもらったとき、うれしすぎて審査官とハイタッチしてしまいました。
(今思うとテンションおかしいですが、不安からの解放がそうさせました)
空港に着いたら最優先で通信を確保するのが大事
私の中では入国審査は、焦りや不安をかなり感じるタイミングです。
だからこそ、通信が命だと感じています。
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空港のフリーWi-Fiに速攻でつなぐ
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Google翻訳は「英語⇔日本語」をすぐ出せる状態にしておく
この準備があるだけで、詰む(別室行き)確率が一気に下がるでしょう。
飛行機を降りて入国審査へ向かう通路。緊張感MAXで風景を撮っていました。

オール英語のセッション:Nottaで攻略
re:Inventのセッションは当然オールイングリッシュです。
「リスニングできないと地蔵確定か?」と、めちゃくちゃ不安でしたが、ここでもテクノロジーが救ってくれました。
私が使ったのは、リアルタイム文字起こし&翻訳ができるNottaです。
ちなみに池田さんのブログ見て使ってみました。
契約したプランはプレミアム1,980円を1ヵ月とアドオンの1か国語リアルタイム翻訳1,430円です。
最初はプレミアムのみで行けると思っていたのですが、
プレミアムプランにはリアルタイム翻訳が月2回までの制限があるため、イベント中問題なく使えるようアドオン(月100回まで)を追加しました
これらのおかげで、スピーカーが話す英語をリアルタイムで日本語テキストに変換してくれるので、耳で分からなくても目で理解できました。
ただし翻訳されるまでに5〜10秒くらい遅れます。
そのため、「チョークトーク」のようなスピーカーから参加者が議論するセッションでは、その輪に入れず、遅れて質問の意味を理解する状況でした。
でもその遅れがあっても、内容がゼロより100倍マシです。
正直、Nottaがあると「英語、理解してますけど?」みたいな顔で座れますので、メンタル的に楽でした。
食事:大事なのは言葉よりパッション
生活する上で欠かせない食事。これもカタコト英語で十分でした。
特に印象に残っているのがハンバーガーショップでの出来事です。
「1番のハンバーガーに、ドリンクとポテトのセット」これを頼もうと決めて、いざ注文へ。
私:「ナンバーワン(メニューを指さす)」
店員さん:何か言ってる(全然分からない)
日本の感覚だと「セットどうする?」って流れだと思った私は、勢いで
私:「セット!!」
すると奥にいた別の店員さんが、
別の店員さん:「OK!OK!セットね〜」
みたいな雰囲気の言葉をめっちゃ良い笑顔とグットサインで返してくれました。
そして結果的に、ちゃんとセットが出てきました!
この瞬間、思いました。
英語分からなくても、気持ちで行けると。
なお、このことをあとで聞いたら、アメリカではセットは「set」じゃなくて「combo」って言うらしいです。
なるほど、あの店員さんは私が英語できないのを察して、いい感じにしてくれたんだなと、感謝の気持ちがあふれてきました。
店員さんの優しさが詰まったハンバーガーセット。美味しかったです!

そして何より、人は優しい
これが今回一番の発見かもしれません。
渡航前は「英語ができないと冷たくあしらわれるんじゃないか」なんて不安もありましたが、実際は真逆でした。
道を尋ねても、ホテルのチェックインでも、シャトルバス乗り場でも、基本、みんなめちゃくちゃ優しいです。
私が英語が出てこなくて困った顔をしていると、「あ~~~OK!!」という雰囲気で待ってくれたり、
スマホの翻訳画面を一生懸命覗き込んで親身に対応してくれたり。
言葉が通じなくても「困っている人を助けよう」としてくれる優しさは万国共通でした。
ツールや度胸も大事ですが、最後はこの「人の優しさ」に何度も救われました。
まとめ:迷っているなら、飛び込んでほしい
帰国した今、思うのは「英語ができないからといって、海外カンファレンスを諦めるのはもったいない」ということです。
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入国はGoogle翻訳で
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セッションはNottaで
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注文はパッションで
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そして困ったときは、周りの人が助けてくれる。
現代には便利なツールがあり、現地には優しい人々がいます。
「英語ができない」という不安のせいでre:Inventへの参加を迷っている方がいたら、ぜひ挑戦してみてください。
私のような英語力ゼロの人間でも、1週間サバイブして、こんなにも刺激的な体験を持ち帰ることができたのですから。
そしてその体験は、仕事にも私生活にも、確実に影響がありました。
このブログが、来年re:Inventに行くか迷っている方の判断材料になれば嬉しいです。