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【Oktane23】Oktaグローバルパートナーサミット:ダイジェスト

はじめに


ワインをこよなく愛する ネクストモード株式会社里見です。

今年も昨年に引き続き、サンフランシスコで開催されているOktaのイベント、Oktane(2023/10/3~2022/10/5)に参加しています。

回は初日の10/3(火) 日目に開催された「Oktaグローバルパートナーサミット」について、パートナー向けに特化した内容を省いて、ダイジェストでお届けします。パートナー向けのセッションでは、Oktaneで披露される新サービス発表を前に、カタログ的に簡単な紹介がされでした。詳細は本番のセッションで紹介されるようです。これから発表されるネクストモードのブログもチェックしてみてください。

Oktane会場の様子


昨年のOktaneのメッセージである「Identity Belongs To You」とは異なり、「Go beyond with Identity」というフレーズが会場受付に大きく掲げられていました。Oktaを用いることで、その人らしい生活を取り戻した我々は、それぞれのIdentityと共に次の世界に行こう!、というメッセージであるように感じられました。

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Oktaの市場規模ポテンシャル


Oktaの創業者であるトッド:Todd McKinnonによれば、Okta WIC(旧Okta)とOkta CIC(旧Auth0)を合わせた市場規模は$80B(日本円:約12兆円(150円/ドル換算))となる。Oktaはいま$2.2Bなので、まだまだ伸びしろがある。内訳としては、WICが$50B、CICが$30Bとなっている。この大きな市場をパートナーと共に拡大していきたい。

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Oktaのパートナーは2100社にまで拡大し、OIN(Okta Integration Network)と呼ばれるOktaと事前連携済みのSaaSやセキュリティ製品は7000以上になった。パートナーとのビジネスによって、Oktaの企業への導入が拡大してきた。

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APJ(Asia-Pacific and Japan)責任者のAjay Advaniによれば、最近は、世界の中で日本が最もOktaの導入が伸びている。Oktaneにも、日本から昨年より多くのメンバーが参加している。

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Oktaの必要性と機能


データ侵害の脅威拡大と顧客体験の重要性から、2023 年の世界の IT 支出は 4.3% 増加するとガートナーは予測している(Gartner :2023 年 7 月 19 日プレスリリース)。

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Oktaの機能として、以下カテゴリー毎にダイジェストで紹介。

■okta AI
・Tenant Security Manager
Attack Protection capabilities with security recommendations through security snapshot alerts and dashboard notifications.
・Guide
Designed to be your knowledgeable assistant. Intuitively map out the best possible steps your developers can take.
・Actions Navigator
Intuitive personalizations for your team and customers. Find the right marketplace integrations easily.

■okta Identity Engine
・Passwordless through FastPass and WebAuthN
・Phishing resistance and Device Assurance
・Alignment to NIST guidelines

■okta Identity Threat Protection
・Continuous authentication
・Automated threat remediation
・Streamlined view of user risk across security domains

■okta Cloud Entitlement Management
・Discover and manage entitlements
・Detect document entitlements
・Recommendations for misconfigured entitlements

■okta Privileged Access Management
・Expand passwordless access
・Zero standing privileges
・Self-service access and automation

■okta For Global 2000
・Powerful organizational flexibility
・Automate identity management
・Enhance security

最後に


これからは、社員が会社の働き方に合わせる時代ではなく、会社が社員の働き方のダイバーシティに寄り添い(Identity Belongs To You)、個性を活かしていく(Go beyond with Identity)時代であることを、Oktaneを通じであらためて感じました。会社はこれまで以上に、社員ひとりひとりのアイデンティティに寄り添った働き方を実現できるように、働く環境を整えつつあります。総務省のデータによれば日本のIT投資額は米国と比べて著しく低いと言われていますが、コロナを境に、少なくともSaaS製品への投資は増加しています。パスワードに象徴される会社の仕組みに縛られた働き方ではなく、「ありのままの自分」で安心して働くことができる、そんなやりがいのある会社をOktaで創っていきたいです。

ネクストモードはこれからも、「クラウドであたらしい働き方を」追求し、日本の会社を少しでも働きやすくしていきたいと思います。

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