ワインをこよなく愛するネクストモードの里見です。
【Okta】Partner Forumに参加してきました
はじめに
ワインをこよなく愛するネクストモードの里見です。5月24日(水)午前中に渋谷ヒカリエホール Bで行われた、OktaのPartner Forumに参加してきました。パートナー向けのフォーラムで、一般には公開されていないのですが、その内容をダイジェストでお伝えします。10:00:挨拶
田中克典さま(Okta Japan株式会社 パートナー統括本部長)からの挨拶。
Oktaにとって、とても成功裏に終わった1年で、新規のパートナーは22社増えました。140%の成長となり、これはOktaジャパンはじまって以来のレコードとなります。ジャパンがアジアで1位の成績を得ることもできました。
私のチームのミッションは簡単です。みなさんの扱っているポートフォリオの中で1番になっていただくことです。これからも、パートナーの皆様のビジネスを拡大していただければと思います。
10:10:Oktaパートナー戦略
Bill Hustadさま(Okta Inc.SVP, Global Partners and Alliances)からグローバルで考えている「Oktaパートナー戦略」についてのプレゼンテーション。
日本への来日は2度目で、Oktaは日本市場を非常に重視しています。
企業はいま、セキュリティに投資をしたいという意欲を持っています。この基幹システムのセキュリティ市場は800億ドルの市場があります。すべてのクラウドシステムの真ん中にアイデンティティがあり、戦略的な位置付けにあると言えます。
アイデンティティを通じて、お客様を知り、守り、満足させたいと考えています。社員を助ける、守る、満足させなくては、社員は離れて行ってしまいます。
前年度は100%以上の成長を果たしました。2023年3月時点での月間認証数は1.6憶回。OktaJapan設立以来の成長は6倍になります。
日本のアクティブなパートナーが64社あり、1/3が過去1年間で増えた新規パートナーです。そして、Okta全体の60%の売上がパートナー経由となります。
Oktaは、予測可能な収益性の高いビジネスをパートナーに提供して、共に成長していきたいと考えています。
※一部内容はNDA対象であるため省略。
10:30:Okta最新アップデート
安田幸史さま(リージョナルアライアンスマネージャー)「Okta最新アップデートと新パートナープログラム」についてのプレゼンテーション
【FY23主要なアナウンスメント】
2022年2月にAuth0とOktaのオペレーションを統合。
2022年3月に日本国内にデータを保管する「Okta Infrastructure」の稼働を発表。すでにある北米、欧州、オーストラリアなどのOkta Infrastructureと同一のインフラとコードを採用する、東京、大阪の異なるAWSリージョン上に構築。※Ismapの認証は未取得で、優先的に取り組んでいる。(Auth0は2年前から日本国内にデータを保管。)
Auth0買収によるオペレーション統合。グローバルでの営業部門の統合により、Okta/Auth0すべての製品をひとつの営業チームからお客様に提供開始。
2022年4月に2022年1月の侵害に関する調査を終了(専用のサイトに関連情報を集約)。
2022年5月にAuth0プロダクトの注文処理がOktaシステムに以降。
2022年5月にOkta City Tourを実施(オンデマンドで視聴可能)。
2022年8月にOIE自動アップデートの開始。(Classic Engineをお使いのお客様に、無償でOkta Identity Engineへのアップデートを提供。自動アップデートは日本のお客様には停止されており、リクエストベースで対応中。)
2022年8月にOktaパートナーによるAuth0販売開始。
2022年8月にグローバルパートナーおよびアライアンス担当上級副社長にBill Hustad就任。
2022年8月に製品ユースケースに沿った、旧称Authe0、旧称Okta CIAMの明確な製品の方向性を提示。
2022年10月に日本のオフィスをWeWorkから渋谷ヒカリエに移転。Oktaが推進するDynamic Work:ダイナミックワークの基準に則ったオフィスを構築。「働きがいのある会社」としてGPTWの調査で認定。
2022年10月にMagic Quadrantでリーダーの1社と評価を受ける。
2022年11月にOktane22の開催。世界から4000名を超える参加(日本からは50名程度参加)。2023年は10月第1週に開催予定。
2022年11月にWIC(Okta Workforce Identity Cloud)、CIC(Okta Customer Identity Cloud)の発表。
2022年11月にOktaロゴの改定。
2022年11月にOkta Showcase Japan開催。
2022年12月にdemo.okta.comのサービス開始。
2022年12月にOkta Identity GovernanceのGA。
【FY24主要なアナウンスメント】
2023年2月にdemo.okta.comがWICに対応。
2023年2月に新しいカスタマーサクセスパッケージの発表。(Basic、Silver、Gold)
2023年2月にBusiness at Work2023を発表。
2023年3月に決算発表。
2023年3月にOkta Elevateパートナープログラムの発表。
2023年4月にITreview Grid Award 2023 Springで5期連続「Leader」を受賞。
2023年4月にOkta ElevateパートナープログラムGo Live。
※一部内容はNDA対象であるため省略。
11:15:パートナーアワード受賞式
Oktaの幹部から、2022年度に卓越した成績を収めたパートナーに対してアワードが授与されました。
日立ソリューションズ(Distributor of the year)、ソフトバンク(WIC partner of the year)、NTTデータ(CICpartner of the year)、アマゾンウェブサービスジャパン(CICpartner of the year)、ネクストモードの5社が表彰されました。
ネクストモードは、「Reseller New Business of the Year」で2年連続でアワードを受賞することができました。
クロージングコメント
渡邉崇さま(Oktaジャパン社長)からのクロージングコメント。
2020年の4月1日にOktaにジョインした際に、給与システムがダブルバイトに対応していないから契約社員でお願いしますと言われて、3カ月ほど契約社員をやりました。契約社員であってもOktaをやりたかったので、カントリーマネージャーをやらせてもらいました。7月にようやく正社員になり、その後にOktaジャパンを発足しました。最初はパートナー3社からのスタートでしたが、現在は66社にまで広がりました。
Oktaではアジア全体を3つに分かれていて、①オーストラリア・ニュージーランド、②東南アジア、③日本、となっていますが、日本は昨年度の販売で1位となり、非常に大きな広がりを見せています。Oktaの日本への投資も増えていて、採用も活発に行っています。これからもIdentityの価値を市場に広げていくべく、一緒に頑張っていきたいと思います。本日はどうもありがとうございました。
おわりに
多くのお客様に支えられて、今年も賞をいただくことができました。ネクストモードのプレスリリースでは、Oktaの渡邉社長からコメントをいただきました。これからも技術ノウハウを惜しみなく公開し、ITの民主化に貢献してまいりたいと思います。引き続き、ネクストモードをよろしくお願いします。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000078770.html