サンフランシスコ国際空港でヨガ:ZIPAIR編

日本酒をこよなく愛する里見です。2020年7月に会社を設立して以来、これまで1,000日以上の旅をしてきました。

今回の旅先は、サンフランシスコ、シリコンバレー、ポートランドです。若い頃は12時間フライトで最新の映画を楽しみ、機内ではアルコールを飲む余裕もありました。しかし最近は、長時間移動が身体に与えるダメージを考えてしまいます。エコノミークラスの座席に座った瞬間、腰やハムストリングスがこわばり、睡眠が浅くなる。歳には抗えず、軽いエコノミークラス症候群のような症状になり、頭痛や耳鳴りに悩まされることもあります。米国出張に快適さを求めるのは、とても難しいです。 

いろんな対策をしてますが、なんといってもフライト前の運動が効果的です。飛行機に乗る前にヨガができれば、、、と思っていたところ、そんな場所があるんです。サンフランシスコ空港には。

86437130-3bad-4ab4-ad79-587ffc964118他のYoga Roomよりも広く、柱があるため、他の人と隔離して自分だけの空間を確保しやすい構造になっています。

Yoga Roomへのアクセス


今回はZIPAIRで渡米しました。ユナイテッド航空の搭乗口近くにあるヨガルームは遠く、GATE「A」からGATE「E」(前回のブログ)まで移動するべきか迷いながら歩いていたところ、偶然にもGATE「C」に広いヨガルーム(https://www.flysfo.com/passengers/shop-dine-relax/yoga-room-1 )を見つけました。誰でも無料で利用できます。

86c299fb-c9bf-4482-b75a-a46c2e49825a空いているため、ひとりで集中して運動ができます。

086fdd66-94b4-4bf0-914d-9c3d78bdd675近くには無料の給水所があって、搭乗前に約40分間、しっかり身体を整えることができました。 この水、冷えていて美味しいです。

長時間のフライトは血流を滞らせます。特にふくらはぎは「第二の心臓」とも呼ばれ、ここが硬くなると、むくみや倦怠感、集中力の低下につながります。搭乗前にヨガや軽いトレーニングを行い、筋ポンプ作用(筋肉の収縮により血液を心臓へ戻す働き)を促しておくことで、機内での身体的負担は軽減されます。

また、空港はストレスの多い場所です。アナウンス、長い列、時差への不安などにより交感神経が優位になりやすくなります。呼吸を整えるヨガは副交感神経を適度に働かせ、過度な緊張を和らげます。旅をしながら働くということは、到着後すぐに意思決定を求められるということでもあります。日常が旅になると、頭の明瞭さが滞在先の価値となります。

姿勢面でも効果は明らかです。長時間座る前に股関節と背骨を十分に動かしておくことで、腰痛リスクは低減します。可動域を広げてから静的姿勢に入るほうが筋緊張が残りにくいようです。

dc33a384-d5e0-4ea0-b0ff-e52fba76463b壁の割れ目から光が差し込むデザイン、瞑想しやすい明るさになっています。

ヨガのメニュー


以下、空港のヨガルームで実施した具体的なメニューをご紹介いたします。

Gemini_Generated_Image_z1rojhz1rojhz1roイラストを参考に気持ちのいい範囲で身体の動きを感じてください。

まず「キャット&カウ」(四つ這いの姿勢で背骨を丸めたり反らしたりを繰り返すポーズ)で脊柱を一節ずつ意識して動かします。飛行機内で固まる前に背骨を解凍するような感覚です。

次に「ダウンドッグ」(逆V字の姿勢)で、ハムストリングスやふくらはぎ、肩周りを伸ばします。完璧な形を求めるよりも、深い呼吸を優先いたします。

「ローランジ」(四つん這いから片足を前に踏み出し、前膝を90度に曲げ、後ろ脚を伸ばして骨盤を立てるポーズ)では股関節を開き、長時間座ることで縮みがちな腸腰筋を伸ばします。左右30秒ずつ行うだけでも、到着後の歩行が軽くなります。

さらに、「座位でのツイスト」(あぐら座りで背筋を伸ばし、上半身を左右にねじるポーズ)を行い、背骨を回旋させます。内臓を刺激することで、機内食への備えにもなります。

トレーニングとしては、「ガーランドのポーズ」(足を肩幅より広く開き、深く腰を落としてしゃがみ、肘で膝の内側を押し、股関節を開くポーズ)、「カーフレイズ」(直立してかかとの上げ下げを行い、ふくらはぎの腓腹筋・ヒラメ筋(下腿三頭筋)を鍛える運動)を実施しました。

余裕があれば、「プランク」(膝とつま先だけを地面に付けて、頭頂からかかとまでを一直線に保つポーズ)を数セット、「腕立て伏せ」を複数回行います。大きな筋群を動かすことで代謝を高め、機内での血流低下を抑えます。

最後に、横になって両腕を広げ、4秒吸って6秒吐く深呼吸を5分間行います。吐く時間を長くすることで副交感神経が優位になり、騒がしい空港の中でも静かな状態を作ることができます。

56429305-ea8b-4cf3-a5b6-fa9eac0afe79ヨガマットは2枚ありました。ウェットティッシュもあるので、清潔に利用できます。

fbd5aa60-6f6f-4469-83ad-335cb8d90905もう1枚のヨガマットは1/3ほど破れてました。

ヨガの効果


サンフランシスコと東京では、意思決定の速度も、議論の前提も異なります。物理的に環境を変えることは、思考の前提条件を揺さぶることでもあります。身体を整える行為は、そのモード切替を円滑にする儀式の役割を果たします。

乾燥した機内では脱水が進みやすくなります。そこで、搭乗前に身体を動かし、水分を十分に取り、呼吸を整える。この準備だけで到着後のパフォーマンスは大きく変わります。

身体が整っていると、思考だけでなく、聴覚や味覚まで鋭敏になるように感じます。機内での読書で、普段はゆっくりと考えられない課題に取り組む意欲も湧いてきます。旅は単なる移動ではなく、次のモードへと羽ばたくための感性のトレーニングでもあると考えています。

a829d173-f05c-41a3-8fa8-0c2a65ef71ebコンセントも2か所あり、スマホの充電をしながらヨガができます。

最後に


れからも、旅を通じて感性を解き放ちながら「クラウドであたらしい働き方を」探求したいと思います。移動そのものを価値創造のプロセスに変えることが、これからの経営に求められる姿勢だと考えます。