【Asana】受け身のチャットから“AI参謀”へ。「Asana ダッシュ」を触ってみた

こんにちは、SaaSエンジニアのきうちです。

Asanaに新機能「Asana ダッシュ」が登場しました。

これまでAsanaのAI機能は、スマートチャットのように、質問するとAsana内の情報を探して答える使い方が中心でした。Asana ダッシュはそこから一歩進み、仕事の状況を整理し、優先順位や次のアクションを提案します。感覚としては、質問に答えるチャットよりも「仕事の進め方を一緒に考えるAI参謀」に近い機能です。

この記事では、実際に触って分かった特徴とスマートチャットとの違い、「今日は何をすればいいの?」と尋ねたときの画面や挙動を紹介します。

 

スマートチャットから何が変わったのか


違いは、大きく3つあります。

 

質問への回答から、先回りした提案へ

スマートチャットは、「〇〇の進捗は?」と質問して初めて回答を返します。Asana ダッシュは、優先度の高いタスクや止まっている課題、自分の承認を待っている案件などを整理して提示します。

自分で質問を組み立てなくても、見るべき仕事の候補が出てくる点が大きな違いです。

 

Asana内の検索から、複数ツールの文脈理解へ

スマートチャットは、Asana内のタスクやプロジェクトの検索と要約が中心です。Asana ダッシュは、連携しているSlackやメール、ミーティングの履歴も参照し、会話の中で決まった内容をAsanaのタスクやプロジェクトと結び付けます。

利用できる情報は、接続しているツールや設定によって変わります。

 

回答だけでなく、次の操作も提案

スマートチャットは、質問に対する回答や要約を表示します。Asana ダッシュは、遅れているタスクを見つけた場合に、担当者へリマインドを送る、AIチームメイトに下書きを作らせるといった次の操作も提案します。

状況を把握するだけで終わらず、その場で仕事を進めやすい設計です。

 

「今日は何をすればいいの?」と聞いてみた


日常的に使う場面を想定し、Asana ダッシュに「今日は何をすればいいの?」と尋ねてみました。

 

チャット入力画面

画面上部または専用サイドバーからAsana ダッシュを開きます。入力欄は検索窓に近い、シンプルな見た目です。

Asana ダッシュを呼び出す

質問を送ると、自分が参加しているプロジェクトや本日締め切りのタスク、直近でコメントが付いた案件などの情報をもとに回答を作ります。

Asana ダッシュの画面

 

応答画面

送信して数秒後、今日の優先アクションが一覧で表示されました。

Asana ダッシュの画面

タスクが時系列に並ぶだけではありません。それぞれを優先する理由も添えられています。複数のプロジェクトを行き来しながら優先順位を考える手間を減らせそうだと感じました。

 

Asana ダッシュが合いそうな人とチーム


実際に触った範囲では、次のような人やチームと相性が良さそうです。

  • 複数のプロジェクトを担当している人

朝、どのプロジェクトのどのタスクから始めるか迷う時間を減らせます。締め切りだけでなく、周囲の動きや承認待ちも含めて候補が示されるためです。

  • Slackやメールに情報が分散しているチーム

会話で決まった内容とAsana上の仕事を結び付けられるため、転記や見落としを減らす助けになります。ただし、参照できる情報はツールの接続状況や権限に左右されます。

  • ボトルネックを早く見つけたいマネージャー

自分のタスクだけでなく、プロジェクト内で止まっている仕事や承認待ちの案件も確認できます。定例会まで待たずに、フォローが必要な箇所を探せます。

 

毎朝の優先順位付けを短くできそう


Asana ダッシュを触って感じたのは、スマートチャットの回答機能を増やしただけではない、ということです。状況を整理し、優先する理由を示し、次の操作までつなげる。この一連の流れに違いがあります。

「今日は何をすればいいの?」という短い質問から仕事を始められるので、複数のプロジェクトを抱えている人ほど試す価値がありそうです。まずは普段のタスクがどのように整理されるか、実際の画面で確認してみてください。