はじめに
こんにちは、ネクストモード株式会社テクニカルサポート担当です。
先日以下の記事でNotionのデータベース機能とページレベルのアクセス権限を活用した簡易的な承認フローについてご紹介しました。
この記事の中でNotionデータベースのボタン操作の内容をコメントに自動反映する仕組みについて触れました。今日はOkta WorkflowsでNotion APIを実行する方法を解説します。
この記事でできること
- Notionオートメーション(データベースのボタン操作など)を起点にWebhookを送信する流れ
- Okta WorkflowsのAPI EndpointトリガーでWebhookを受信し、ペイロードからページIDやpropertiesを取り出す方法
- Okta Workflowsで取得した値から、Notion APIリクエスト用のHeaders(
Notion-Version、Content-Type)を組み立てる方法 - Notion APIのCreate comment(
POST https://api.notion.com/v1/comments)を呼び出してページへコメント投稿する手順
Notion APIについて
以下のドキュメントを確認するとすべてのAPIリクエストにはヘッダーにNotion-Versionを含める必要があります。
今回は以下のCreate commentを利用します。記事執筆時点の最新バージョンは2026-03-11でしたので、Okta Workflowsの中でもこのバージョンを指定します。
Notionインテグレーション設定
Notion APIを呼び出すために、事前にNotionインテグレーションを作成してトークンを取得します。
インテグレーションの作成
- Notionの設定から接続へ進みインテグレーションを作成または管理するへ進みます。もしくは https://www.notion.so/profile/integrations/internal へ進みます。
- 新しいインテグレーションを作成から以下のように作成し、表示される内部インテグレーションシークレットを控えます。

- 機能は最小限とするためコメントを挿入のみとしました。

対象ページ(またはDB)への権限付与
作成したIntegrationは、コメントを投稿したいページ(またはページが含まれるデータベース)に招待して権限を付与する必要があります。
コンテンツへのアクセスから設定します。

権限が付与されていない場合、Okta Workflows側の設定が正しくてもNotion APIの呼び出しでエラー(401/403/404など)になることがあります。
Okta Workflowsの作成
コネクション作成
最初にコネクションを作成します。
-
Auth Type:
Custom -
Header Name:
Authorization -
Header Value:
Bearer <内部インテグレーションシークレット>

flow作成
全体図
- API Endpoint(Trigger)
- NotionオートメーションからのWebhookを受信します。
- 送信されたペイロードから
idやpropertiesオブジェクトを後続処理で使います。
- Get Multiple
propertiesオブジェクトから必要な値を取り出します。- 例:
ステータス履歴.rich_text.0.plain_text - ※「ステータス履歴」はNotion DBのプロパティ名に依存するため、環境に合わせて読み替えてください。
- Construct(Headers)
- Notion API用のヘッダー(
Notion-Version、Content-Type)を組み立てます。
- Notion API用のヘッダー(
- Construct(Bodyの部品)
- コメント本文のベースとなる
typeとtext.contentを作成します。
- コメント本文のベースとなる
- List / Compose(rich_text)
rich_text(リスト型)を作成します。
- Construct(Body)
parent.page_idとrich_textを指定してリクエストBodyを完成させます。
- HTTP(POST)
- APIエンドポイント
https://api.notion.com/v1/commentsに、HeadersとBodyを指定してPOSTします。
- APIエンドポイント
以上でコメントが投稿されます。
まとめ
本記事では、Notionオートメーションから送信されるWebhookをOkta Workflowsで受け取り、Notion API(Create comment)を呼び出してページへコメントを自動投稿する手順を紹介しました。
実装時のポイントは、リクエストに Notion-Version を必ず指定することと、作成したIntegrationを対象ページ(またはDB)に招待して権限を付与しておくことです。
今回は疎通確認を優先し、Webhookペイロードから取得した値を最小限の加工でそのまま https://api.notion.com/v1/comments へPOSTする構成にしました。
今後は、他のAPIを利用することでNotionの標準機能では対応できないさまざまな自動化も行えるはずです。
Okta WorkflowsはAPI実行環境として比較的ハードルが低いので、ぜひお試しください。
