...
ヒマラヤ 冬のアンナプルナ(ティルチョレイク)の持ち物
日本酒をこよなく愛する里見です。この5年間で、トータルおよそ1,000日ほどを旅に費やすうちに、持ち物もだんだんと洗練され、軽く、無駄なく、そして快適になってきました。それでも、荷物は毎回悩みます。特に今回は、最も寒い時期のアンナプルナとあって、慎重にパッキングをしました。
2024年と2025年にはアンナプルナ・ベースキャンプ(ABC)を、そして2025年春にはアンナプルナ・サーキット(ACT)を、2026年の年初にはティルチョレイクを歩いた体験を踏まえ、「1月にもう一度行くならコレ!」という観点で紹介します。

明け方のヒマラヤの景色。
山道具 ⇒ 軽く暖かく
今回は自力でどこまで行けるか、ポーターを付けないで登ったため、できるだけ荷物を減らしました。しかし、寒がりなので、なにを削るか、直前まで悩みました。結果として、冬は雨期の夏に比べて晴れが多く、高所での温度は、そこまで下がらない印象でした(体感として、最低気温はマイナス10度なかったと思います)。トロンパスまで行くと、さらに下がると思います。
今回、最も寒い時期のトレッキングということもあり、とにかく人が少なかったです。高度4000mぐらいから、キーーーンと耳鳴りが続きました。登山漫画などで、山の景色とともにキーーーンと書いてあるのはウソではなく、本当にそう感じるものです。山ですれ違う人が少ないということは、遭難したときに見つけてもらえないことを意味します。そのため、装備には万全を期したいです。
寝袋の持参で快適でしたが、とにかく重たかったです。 自力で登れる高さはここが限界かもしれないと、途中で弱気になりました。人生で一番辛いトレッキングでになりそうで、ポーターなしで行くのはもう止めようと誓いました(でもまたチャレンジしそうです、、、)
| 項目 | 正式な製品名 | メーカー | 製品概要 | ヒマラヤ・トレッキングで必要な理由 | URL |
|---|---|---|---|---|---|
| 45 L リュック | ズール45 |
GREGORY |
どうしても荷物が多くなり、これぐらい必要でした。ただ、自分の体力的に、次回は可能であれば、30Lに抑えたいです。 |
厳しい荷重でもフィット感が高く、装備を整えて一日歩くヒマラヤでも背負い疲れを軽減できます。 |
https://www.gregory.jp/gregory/float/zulu-45-md/lg/gr-145292-0662.html |
| 寝袋 | ドライ シームレス ダウンハガー900 #1 | mont-bell |
快適温度-3℃、使用可能温度-9℃の寝袋を持参。標高4,200mで毛布1枚だけの山小屋もあったため、重宝しました。軽くするために、#3ぐらいでもいいと思いますが、安全なのは#1です。 |
山小屋到着が遅れ雑魚寝になる可能性を想定して購入しました。保温・防寒・緊急時に重宝します。撤退しましたが、本当はトロンパスを目指していたので、#1で良かったと思っています。 |
https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1121470 |
| ナイフ | Classic SD | Victorinox |
軽量(約23 g)、シンプルな 7 機能付きスイス製キーリングナイフ Victorinox。 |
軽くて信頼性高く、小さなメンテナンス作業や緊急時に便利。 | |
|
爪切り |
ネイルクリッパー | Victorinox |
軽量(12 g)、シンプルな爪切り。 |
なぜか爪のトラブルとなることが多く、持っていくと重宝します。 | |
| タオル | ナノハンカチ | finetrack | 18gと超軽量。どこにでも携帯しやすいサイズです。 | 手拭き、シャワー後、緊急包帯などに使えます。 | |
| ソーイングセット | 無メーカー | 糸、針、安全ピン、等の最低限のセット。 | 洋服がほつれたり、破れたり、いろんなことが起こります。あると便利です。SIMカードの出し入れにも針が役立ちます。 |
|
|
| 折り畳みストック | Rapid Carbon ポール | GRIPWELL | カーボン製で軽量、安価ながら強度もあるトレッキングポール。 | 疲れによる膝への負担軽減やバランス維持に最低1本あると安心です。 | |
| ザックカバー | レインカバー | 防水/防塵用ザックシート。折り畳み式で軽量。 | 突然の雨や雪でも中身が濡れず、ヒマラヤの悪天時に荷物をドライに保ちます。 | ||
| ヘッドライト | Petzl ACTIK CORE | Petzl | 充電式 450〜600 ルーメン、広角+ミックス光ビーム対応。CORE バッテリーまたは AAA 電池併用可能。 | 早朝行動(アタック)や夜間移動に必須。 | https://www.amazon.com/dp/B07W7CTBGT |
| チェーンスパイク | スノースパイク シングルフィット |
mont-bell |
念のために新品を調達。
|
ティルチョレイクでは、チェーンスパイクが必須だと思います。なくても歩けますが、時間がかかります。 |
https://webshop.montbell.jp/goods/disp_fo.php?product_id=1129611&force=1 |
石で創られたチベット仏教の施設
防寒着 ⇒ 軽くて消臭力の強いウールを中心に
| 項目 | 正式な製品名 | メーカー | 製品概要 | ヒマラヤ・トレッキングで必要な理由 | URL |
|---|---|---|---|---|---|
| 帽子(防寒) | 耳当て付き | THE NORTH FACE | 耳を覆う帽子。 | 5000m近くは風が強く、暖かい帽子での防寒は必須です。 | - |
| サングラス | 折り畳み偏光グラス | 不明(Amazon安価品) |
軽量・折り畳み可能な偏光サングラス。 |
紫外線は平地の2倍以上であるため、雪目予防に必須。 | |
| バラクラバ | スーパーメリノウール バラクラバ | mont-bell | ウール製、吸湿発熱、口鼻を覆えるもの。 | 風が強い稜線・氷点下対策に必須。 |
https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1118170 |
| 雨具 上 | シェルジャケット NP61800 | THE NORTH FACE | しっかりとした防風性能のある雨具。 | 雪+防風シェル兼用。この時期、雪はめったに降らないのですが、風が強いので防風性能の高いものを持って行って良かったです。 | https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1128741 |
| ダウンジャケット | プラズマ1000 ダウンジャケット Men's | mont-bell | 1000フィルパワーの極薄ダウンジャケット。生地も超軽量なので、軽くて重宝します。 | 軽くて暖かいダウンは、街でも重宝します。 |
https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1101493 |
| ダウンジャケット | アルパインダウン パーカ Men's | mont-bell |
800フィルパワーの極厚のダウンジャケット。 |
ティルチョレイクBCで過ごすときに着ていました。 |
https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1101708 |
| ダウンパンツ | THE NORTH FACE |
軽いダウンパンツ。 |
ティルチョレイクBCで過ごすときに着ていました。 | ||
| 上着(中間着) | Octaアンダー×2、ロングスリーブベースレイヤー | NANO universe | 薄手で保温性のあるベースレイヤー。2枚重ねて着ることはなかったですが、軽いので、念のためにあると安心です。 | 重ね着で温度調整、休憩中の冷えを防ぐ、セーターの代わりになります。下着を洗濯したときには、乾くまでOktaを直接着ていました。 | |
| 上着(中間着) | フリース | THE NORTH FACE |
バーサロフトジャケット。厚手のフリースをずっと着ていました。 |
重ね着で温度調整。山小屋の中もかなり寒いので、快適に過ごすために持参しました。 | |
| 手袋(インナー) | 200 オアシス グローブライナー | Icebreaker | メリノウールが指先まで保温します。 | インナーで保温力を増強、重ね着で快適、薄いので穴が開きやすいのですが、20か所ぐらいの穴を何度も補修して使っています。濡れると凍傷の可能性があるので、念のためにフクスケの手袋も予備で持っていきました。 | https://www.goldwin.co.jp/ap/item/i/m/IN62201 |
| 手袋(アウター) | テムレス | テムレスの登山用の手袋。 | できれば新品を持っていきたいです。長く使っていると穴が空いていたりするので。 | ||
| 暖かいスパッツ | ライトスパッツ | 山と道 | 軽量・伸縮性に優れたスパッツ。 | 少し高いですが、軽くて暖かいです。足元の冷えを防ぎ、行動中の快適性が格段に向上します。 | https://www.yamatomichi.com/products/light-alpha-tights |
| レッグウォーマー | 陽の国 レッグウォーマー | もちはだ | 極厚起毛素材で高保温。 | 夜間やテント泊で脚を温めるのに最適。 | https://washio-japan.com/products/mhs-006 |
| ビニール手袋 | VBL用ビニール手袋 | 不明(市販品) | 100均などの使い捨て手袋。 | グローブ下に装着し汗を抑え、防寒効果を維持。今回は使いませんでしたが、軽いので、予備として持っていると安心です。 | - |
| ベースウェア | ドライレイヤー®ベーシック | ファイントラック | 靴下、パンツ、下着。 | 汗冷えを防ぐため、自分にとっては必須です。 |
https://www.finetrack.com/products/l1-drylayer/drylayer-basic/ |
| カイロ | 市販品 | 貼る使い捨てカイロを数枚。靴に入れるカイロも数枚。 | ティルチョレイクが寒いので、3セットぐらい持っていくと安心です。 |
|
|
|
トイレットペーパー |
市販品 | ZIPLOCに入れて持っていきます。 | 山小屋で買うと高いので、ひとつ持っていきました。鼻水もよく出るので、重宝します。 |
|
|
| ボディーシート | 市販品 | 使いきりの小さなサイズ。 | 山小屋では、シャワーが浴びられません(寒くて浴びる気にもなりません)。数枚でいいので、ボディーシートがあると、快適に過ごせます。意外と重たいので、ミニタオルでの代替えも可能かと。 |
|
マナンには古い街並みが残っていて、チベット仏教が息づいています。
食料、常備薬、洗面道具、家電、等
食料、常備薬、洗面道具、家電、等については、前に書いたブログとあまり変わらないので省略します。なお、水筒については高地で凍るため、大きな魔法瓶(mont-bellの高地用)が重宝しました。
山小屋のご飯は、高度があがるとどんどん不味くなりました。山小屋のご飯が美味しく感じられないのは、高山病のせいもあると思いました。
ティルチョレイクの仏像は雪とチベット仏教のタルチョ(祈祷旗)に埋まってました。
アンナプルナのトレッキングでは、長い間、シャワーが浴びられません。浴びられたとしても、外気の低いシャワー室でぬるい水を浴びることになります。そこで、Tシャツ、パンツ、靴下は途中のマナンで捨てる前提で、カトマンズから着ていきました。ズボンはずっと同じトレッキングパンツを履いていました。
4200mのティルチョレイクBCの山小屋。
持って行っても使わなかったものです。主に防寒着が多いですが、天候によっては寒さ対策は必要なので、晴れていて気温が高かったのかもしれません。なお、ピッケルや本格的なアイゼンはまったく不要でした。
今回は真冬の雪靴で来ましたが、そんな重装備な人は誰もいなくて、「エベレストの山頂にでも行くのか」と地元のポーターたちに笑われました。
| 項目 | 正式な製品名 | メーカー | 製品概要 | ヒマラヤ・トレッキングで不要な理由 | URL |
|---|---|---|---|---|---|
| 冬靴 | NEPAL EVO GTX® | la sportiva | 日本では雪山にこの靴を履いています。 | 夏用の登山靴で十分だと思いました。5000m付近で雪がありましたが、雪靴はあまりに重たいです。歩きやすい道が多いので、マウンテンクルーザー600 Men'sで十分です。山頂は寒いため靴用のホッカイロがあれば耐えられると思います。防水スプレーはしっかりとかけておきましょう。 | |
| 手袋(外側) | ソロイストフィンガー BD73012 |
BlackDiamond |
BlackDiamondの極厚の手袋。 |
冬のトロンパスを越えるために持っていきましたが、今回はティルチョレイクで撤退したので不要でした。テムレスの登山用の手袋で十分です。 | |
| ネオプレーンソックス | ウェットスーツ素材ソックス | 不明(安価品) | 防水・保温性のあるネオプレーン。 | VBL(ベイパーバリア)効果で足を冷えから守る、予定だったのですが、蒸れて余計に冷たくなりました。 | https://www.amazon.co.jp/dp/B07H896ZNB?ref_=ppx_hzsearch_conn_dt_b_fed_asin_title_1&th=1 |
| オーバーパンツ | #1102537 | mont-bell | 防風性のあるアルパインパンツ。 | 冬のトロンパスを越えるために持っていきましたが、今回はティルチョレイクで撤退したので不要でした。重たいので、次回は持っていきません。 |
https://webshop.montbell.jp/goods/disp_fo.php?product_id=1102537 |
| ゴーグル | mont-bell | 吹雪いた時の為に持っていきましたが、全く不要でした。そんなに重たくないので、念のために持っていくのはアリだと思います。 | |||
| ウールの帽子 | ワークマン | ウール素材の耳まである帽子。 | 追加でウールの帽子を持っていきましたが、そこまでは不要でした。 | ||
| シュトーレン | 不明 | 八ヶ岳の黒百合ヒュッテで買ったシュトーレンを1本まるごと持っていきました。 | ご褒美に持って行ったのですが、重たいのと、味覚の感度が鈍るので、味わうことができませんでした。スニッカーズとか、わかりやすい味のものがいいと思いました。 |
ネパールの車のフロントガラス